
令和7年7月4日 長寿社会課 共生社会推進担当 担当者 江島 内線 1757 直通 0952-25-7612 E-mail tiikihoukatsu@pref.saga.lg.jp |
大学生が企画する高齢者福祉と農業のコラボがスタートします
佐賀県では、高齢者の生きがいや社会参加の機会を創出し、健康維持や地域とのつながりを促進する取組を進めています。
今回は、新たに「高齢者福祉×農業」に焦点を当てた「農とつながるコウフクキャンパス」※を展開します。
参加するのは、佐賀大学農学部と西九州大学健康福祉学部の学生たち。異なる専門分野の大学生がタッグを組み、主体的に企画・実践しながら、高齢者が地域で役割を持ち、いきいきと過ごせる仕組みづくりを目指します。
県は、こうした大学生の主体的な取組を後押しし、福祉事業所・大学・農家など関係者との調整やマッチングを通じて活動を支えます。
その第一歩として、下記のとおりキックオフミーティングを開催します。学生メンバーと関係者が一堂に会し、活動の方向性を共有・議論する大切な場です。ぜひご注目ください。
記
1.【キックオフミーティング概要】
日時:令和7年7月10日(木曜日) 18時30分〜19時30分
場所:佐賀県庁 新館地下1階 SAGA TRACK(佐賀市城内一丁目1番59号)
参加者:
・佐賀大学 農学部 生物資源科学科 国際・地域マネジメントコース 4年 山口 咲栄 (やまぐち さきえ) 氏
・西九州大学 健康福祉学部 社会福祉学科 3年 土手口 歩美(どてぐち あゆみ) 氏
田中 佑奈(たなか ゆな) 氏
脇山 結(わきやま ゆう) 氏
・西九州大学 健康福祉学部 社会福祉学科 研究生(岡部研究室) 張 桂栄(ちょう けいえい) 氏
・NPO法人たすけあい三日月 代表 古瀬 斗真(こせ とうま) 氏
・協力農家(玉ねぎ等) 吉田 智美(よしだ ともみ) 氏
・佐賀市大和地域包括支援センター 管理者・認知症地域支援推進員 原口 健吾(はらぐち けんご) 氏
内容:
1)開会・概要説明
2)学生メンバー紹介
3)協力施設の現況と課題の共有
4)上記内容を踏まえたディスカッション
5)オブザーバー(大学教員)からのコメント
6)写真撮影
2.【今後の活動予定】
7月~8月学生による企画会議
8月〜12月農作業、収穫イベント、地域交流イベントの実施
1月〜2月活動報告書の作成
3月成果発表会の開催
3.【注目ポイント】
・高齢者の生きがいづくり、社会参加を通じた健康維持に加え、地域交流の場づくり、農家の担い手確保といった副次的効果にも期待
・大学生が、収穫イベントや地域交流イベント等を主体的に企画・運営する実践型地域福祉活動
4.【事業を始めるにあたっての思い】
大学生たちの挑戦は、今ここから始まります。
“実践の現場”で、大学生たちが地域と関わり、新たな仕組みづくりに取り組む姿をぜひご取材ください。
地域の未来を担うのは、若者たちの手です。その「はじまりの一歩」を共に見届けてください。
※【農とつながる“コウフク”キャンパスとは】
「コウフク」には、「高齢者福祉のコウフク」と「幸福(こうふく)」の2つの意味を込めています。農業を通じて高齢者の生きがいや地域とのつながりを広げていく、大学生主体の新しい取組です。
【(参考)これまでの取組】
■R6.11.7~30 SAGAN高齢者すまいるエールプロジェクト
福祉施設の利用者が、サガン鳥栖のサポーターとなってクラブを支え、地域とのつながりを深めながら生きがいやワクワク感を育む取組。福祉系高校の生徒も参加し、応援グッズ制作や観戦を通じて高齢者との交流を行いました。
■R7.2.25 認知症と共に生きる未来をデザインする特別ワークショップ
福祉系高校の生徒が、「認知症当事者・家族・行政」という3つの視点から認知症を学び、異なる立場の考えや思いに触れながら、共生社会について考えるワークショップを開催しました。