ほ場整備が実施された水田(主に米・麦・大豆を作付)において、基盤整備促進事業「さが園芸888推進型」を活用した、担い手農家のニーズに応じた園芸団地整備(キュウリ)が行われ、営農が開始されています。
〇地区概要
・地区名:西梅野地区
・所在地:佐賀県武雄市
・地区面積:1.1ha
・主な作物:キュウリ
〇基盤整備(基盤整備促進事業「さが園芸888推進型」)
【整備内容】 【事業工期】
・農業用用排水施設(制水門) N=1箇所 ・R4~R6年度
・区画整理 A=1.1ha
・農作業道 L=16m
・排水路 L=679m
○施設整備(産地生産基盤パワーアップ事業)
【整備内容】 【事業工期】
・ハウス N=2戸 ・R5年度
本地区は、米・麦・大豆などの土地利用型農業が営まれていた水田を、中間管理事業を活用して施設園芸の担い手農家へ集積を行うもので、整備されたハウスには、トレーニングファーム(TF)卒業生が入植され、キュウリ栽培による営農が開始されています。
整備されたハウス2戸のうち1戸では、養液栽培を導入されるなど、反収日本一を目指す産地形成の中心的役割を担っており、地元の農業者と新規就農者が協力し合い、地域農業の未来を切り開く重要な拠点となっています。
本団地を整備した武雄市にはキュウリのTFがあり、新規就農者に対して高度な栽培技術を提供する場として機能しています。特に、最新の環境制御技術を活用したキュウリ栽培のノウハウを学ぶことができ、卒業生は高い反収を達成することが期待されています。
武雄市では、TFを通じてキュウリの産地化を進め、雇用創出や農業関連産業の発展など、地元経済の活性化を図っています。

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整備前 | 整備後
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キュウリの営農状況(土耕栽培) | キュウリの営農状況(養液栽培) |