
令和6年8月1日
文化課 施設・歴史資産担当
坂口、安永
内線 1922、1921
直通:
0952-25-7236
E-mail:culture_art@pref.saga.lg.jp |
JAXAGA SCHOOL高校生の部 キューブサット(SaganSat0号機)打ち上げ・放出に伴うパブリックビューイングを実施します
佐賀県は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携したプロジェクト「JAXAGA」(ジャクサガ)の一環として、令和3年度から宇宙に関する授業や体験活動を行う「JAXAGA SCHOOL(ジャクサガ スクール)」を開校しています。
高校生の部では、県内の高校生が九州工業大学の支援を得ながら超小型人工衛星「キューブサット」の開発を開校当初から3年にわたり実施してきました。
この度、完成したキューブサット(※「SaganSat(サガンサット)0号機」と命名)の打ち上げ・宇宙空間への放出が行われますので、下記のとおりパブリックビューイングを実施いたします。
記
1 打ち上げのパブリックビューイング
SaganSat0号機を載せたロケット(米国SpaceX社のFalcon 9)でアメリカ
から打ち上げられる様子を、NASAのYouTubeチャンネルにて視聴します。
(1)期 日 令和6年8月4日(日曜日)0時~1時
※打ち上げは0時28分を予定
打ち上げ日時は変更になる可能性がありますので、変更になった場合は以下
よりお知らせいたします。
・宇宙科学館HP(https://www.yumeginga.jp/)
・文化課Xアカウント(佐賀県文化課@sagabunka)
・宇宙科学館Xアカウント
(佐賀県立宇宙科学館≪ゆめぎんが≫@saga_space)
(2)会 場 佐賀県立宇宙科学館 1階ガイダンス室
(佐賀県武雄市永島16351)
(3)出席者 参加校の高校生(保護者同伴が必要)、プロジェクト関係者等
(4)内 容 ・SaganSat0号機 概要説明
・打ち上げ便(Falcon 9/NG-21)概要説明
・パブリックビューイング(NASA
TVチャンネルの視聴)
2 放出のパブリックビューイング
ISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟「きぼう」から宇宙空間へSaganSat
0号機が放出される様子を、JAXAのYouTubeチャンネルにて視聴します。
(1)期 日 令和6年8月末~9月上旬(予定、時間未定)
※放出予定日時はの公表は放出の約2週間前となるため、判明次第、以下より
パブリックビューイングの日時をお知らせいたします。
(※放出予定日時は、公表後も変更となる場合があります。)
・宇宙科学館HP(https://www.yumeginga.jp/)
・文化課Xアカウント(佐賀県文化課@sagabunka)
・宇宙科学館Xアカウント
(佐賀県立宇宙科学館≪ゆめぎんが≫@saga_space)
(2)会 場 佐賀県立宇宙科学館 1階ガイダンス室
(佐賀県武雄市永島16351)
(3)出席者 参加校の高校生(28名前後)、プロジェクト関係者・協力者等
(4)内 容 ・JAXAGASCHOOL校長 山口知事のビデオメッセージ
・SaganSat0号機概要説明
・高校生による各ミッションの説明
・パブリックビューイング(JAXA YouTubeチャンネルの視聴)
・記念撮影
※各校の代表生徒1名はJAXA筑波宇宙センターへ行き、ISS管制室が見える
部屋で、管制官からの呼びかけに対し、放出のGOサインをコールします。
(JAXA YouTubeチャンネルにて中継)
※放出時刻が深夜~早朝(22時~6時)となった場合は、科学館スタッフ及び県
関係者によるNASA TVチャンネルの視聴のみとし、参加校の高校生は自由参加(保護者の同伴が必要)となります。
【参考1】JAXAGA SCHOOL高校生の部の概要
JAXAGA SCHOOLは、佐賀県とJAXA(宇宙航空研究開発機構)が連携し、宇宙を切り口とした教育プログラムを通じて、次世代を担う子どもたちに「佐賀から宇宙を、宇宙から佐賀を考える機会をつくり、チャレンジする心、科学への興味、郷土への誇りと愛着の醸成」を育むことを目的とし、2021年に開校しました。中でも高校生の部では、自身の知識や経験だけでは到達できない領域を専門家や九州工業大学の支援を得ながらチャレンジする活動として超小型人工衛星(キューブサット)の開発を実施しています。
打ち上げ後は、佐賀県立宇宙科学館内に新設された地上局(キューブサットラボ)を活用し、高校生による運用・データ解析・成果発表を目指しています。
○活動のこれまでの歩み
■令和3年度
人工衛星開発の目的となる「ミッション」を地元高校生が提案するミッションコンテストを開催。8校11チームの応募の中から3つのミッションが採用され、5校が開発参加校として決定。衛星名をSaganSat0号機(サガンサット)と命名。
・ミッション1「サイコロ宇宙航記」
(佐賀県立唐津東高等学校 学校法人江楠学園北陵高等学校)
・ミッション2「赤外線を使った地球の気候の調査」
(佐賀県立有田工業高等学校 佐賀県立武雄高等学校)
・ミッション3「宇宙の音の集音」
(早稲田大学系属早稲田佐賀高等学校)
ミッション策定後、各校でミッションボードの開発及び、試験機であるEM(エンジニアリングモデル)開発に着手。
■令和4年度
EM完成後、各種衛星試験を実施。開発を担当した高校生も九州工業大学にてEM試験に参加。試験結果を基に、宇宙空間に放出される衛星の実機であるFM(フライトモデル)を製作。
■令和5年度
SaganSat0号機開発に携わった受講生も一部が卒業。本プロジェクトも上級生から下級生に引き継がれ、新体制で始動。2024年度からの打ち上げ・衛星運用に向けて必要な知識を習得するため様々な講座を受講した。プロジェクトは開発から運用へとシフトしていき現在に至る。
【参考2】キューブサット「SaganSat(サガンサット)0号機」の概要
参加校 |
1.佐賀県立有田工業高等学校
2.佐賀県立唐津東高等学校
3.佐賀県立武雄高等学校
4.学校法人江楠学園北陵高等学校
5.早稲田大学系属早稲田佐賀高等学校 |
打上げ |
年月 |
2024年8月上旬頃打ち上げ、ISS(国際宇宙ステーション)で保管後に宇宙空間へ放出します |
ロケット |
SpaceX社 Falcon 9でISS(国際宇宙ステーション)に輸送 |
衛星
仕様 |
質量 |
1.16Kg |
大きさ |
100mm×100mm×113.5mm |
軌道 |
軌道形 |
円軌道 |
高度 |
最大420 km |
傾斜角 |
51.6° |
周期 |
92.6分 |
ミッション概要 |
1「サイコロ宇宙航記」
キューブサットの左右のパネルにそれぞれ1台ずつ、360°撮影することが可能なカメラを設置します。この2台のカメラで撮影した2枚の写真を合成することで、720°の映像にします。この全天周映像を通して、人工衛星から見える景色を体感することができます。
2「赤外線を使った地球気候の調査」
赤外線カメラを使って宇宙から地球上の雲の量や分布を測定します。SDGs13「気候変動とその影響に対処するために緊急に行動を起こす」を意識し、土地が低く洪水や水害が起こりやすい地域の空を監視して独自の予測を行い、早急に対策を講じることを使命として活用します。
3「宇宙の音の集音」
このミッションでは、宇宙空間でγ線を測定します。測定したデータを音に変換し、地上での測定データと比較することで、地上と宇宙での放射線の状態の違いを、子どもでも分かりやすく表現します。
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添付資料