
| 令和7年1月28日 文化課 施設・歴史資産担当 坂口(1922)、大塚(1907) Phone: 
0952-25-7236 
E-mail:culture_art@pref.saga.lg.jp | 
 
JAXAGA SCHOOL(ジャクサガ スクール)高校生の部 成果発表会及び修了式を行います
佐賀県は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と連携したプロジェクト「JAXAGA」(ジャクサガ)の一環として、令和3年度から宇宙に関する授業や体験活動を行う「JAXAGA SCHOOL(ジャクサガ スクール)」を開校しています。
高校生の部では、県内の高校生が九州工業大学等の支援を得ながら超小型人工衛星「キューブサット」の開発を開校当初から実施してきました。
この度、4年にわたる活動の成果報告会及び修了式を下記のとおり実施いたします。
 
記
 
1 日時 
  令和7年2月2日(日曜日) 14時~16時 
 
2 場所
佐賀県立宇宙科学館1階 企画展示室
(佐賀県武雄市武雄町永島16351)
 
3 出席者
  プロジェクト参加校の高校生、プロジェクト関係者・協力者等
 
4 内容
  <成果報告会> 14時~
  (1)開会
 
  (2)校長(山口知事)からのビデオメッセージ
 
  (3)成果報告(90分)
 
 
  | (ア) | 全体説明(10分) | 宇宙科学館スタッフ | 
 
  | (イ) | 組立て・統合・試験(AIT)について(10分) | 九州工業大学 北村 健太郎 様 | 
 
  | (ウ) | 打上・放出・運用等の報告(10分) | ・宇宙科学館スタッフ ・九州工業大学 北村 健太郎 様 | 
 
  | (エ) | 高校生による活動成果報告(55分) (各校10分+講評) | ・唐津東高等学校 ・北陵高等学校 ・有田工業高等学校 ・武雄高等学校 ・早稲田佐賀高等学校 | 
 
  | (オ) | 教育活動としての成果報告(5分) | 宇宙科学館スタッフ | 
 
(4)講演 
「国内・海外の超小型人工衛星・小型人工衛星の現状」 (15分)
講師:九州工業大学 教授 北村 健太郎 様
 
(5)閉会
 
 
  <修了式> 15時50分~
(1)開会
 
(2)名誉校長(JAXA宇宙飛行士 大西 卓哉 氏)からのメッセージ(代読)
 
(3)修了書授与
 
(4)受講生代表挨拶
  
(5)閉会
 
 
 
【参考:これまでの活動】
 
■令和3年度
人工衛星開発の目的となる「ミッション」を地元高校生が提案するミッションコンテストを開催。8校11チームの応募の中から3つのミッションが採用され、5校が開発参加校として決定。衛星名をSaganSat0号機(サガンサット)と命名。
 
・MISSION1「サイコロ宇宙航記」 
(佐賀県立唐津東高等学校、学校法人江楠学園北陵高等学校)
  →キューブサットの左右のパネルにそれぞれ1台ずつ、360°撮影することが可能なカメラを設置。この2台のカメラで撮影した2枚の写真を合成する
ことで、720°の映像にし、この全天周映像を通して、人工衛星から見える景色を体感することを目指す。
 
・MISSION2「赤外線を使った地球の気候の調査」
(佐賀県立武雄高等学校、佐賀県立有田工業高等学校)
  →赤外線カメラを使って宇宙から地球上の雲の量や分布を測定。SDGs13「気候変動とその影響に対処するために緊急に行動を起こす」を意識し、
         土地が低く洪水や水害が起こりやすい地域の空を監視して独自の予測を行い、早急に対策を講じることを目的とする。
 
・MISSION3「宇宙の音の集音」
(早稲田大学系属早稲田佐賀高等学校)
  →宇宙空間でγ線を測定。測定したデータを音に変換し、地上での測定デーと比較することで、地上と宇宙での放射線の状態の違いを、子どもでも
         分かりやすく表現することを目指す。
 
ミッション策定後、各校でミッションボードの開発及び、試験機であるEM(エンジニアリングモデル)開発に着手。
  
■令和4年度
EM完成後、各種衛星試験を実施。開発を担当した高校生も九州工業大学にてEM試験に参加。試験結果を基に、宇宙空間に放出される衛星の実機で      あるFM(フライトモデル)を製作。
 
■令和5年度
SaganSat0号機開発に携わった受講生も一部が卒業。本プロジェクトも上級生から下級生に引き継がれ、新体制で始動。2024年度からの打ち上げ・衛星運用に向けて必要な知識を習得するため様々な講座を実施。プロジェクトは開発から運用へとシフト。
 
 
■令和6年度
  JAXAへの機体引き渡し後、8月5日にスペースX社のファルコン9で打ち上げられ、8月29日にISS(国際宇宙ステーション)から宇宙空間へ放出された。放出後、SaganSat0号機との通信・データ取得ができなかったため、模擬データを用いて各ミッションの分析などに取り組んでいる。