障害者手帳情報と個人番号との紐付に関する点検を実施しました
佐賀県が所管する障害者手帳情報について、国の方針に基づき、手帳情報と個人番号の紐付け点検を行った結果、身体障害者手帳及び精神障害者保健福祉手帳の情報が手帳保持者本人以外の方の個人番号に紐付けられていた事案が確認されました。
事案の概要は、下記のとおりです。
記
1 点検件数
・身体障害者手帳 49,649件
・療育手帳 8,473件
・精神障害者保健福祉手帳 7,938件
2 点検結果の状況等
・個人番号の紐付け誤りがあった件数 22件
(身体障害者手帳9件、精神障害者保健福祉手帳13件)
・紐付け誤りのあった22名の方の手帳情報が、紐付け誤り先の人のマイナポータル上で閲覧可能な状態となっていた。
・閲覧可能な情報は、次表のとおりです。なお、特定の個人を識別できる情報(個人番号、氏名、生年月日、住所
等)はありません。
・本案件について、これまで御本人等からの問い合わせはなく、紐付け誤り先の方が自分のマイナポータルを閲覧した履歴(直近2か月)も確認されていません。
【マイナポータル上で閲覧できる手帳情報】
身体障害者手帳 |
精神障害者保健福祉手帳 |
手帳番号
交付年月日(返還年月日、再交付年月日)
障害名
障害程度
旅客鉄道株式会社旅客運賃減額区分 |
手帳番号
交付年月日(返還年月日、再交付年月日)
障害程度
有効期間終了年月日 |
3 誤って紐付けした主な原因
・申請書受理時の窓口で個人番号の確認漏れ(本人の記載誤りによる確認不足を含む)
・障害者手帳システムへの入力時に誤った個人番号を登録
4 県の対応
・紐付け誤り確認後、紐付け誤り先のマイナポータルの公開については、一時停止しました。その後、正しい情報への紐付けを完了し、現在は閲覧を再開しています。
・本事案について本人へ説明及び謝罪を行い、制度所管である厚生労働省及び個人情報保護委員会へ報告しました。
5 再発防止策
・「マイナンバー利用事務におけるマイナンバー登録事務に係る横断的なガイドライン(デジタル庁)」を踏まえた対応を徹底します。
・申請窓口である市町担当部署における本人確認を徹底するよう通知を行うとともに、県においても、障害者手帳システムへの入力の際に確認を徹底します。