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県指定(美術工芸品の部)12

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佐賀県重要文化財(美術工芸品)の部 

 

佐賀県重要文化財 鍋島更紗見本(なべしまさらさみほん)

   平成17年3月30日指定
   佐賀市城内1-15-23 佐賀県立博物館
   工芸品 


 鍋島更紗見本鍋島更紗は、木版摺と型紙摺を併用するという独特の技法で作られた染色品であり、江戸初期に九山道清が創始したとされる。江戸時代は御用品として江口・江頭家で一子相伝で製作されたとされるが、伝世品の数はわずかである。
 見本は鍋島更紗の文様裂を貼り込み、巻子装にしたもので、江頭家に伝世したものである。大小の見本裂を木綿布に貼り付け、それぞれを紙枠で囲み、それに墨書で「壱番」、「貮番」と番号をつけ「参拾貮番」まで記される。また表装の見返しに「さらさ屋 兵右衛門」の墨書があるが、天保10年(1839)2月11日起筆の『更沙日記』(佐賀市、野中家所蔵)にその名が見える江頭兵右衛門と考えられる。なお同日記の弘化4年(1847)1月26日の条に「御用ニ付手本持参罷出候処第三拾番御用ニ而」とあり、この見本巻がそれにあたる可能性が高い。
  鍋島更紗見本(甲本)一巻    附 鍋島更紗見本(乙本)一巻。

 

 

佐賀県重要文化財 鍋島更紗秘伝書(なべしまさらさひでんしょ)

   平成17年3月30日指定
   佐賀市城内1-15-23 佐賀県立博物館
   工芸品


 鍋島更紗秘伝書秘伝書は江頭家に伝世したもので、鍋島更紗の製作工程を、実際に木綿布に工程順に染めて、各所に墨書による説明が記されている。
 由来の部分では、豊臣秀吉による朝鮮出兵、すなわち文禄・慶長の役の折、鍋島直茂が連れ帰った工人の一人である九山道清の創始によるもので、よって鍋島更紗の名があり、また半兵衛更紗とも呼ばれたことなどが記されている。
 技法部分では、まず染料の説明があり、黄色は「楊梅皮(キガワ)」、樺色は「丹柄(タンガラ)」、青色は「藍(アイ)」、赤色は「蘇木(スヲー)」と色別にその材料と色材の抽出法が示され、次に実際の更紗の技法を工程順に説明する。
 制作年代は明治期であろうことが推察される。
  鍋島更紗秘伝書(正本)一巻
  附 鍋島更紗秘伝書(副本) 一巻。

 

佐賀県重要文化財 色絵群馬文変形皿(いろえぐんばもんへんけいざら)

   平成18年3月31日指定
   西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館
   工芸品


 本作品は三方稜花の形の変形皿で、見込みに染付けで1枚ずつ異なる姿態の群馬を描く。幅の狭い折縁をめぐらすが、糸切り細工と呼ばれる薄い粘土板を型に押し付けて成形する技法で作られており、高台も器形に合わせた付高台となっている。
 鍋島焼は江戸時代、承応年間(1652~55)頃に有田の岩谷川内の御道具山で焼成が始まったと推定されるが、同作品は出土陶片などの資料から岩谷川内時代の鍋島焼の作品と考えられる。
 なお、同作品10枚は5枚ずつ2組が別々に伝世したものであるが、2組の間で筆致や成形などに差はなく、1650年代に同時に制作されたものと考えられる。

  口径 縦16.5cm、横12.5cm   高さ2.6cm。  色絵群馬文変形皿色絵群馬文変形皿

 

 

 

 

 

 

 

佐賀県重要文化財 木造十一面観音菩薩立像(もくぞうじゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)

   平成18年3月31日指定
   三養基郡基山町大字園部 大興善寺
   彫刻


 本像は大興善寺の本尊で、12年に一度の午年に開扉される秘仏とされている。13世紀末ころに制作された等身大の仏像で像高177.0cm。寄木造りで、素地のまま仕上げ、彫眼の技法を採用する。材質は檜と思われる。
 本像は、右手に錫杖、左手に水瓶を持ち、波を描き小石を散らす方形の岩座に立っている。本来は右手にかける念珠を欠いているものの、奈良・長谷寺本尊にならった、いわゆる長谷寺式の十一面観音像である。
 福岡県・雷山千如寺大悲王院の千手観音菩薩立像と作風や構造・技法が大変に近く、同じ仏所でつくられた可能性が高い。また、千手観音像と一具と考えられる二天像には正応4年(1291)の紀年銘があり、大興善寺の十一面観音像もこのころに造像されたと考えられる。
 なお、本像を安置する厨子は江戸時代にさかのぼるもので、当地を領していた対馬藩主宗義成を檀那として観音堂が再建された元和10年(1624)に制作された可能性がある。

※ 本指定物件は秘仏であるため、写真掲載を控えています。

 

佐賀県重要文化財 菊桐紋蒔絵風呂道具(きくきりもんまきえふろどうぐ) 

  風呂桶(一口)、盥(一口)、湯桶(四口)、手桶(四口)、柄杓(二本)、水漉留輪(一点)
   (附) 菊桐紋蒔絵(角盥 一口,楾 一個)

 

   平成19年3月14日指定菊桐紋蒔絵風呂道具
   佐賀市城内一丁目15番23号 佐賀県立博物館
   工芸品


 鍋島直茂から孫の小城藩主鍋島元茂に譲られた風呂道具類であり、慶長2年(1597)、豊臣秀吉の鍋島邸(大坂玉造)への御成の際に誂えられたものとされる。
 桃山時代に流行した典型的な高台寺蒔絵の作品は、全国で6件29点が確認されているが、そのうち本件は製作時期が明らかな基準作として価値が高い。
 附の菊桐紋蒔絵は、風呂道具と一緒に小城鍋島家に伝来したもので、やはり秀吉より拝領したとの伝承をもつ。

        

 


  

 

佐賀県重要文化財 灰釉彫文茶碗(かいゆうほりもんちゃわん)

   平成19年3月14日指定
   西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館
   工芸品


 灰釉彫文茶碗本作品は、茶の湯に用いる唐津焼の茶碗で、箱書にあるとおり「玄海」の銘がある。唐津焼の草創期の飯洞甕窯(唐津市北波多)で焼かれたものと推定され、長石質の釉が掛かり、胴部に彫文を施す。その作行きは碗形(わんなり)の茶碗が主である同窯の製品の中では特異なもので、志野との類似性が高く、当時の陶芸文化の交流を示唆するものである。

  口径14.4cm、 高さ10.4cm、 高台径7.5cm。

 

 

 

 

佐賀県重要文化財 色絵唐獅子牡丹文十角皿 (いろえからじしぼたんもんじゅっかくざら)

平成20年3月14日指定

佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1 佐賀県立九州陶磁文化館

工芸品


色絵唐獅子牡丹文十角皿

 本作品は、濁手であること、型打ち成形による精巧な素地を用いていること、赤、黄、緑、青、金の上絵具による繊細・優美な絵付けがなされていること等、典型的な柿右衛門様式の特徴をすべて満たした代表作のひとつである。

 また、十角に成形された皿は伝世品の数も少なく大変貴重である。制作年代は1670年から90年代と考えられ、とりわけ精巧に作られ、焼成状態も良好である。

 口径 24.3cm  高さ 4.0cm  高台径 15.1cm

 

 

 

佐賀県重要文化財 木造大日如来座像(もくぞうだいにちにょらいざぞう)

平成20年3月14日指定

佐賀市久保泉町大字川久保4365 妙福寺

彫刻


木造大日如来座像

 平安時代後期(12世紀)の制作と考えられ、智拳印(ちけんいん)を結び、天冠台(てんだいかん)を戴き、左肩から条帛をかけ、腰に裙(くん)をまとう一般的な姿の金剛界大日如来である。像高は164.0cm。

 円満な顔立ちは平安時代後期の流行である定朝様を基本としたものであるが、口唇や顎の形状を強調し、条帛や裙の衣文を省略し、天冠台を紐一条に列弁(れつべん)の簡素なつくりにするなどの個性もみられる。

 附の「大日如来由来記」(文政4年 1821)には、もとは現在地より十町(約1km)ほど離れた山上の妙楽寺の本尊であったといい、妙楽寺が荒廃したのちに勝茂上人が見いだして再興し、元和8年(1622)に初代佐賀藩主鍋島勝茂が現地に遷座したとある。また、17世紀なかばには、疱瘡除けの本尊として信仰されていたことが、「肥前古跡縁起」(寛文5年1665)に記される。
   (附) 大日如来由来記 一巻    木札 六枚

 

 

 

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