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黄金の茶室の活用について

最終更新日:
 

ご意見

 肥前名護屋城に黄金の茶室があつらえられて、観光客が大幅に増えるかと期待されましたが、残念ながらあまり成果にはつながっていないようです。

 まず展示の仕方が非常につたないと思えます。県立名護屋城博物館の狭く真っ暗な一室に置かれ、眩いばかりで何の工夫もないライティングで、主も客もない殺風景でわびしすぎる展示です。もう少し、自然の光を利用した展示が良いと思います。

 もう一点は、黄金の茶室が展示のみで使えないことは残念なことです。有料で開放したとしても、歴史的に由緒ある肥前名護屋城の黄金の茶室で接待を望むお客様も少なくないと考えます。

 令和4年、令和5年と「名護屋城大茶会」が開かれましたが、黄金の茶室をメインに押し出し、城址の満開の桜に囲まれたしかるべき野外に置き、周りにも有料の見物席なども設けるのがいいと思います。さらに会場周辺には、有名な窯や陶工らの茶碗や茶道具、銘茶や銘菓、地方の名物弁当なども並べて「お茶をメインテーマとしたイベント」にされればどうかと、提案します。


 

担当課の回答(令和5年12月11日)

  ≪黄金の茶室≫は2022年3月の設置後ご好評を賜り、茶室の見学を目的の一つとした団体のご来場も多く、コロナ後の来館者数の回復に貢献し周辺地域の周遊人口増にもつながっているようです。

 当館では、昨年度は94,499人、今年度は10月末までに56,674人のお客様をお迎えしており、 ≪黄金の茶室≫にご案内するとみなさま驚きの声をあげられています。当館では、≪黄金の茶室≫を名護屋城の歴史の一部ととらえて常設展示のなかで紹介しています。当時、大坂城に次ぐ日本第二の巨大な城であった名護屋城において、有力大名や外国の使節を迎え入れたこの茶室を原寸大で展示することで、お客様に歴史を体感していただき、《黄金の茶室》と名護屋城跡・陣跡がわが国の歴史・文化に果たした意義を広く知っていただくきっかけになればと考えております。

   さらに、茶室本来の魅力を味わっていただくため、≪黄金の茶室≫内での呈茶と学芸員の解説をセットにした体験プログラムを開催しております。有料にもかかわらず、令和4年度には延べ25日間の開催で、県内外からお越しの71組124人の方にご体験いただきました。

   このように、博物館としては≪黄金の茶室≫の貴重な価値をお伝えするよう努力しておりますが、この茶室にはまだまだ秘められた可能性があると感じています。これから、観光関係とも積極的に協力し、さまざまな展示や活用の取り組みを検討してまいりますので、今後ともご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  また、「名護屋城大茶会」につきましては、歴史やお茶に詳しくない方々も含め、一人でも多くの方々に名護屋城跡へお越しいただき、楽しみながら名護屋城の魅力・価値にふれる機会を地域一体となって創出することを目指して開催しています。当時、盛んであった茶の湯にちなみ「大茶会」と銘打っておりますが、呈茶席のほかステージイベントや地域の事業者によるマルシェ、城跡ガイドツアーなど様々なコンテンツを展開し、第1回・第2回ともに4,000名を超える方々にご来場いただきました。今回いただいたご意見・アイデアも参考にしながら、さらに意義深く効果の高いイベントとなるよう努めてまいります。

 

ご意見の担当課

 地域交流部 佐賀県立名護屋城博物館

 TEL:0955-82-4905

 E-mail:nagoyajyouhakubutsukan@pref.saga.lg.jp


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佐賀県庁(法人番号 1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
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