佐賀県 知事室TOP総合トップへ
佐賀県 こちら知事室です佐賀県 こちら知事室です(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

令和3年1月18日第57回佐賀県新型コロナウィルス感染症対策本部会議後の知事インタビュー

最終更新日:


○記者
 まず、2点質問いたします。
 最初、会議の冒頭で説明があった「医療環境を守るための非常警戒措置」なんですけれども、こちらのほうは具体的には何をするもので、これはある意味、県独自の緊急事態宣言と捉えてもいいものなのかについてお願いします。
○知事
 これも先ほど説明したとおりでありまして、今回は「医療環境を守るための非常警戒措置」ということでありまして、ステージ4には行かない。非常に医療資源が逼迫している状況でありますので、今やれることをやって、ステージ2、ステージ1に戻していこうという取組です。
○記者
 それは、具体的な内容というのは今決まっているものはありますか。
○知事
 基本的に、これを県民の皆さんと共有して、この3つの話と、それから、さらに加えて、飲食店の営業時間短縮、これは福岡県との関係でいうと、非常に福岡県が厳しい状況でありますし、我々が分析する中で佐賀県の東部地域が、あそこは生活圏が1つになっていますので、そういったところも含めて、この短縮措置は福岡とともにやったほうがいいという結論になって、この時期、これをみんなで守ることができれば私は数字が下がっていくんではないかと認識しております。
○記者
 こちら期間等は設定されていますか。
○知事
 この2月7日までの間に何とかしていければなと思っております。これが仮に数字が高くなって、ステージ4に近づくということになりますと、さらに踏み込んだ措置にならざるを得ないので、そういう環境にならない一歩手前の措置として今回整備させていただいたものです。
○記者
 ということは、これは県独自の緊急事態宣言というわけではなくて、その手前で設定をしたものであると
○知事
 私が緊急と言うときは、皆さん家にいてくださいと言うときです。
○記者
 あともう一点、今、「支え愛局面」を継続していると思うんですけれども、同時に飲食店には時短要請をされるということで、これは「支え愛局面」から「巣ごもり局面」になるということですか。
○知事
 今申し上げたように、本当にステージ4になって佐賀県がどうにもならないようなときになったら、県民の皆さん方におうちにいてくださいと、巣ごもりしてくださいと、お店には休業してくださいという徹底的な、本当の緊急ということになるので、分かってください。今はこれで、佐賀県民の力で何とか抑えていこうということです。
○記者
 先ほどとかぶるかもしれませんけれども、外出自粛要請とか、そういうのは考えられていないんですか。
○知事
 はい。今はこれで抑えられると、みんなの力が合わされば抑えられるものと思いますし、我々も保健業務を含めて全力を尽くして追える状況を維持していきたいと思いますので、今まさに瀬戸際だと思います。  
 先ほどの会議でもありましたように、陽性になりますとどちらか入っていただくという形になるので、今、医療機関でありますと30%、そして療養ホテルでありますと40%を超えている状況でありますので、今回、医療ベッドは51として、そしてホテルも鳥栖に新しいホテルということで、こうやって足していっているわけですけれども、それでも追いつかなくなることがないように今対応したいと思うので、県民の皆さん方とそこの気持ちが共有できれば、何とかこの措置で対応できると信じています。
○記者
 時短要請をするに当たっては、飲食店の理解が重要だと思いますので、72万円という協力金を支給する、この数字の基準根拠を教えていただけるでしょうか。
○知事
 それはこういう措置って難しいなと思います。私もいろんな方々の意見も聞いていますけど、規模も違うし、置かれている環境も違うし地域も違うので、本当に時間があるならばもっと丹念に調査をしながら制度設計したいなと思いますけれども、これは国全体として、えいと言うような制度でしかないので、そうしたときには、我々は今厳しい状況の福岡県と一体となって対応していくということになりました。
○記者
 今回、県内では飲食店のクラスターが発生していない中で飲食店の自粛要請をしますけれども、この理由について教えてください。
○知事
 ここは、飲食店の皆さん方に心から敬意を表したいと思っています。
 昨年のそれこそ緊急事態宣言のあった頃、あの前後で佐賀県も飲食店でクラスターが起きて、みんなで努力を重ねたわけであって、その後、今、最近飲食店のクラスターが発生していないというのは、佐賀県としては誇りにしてもいいんではないかなと思うんですが、だからこそなおさら今回心苦しいわけですけれども、それでも、今回でとにかく2月7日までの間に医療環境を守りたいという中で、今やれる手段の一つとして、この時短というのがあって、実際に今の状況の中で飲食店でクラスターが発生しますと、これは各方面に捕捉する対象が増えて、それをまた検査を追っていくという保健所の作業になりますので、それは極めて影響が甚大なので、本当ここのところ飲食店の皆さん方のケアによってクラスターが起きていないということに最大限敬意を表しつつ、今回のことに関しましてはぜひお願いしたいと思った次第です。
○記者
 もう1点、イベント開催は、この期間中。
○知事
 今回は考えておりません。基本的には5,000人以下。
○記者
 前回の緊急事態宣言のときは、結構福岡から人が流れてきたこともあったと思うんですけど、今回の飲食店の時短要請というのも、それを意識されて。
○知事
 そうですね。それは昨年の経験もあって、福岡の方というか、いろんな方が流動的なので、福岡と佐賀はですね。そういったことも含めて共通化しておいたほうがいいんではないかと思いました。ですので、今回の要請はまず時短をそろえたということと、佐賀県の皆さん方に福岡に行くときに最大限の警戒をという趣旨でありますので、事を考えて福岡の皆さん方に訴えるということではなく、それは福岡県のほうが緊急事態宣言の当事県でありますから、小川知事の下、皆さん方が適切な行動をしていただけるものと思っています。
○記者
 あと昼間は飲食店が開いている状況で、今、「支え愛局面」とおっしゃいましたけど、結構県民の方々は昼間の飲食店の使い方というのはなかなか悩ましいところがあると思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。
○知事
 昼間ももちろんリスクがないわけではないので、ただ、気をつけていただくというところは同じだと思います。ただ、今の状況の中で今昼間、私も街を見ていますと、そんなに大勢で会食というのもあまり見られませんし、そういったところは気をつけて皆さんやっていただいていると思いますので、県内に置かれている中では、基本的に今のようにしっかりと感染症対策をしながら行動していただくということだと思います。
○記者
 前回、福岡から人の流れを止めるということだったと思うんですけれども、昨年4月のときに、実際に福岡から人が来るという事例もあったんでしょうか、飲食店の時間の違いで。
○知事
 昨年はどうでしたかね。でも基本的に、もちろん佐賀と福岡というのは、通常生活圏が同じであったりとかしますし、それがぴったり止まるということはなかったというふうに思います。ただ、こういった問題というのは、100かゼロかではなくて、全体としてみんなの気持ちがある方向性になると数値というのは収まるといったところもあるんだと、そういう問題だろうと思います。
○記者
 実際、じゃ、データを県として何か持っているとかというわけではないのでしょうか。
○知事
 当時、トンネルとかの通行量の調査をして、全体の傾向を捕捉しながらやっていましたけれども、あのときは県境、県境って何かすごく昨年は大きな問題になっていたと思いますけれども、我々とすると、そういったところよりは、佐賀県民の皆さん方が他県に行って会食をというところによる事例が多々見られるわけだから、そこを抑えるということをまず第一に考えていきたいと思っています。
○記者
 あと、期間中に解除というのはあり得るんでしょうか。
○知事
 基本的に我々は2月7日までしっかりこの方向でやっていきたいと思っています。
○記者
 21日からということですけど、臨時議会とかを開く時間もあまりないのかなと思うんですが、専決処分等のお願いを考えられているんでしょうか。
○知事
 この件に関しては専決でやらせていただきたいと思いますし、もちろん、これ以外にも様々な対策というのはこれから補正予算とか、当初予算という中でしっかり積み上げていきたいと思います。





このページに関する
お問い合わせは
(ID:91195)
佐賀県 政策部 広報広聴課
電話:0952-25-7219 (直通) FAX:0952-25-7263
県政へのご意見はこちら

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県