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国指定(建造物の部)02

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重要文化財 旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)(きゅうちくごがわきょうりょう(ちくごがわしょうかいきょう))

平成15年5月30日指定
所在地 佐賀市諸富町大字為重、 福岡県大川市大字向島
所有者 佐賀市、大川市



 旧筑後川橋梁は、有明海に注ぐ筑後川河口より約8.5km上流に位置し、我が国に現存する最古の昇開式の可動橋である。佐賀線の建設に際して、筑後川の舟運に配慮し、可動橋として計画され、昭和7年4月に起工、10年5月に竣工した。
 橋脚及び両端部橋台の下部構造と、可動桁、吊上塔及び控えトラス桁、さらにその両側に配した鈑桁等の上部構造からなり、全体で507.2mと長大である。
 大規模な構造躯体と技術的完成度の高い可動装置の設計及び施工を、専門を異にする技術者らの高度な協同作業のもとに実現した、鉄道可動橋建設技術の確立を示す遺構として貴重である。

旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)旧筑後川橋梁(筑後川昇開橋)

 

 

重要文化財 武雄温泉新館及び楼門(たけおおんせんしんかんおよびろうもん)

平成17年7月22日指定
所在地 武雄市武雄町大字武雄
所有者 武雄温泉株式会社



 武雄温泉新館及び楼門は、温泉通りの突き当たりに位置し、武雄温泉株式会社の敷地内にある。これらの建物はともに、我が国の建築界における第一人者で、唐津出身の辰野金吾博士(辰野・葛西建築事務所)の設計であり、新館は大正3年8月に、楼門は大正4年4月に竣工した。
 新館の一階は、玄関を入ると左右に男・女大浴場があり、それを中心に上場湯各3室を備え、両脇には男・女便所棟もある。二階は、右に男・女便所の他、和室5室で構成されている。
 竜宮門形式をとる楼門は、入母屋造本瓦葺の木造二重門で、左右に平屋の翼屋が張り出している。扁額の「蓬莱泉」は明治期に書聖とうたわれた中林梧竹の筆による。
 新館については、傷みが著しかったため、平成12年度から14年度に全解体修理が施され、竣工時の姿に復元された。

 

武雄温泉新館及び楼門武雄温泉新館及び楼門

 

武雄温泉新館及び楼門 

 

重要文化財 旧田代家西洋館(きゅうたしろけせいようかん)

平成30年12月25日告示
所在地 西松浦郡有田町幸平一丁目1386番地1
所有者 有田町


  

製磁町有田の明治初頭の繁栄を伝える外国人接待施設(近代/住居)

 

 

旧田代家西洋館は、有田町有田内山伝統的建造物群保存地区内に所在する。有田を代表する貿易商の田代家が、外国人の接待や宿泊のため明治9年に建築し、堂宮大工の丹宗藤左衛門が棟梁を務めた。

木造2階建、桟瓦葺、外壁は漆喰塗で、正面に円柱を並べて1階をポーチ、2階をベランダとして、窓に色ガラスを用いたアーチ形の欄間を飾るなど洋風の外観とする。内部も洋風意匠を取り入れながら、構造や細部に近世以来の伝統技術を採用し、居室を畳敷とするなど、明治初期に建てられた擬洋風建築の特徴をよく示している。住宅系の擬洋風建築として貴重な現存例であるとともに、製磁業などで繁栄した近代初頭の有田における商取引の様相を知る上で、高い価値を有している。

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