「令和7年度秋の農作業安全運動」実施中!
令和7年9月1日~10月31日まで、令和7年度秋の農作業安全運動を実施しています。
農繁期中の事故に備え、安全な作業を心がけましょう。
トラクター
〇道路の路肩や、ほ場の出入口、傾斜地での走行に十分注意し、転倒、転落時の安全のため作業中は必ずシートベルトとヘルメットを着用しましょう。
また、次の作業に入る前は必ずブレーキの連結状態を確認しましょう。
(事故は傾斜地で起こっています。また重心が高く、前輪は一点支持のため、傾斜地では車体バランスを保つのが難しくなります!)
〇トラックなどに積載する時は、歩み板の固定を確実に行いましょう。
(アングルフックの固定が不十分な事例があります。また、農機ごとに前方・後方の積込が異なります。
取扱説明書を確 認しましょう。)
〇令和元年度から作業機を装着したままで公道を走行することが条件付きで可能となりました。
トラクター等で道路を走行する時には、保安部品、点滅器、反射板や低速車マークを取り付け、
追従車等が気づきやすいように工夫しましょう。
(後続車両に気付かれず、追突事故を起こすケースが発生しています。)
コンバイン
〇機体幅とクローラ幅が大きく異なります。路肩への寄り過ぎ、バック時の転落・転倒がないよう、機体感覚を意識して操作しましょう。
〇つまり解消作業時は不用意に回転部に手を入れないようにしましょう。
(カッター部での裂傷・切断が発生しています。また、アンローダ(オーガ)の操作は補助者等をヒットしないよう、合図を徹底しましょう。)
〇直角に畔の乗り越えを行い、10センチ以上の段差では歩み板を使いましょう。
また水田法面は朝露が付いた雑草で滑ります。手こぎ作業者の足場として適切か検討しましょう。
その他
〇草刈り作業では、万が一に備えてシールド・ゴーグル、すねあてを装着し、また周辺状況を確認して作業を行うとともに、刈払部の抑えが効かないなどの無理な姿勢となっていないか注意しましょう。
また、飛散防護カバーは必ず指定された位置に装着してください。
(草が詰まるからとカバーの位置をずらしたり、外してはいけません。)
〇作業を始める前には、農業機械の始業点検や取扱説明書の確認を行い、安全な運転操作に努めましょう。
<農業機械の火災に注意>
今年の春もコンバインの火災が発生しています。
火災に備えて、以下の点に注意しましょう。
〇使用前、使用中、使用後には必ず駆動系や油圧系、燃料系の異常の有無の確認及び、堆積したごみの掃除など、点検・整備を行う。
〇農業機械を長時間連続稼働する場合は、適宜休止時間を設け排熱する。
〇長期間使用した農業機械等は、電気配線、燃料系配管、油圧ホース及び接続部のパッキンなどは経年劣化等により亀裂、被覆剥がれ等が発生し危険なため点検し、必要であれば交換する。
令和5年度~現在(R7.8.31)までの農作業事故について
市町や農業協同組合等の関係機関を通じて、農作業中の事故の情報を取得しています。
令和5年度は14件、令和6年度は18件、令和7年度は8月末時点で9件の事故が発生しています。
これらの事故の多くは、「機械の操作ミス」「エンジン不停止」です。
今一度、作業前には十分安全対策について確認の上、安全第一で作業を行いましょう。