おかえりなさい!4年ぶりにここ佐賀で開催される「さが桜マラソン」を全国からランナーの皆様をお迎えして開催できますことを大変嬉しく思います。
この4年間、スタート・ゴール地点の風景は大きく変わりました。
「SAGAアクア」、「SAGAスタジアム」に続き、今年5月13日には、唯一無二の感動が生まれる新時代のエンターテインメントアリーナとして「SAGAアリーナ」が誕生、いよいよ佐賀の新たなランドマークとして「SAGAサンライズパーク」はグランドオープンを迎えます。
パーク内には、様々な仕掛けのある佐賀ならではの3つのランニングコース(いちごさん(1,530m)、にじゅうまる(700m)、サガンスギ(1,110m))もまもなく完成しますので、ここから走る楽しみがますます広がることを期待しています。
一方、ランナーの皆様が駆けていく佐賀のまちなみには、4年前と変わらない光景が広がっています。
視界いっぱいの大空と佐賀平野、歴史ある佐賀城公園や吉野ヶ里歴史公園、桜並木の多布施川や春霞たなびく金立山など、厳しいレースの中にも春の佐賀を満喫していただきたいと思います。
前へ、前へ、目標に向かって懸命に挑戦する姿は、いつの時代も人の心を揺さぶります。
今、佐賀県では、「SAGAスポーツピラミッド(SSP)構想」を掲げ、「する」「育てる」「観る」そして「支える」というスポーツ文化の裾野を拡大し、スポーツの力を生かした人づくり、地域づくりに励んでいます。
「さが桜マラソン」はまさに、ランナーの皆様と応援する人たちが一体となってつくりあげる大会であり、沿道では、多くの人たちが、それぞれのスタイルでこの大会を楽しみ、みんなで応援し、ランナーの皆様の次の一歩をゴールまで後押ししてくれるでしょう。
大会を通じてスポーツを楽しむ輪がさらに広がっていくことを期待しています。
「何事も成らぬといふ事なし。一念起こると天地も思ひほがすものなり。」(『葉隠』のことば)
マラソンは自分自身との闘いである一方、ともに走る人たち、応援する人たちがふれあい、共感と達成感を味わうことも醍醐味だと思います。
各地で練習を積み上げてこられたランナーの皆様が、日頃の練習の成果を十分に発揮されますとともに、本大会に関わるすべての皆様の想いが重なり、心に残る素晴らしい大会となることを祈念しまして、私のあいさつといたします。