佐賀県高性能食肉センター整備の関連工事において経費の一部未払いなどがありました

佐賀県高性能食肉センター整備の関連工事において経費の一部未払いなどがありました

　佐賀県高性能食肉センター（多久市）の整備工事のうち、令和3年6月～令和4年5月にかけて施工した事故畜棟用地造成工事（以下「本工事」という。）において以下の事案を確認しました。

　既に必要な対応に着手するとともに、今後同様の事案が発生しないよう再発防止の徹底に努めます。

1　事案の概要

（1）本工事の受注者に対して、プレハブ事務所のレンタル事業者に支払う使用料を含めて工事費を支出したが、工事期間後の約1年4か月分の使用料も

　　本工事契約に含めていた。

（2）（1）で使用料を支払った期間以後もプレハブを継続使用していたが、県とレンタル事業者との間で賃貸借契約を締結していなかった。これに伴

　　い、プレハブの使用料916,256円（令和5年10月～令和7年3月分）が未払いとなっている。

（3）レンタルしたプレハブの設置において、建築基準法に基づく建築確認手続きを行っていなかった。

（4）本工事のうち擁壁工事において、建築確認を受ける前に工事に着手していた。

2　当面の対応等

　レンタル事業者との間では調整を行っており、使用料の未払い（遅延利息を含めた金額922,456円）については、6月定例県議会で損害賠償に係る議案を提出します。

　設置しているプレハブは建築確認を受けていないため、撤去作業に着手しています。

3　再発防止策

　工事発注や施工における法令遵守、工事契約に係る事務手続きの適正な執行を徹底し、再発防止を図ってまいります。