
令和7年8月8日 博物館・美術館 学芸課 担当者 野中 内線 3717 直通 0952-24-3947 E-mail hakubi@pref.saga.lg.jp |
OKADA-ROOM Vol.35の展示がスタートしました 岡田三郎助・美の探究心-「下絵」と「技法」-
佐賀県立美術館は開館以来、明治から昭和初期にかけて活躍した佐賀県出身の日本近代洋画の巨匠岡田三郎助(1869~1939)の画業と人物を紹介しています。
当館の岡田三郎助コレクションは、油彩画の名作をはじめ、日本画、素描(デッサン)、版画、さらに彫刻や工芸品等多岐にわたり、彼の幅広い表現力と技法を網羅するものです。
今回はその中から、岡田が描いた「下絵」(エスキース)と、彼の絵画作品の「技法」について注目し、紹介します。女性像や風景画等、数々の名作を生み出してきた岡田は、その準備段階として多くの下絵を描いています。これらは完成作に比べ注目される機会が少ないですが、いずれも岡田の繊細な感性を感じさせる、優れた出来のものばかりです。
また岡田は、美に関するあらゆる事柄にこだわりを見せたことは有名です。それは表現技法、技術の探究にも表れていて、彼は油絵具だけでなくペン、パステル、また岩絵具による日本画も描き、さらには版画(主に銅版画)も手掛けています。その多彩な作品群に、彼のあくなき美の探求心を見る思いがします。
今回は、いつもとは少し違った角度から、「画人」岡田三郎助の美の世界をご紹介します。ぜひご覧ください。
1 会期 令和7年8月7日(木曜日)~12月14日(日曜日)
2 開館時 9時30分~18時
3 休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)
4 会場 佐賀県立美術館 OKADA-ROOM(佐賀市城内1丁目15-23)
5 観覧料 無料
6 その他 会期中、一部作品の展示替えを行います
添付資料