佐賀県 知事室TOP総合トップへ
佐賀県 こちら知事室です佐賀県 こちら知事室です(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

令和5年1月20日 知事定例記者会見 質疑全文

最終更新日:
記者会見

知事記者会見の会見録や資料を掲載しています。動画もご覧いただけます。

※会見録は、わかりやすいように一部校正しています。

令和5年1月20日 知事定例記者会見


質疑内容


○時事通信
 まず、私のほうから何点か質問させていただけたらと思います。
 まず、発表項目の中でアリーナの関係で、今年オープンされてたくさんの興業ですとかで、いろいろ多くの方が訪れるかと思うんですけれども、初年度の経済効果としてはどれぐらいを見込んでいらっしゃるんでしょうか。
○知事
 全く分からないですね。というぐらい、初めての試みが多過ぎて、もちろん多くの効果を生むように設計はしたわけですけれども、そういった効果測定の方法なんかもこれからしっかり考えて、どの程度地域に経済効果が発生するのか。僕らがやっぱり心配なのは、これだけ多くの皆さん方が例えば、コンサートに来るときに、やはり福岡とか、そういったところに流れる方も結構多いだろうなと、宿泊も含めてですね。そういったところについての計数だとか、そういったものもしっかりと、今後比較できるようにすることってとても大事だなと思っています。まずはできるだけ官民一緒になって未来への投資をしていただいて、様々な経済効果ができる限り佐賀県内に落ちるような、そういう仕掛けをつくっていく。そして、その中で実効性があるような効果測定ができるように仕掛けを考えていきたいと思います
○時事通信
 関連して、多くの方がいらっしゃる中で、やっぱり宿泊施設が足りないですとか、渋滞してしまうとか、そういったことがないように受入れ側の体制の整備というのも必要だと思うんですけれども、その辺りの状況はいかがでしょうか。
○知事
 宿泊施設は、そうですね、今ちょうどコロナの間に非常に個人客、FIT(海外個人旅行)に合うような形での改修がかなり、県の交付金などを使いながら進んでいて、かなり評価が高まるのではないかなと期待をしておりますが、問題は絶対的なロットが少ないというのがあって、昨年の11月、12月、佐賀県は宿泊稼働率は日本一だったんですけれども、よく分析してみると、効果が出るのも早いんですけれども、数が少ないので。でも、それは絶対的な、本来得べかりし経済効果という意味では、機会損失している面が多いかなというのを痛切に感じているので、是非これからそういう宿泊施設を増やしていくということ、こういったことに尽力していきたいと思います。
  渋滞、これは佐賀県の場合は本当に車社会なので、駐車場の台数は、これまでと同じ台数は維持しているんです。なので、平日に普通のイベントがないときに、皆さん方がジョギングに来ていただくという部分では対応できると思っているんですけれども、当然、土日も含めた大きなイベントが開催されるときについては、もし皆さんが車で来られると確実に渋滞をすることになります。ですので、そういうことがないようなシステムをどのようにつくって使っていくのかということも大事だと思います。
  この前、佐賀市の成人式のときには、駐車場なしでみんな降ろすだけというシステムで、かなり機能したと聞いております。そういう様々な経験を積み重ねながら、どのような形がマッチするのかということを皆さんと一緒に考えていくということだろうと思います。


○時事通信
 次に、これにも関連して西九州新幹線に関してお伺いできたらと思いますけど、アリーナの開業もありますし、今後、交通の利便性というところを考えた点でも、やっぱり西九州新幹線の整備というのが急務かなと思うんですけれども、1年近く国との協議が行われていないんですが、今後の見通しについてはいかがでしょうか。
○知事
 佐賀県でいろいろ行われていることに関して、コンテンツをよくしていこうということに注力しようと思っているので、新幹線はあくまで移動手段でありますから、すばらしいコンテンツがあれば人は必ずやってきます。例えば、B'zのコンサートがあって、新幹線がないから来ないなんて人はいないわけで、やはりいいコンテンツがあるところに人はやってくるので、その中で、今回、武雄温泉-長崎間が開通して、それ自身で非常に効果を得ていると。特に長崎のお客さんが多くなったと武雄の皆さん方が言っておられました。そういう効果もありますし、佐賀県とすると非常にそれ自体、この効果が持続できるように、そして、スローな旅が続くような、楽しめるような環境を整えていきたいと思います。  
 その中で、この新幹線の新鳥栖-武雄温泉間の議論については、我々から何かを打開するということは考えておりませんけれども、「幅広い協議」はしていこうということで常に申し上げてはいます。ところが、なかなか国からそういう話にならないというか、別に議題がなくても定期的に意見交換でもどうですかという話もさせていただいているんですけれども、なかなか進まないということなので、そうであれば、このままの状況で、今の状況をよりよくしていくということに注力していこうと思っています。


○時事通信
 ありがとうございます。
 あと、有明海のノリに関してもちょっと伺えたらと思うんですけれども、今日からカキの設置が始まって、今後の動向を注視しながら対策を講じていくのかなと思うんですが、万が一状況が改善しなかった場合の支援ですとか、何か検討されていることってあるんでしょうか。
○知事
 まずは今日カキを漁協の皆さん方と一緒になって設置をしていくわけですけど、これの効果が出てくればということと、やはり来週の始めあたりにもう一回雨が来ていただいて、その相乗効果あたりで改善をしてくれればなと思います。赤潮さえ減退してくれれば、そこからまた施肥をして、栄養塩をつけていくわけですね。つけていくと赤潮が食べなくなるから、ノリに直接効果をという形、そういったところもにらんで今考えております。
 ということで、いろいろ手を尽くしてもかなわないようなこともあるかもしれない。そういったことも含めて、国については特措法の適用とか、それがどういう形でなされていくのかということもあるんだけれども、今、とにかく漁民の皆さん方が全力を尽くして、気持ちを切らずに頑張っているところを聞いているので、まずは全力を尽くしてやっていこうということと、それから、私が来週、農水省にも行く予定があるので、こういった状況についてその後の展開も含めて相談をさせていただきたいと思っております。
○NHK
 ノリの不作について追加で質問させてもらいたいと思います。
 今、一部お話もありましたが、漁業者の方は大変厳しい状況ということで、前のシーズン、去年も大変厳しかったということで、何とかならんかということで非常に生産の安定について求める声があると思うんですけれども、この恒常的かつ抜本的な対策についてどのように考えているかというところ、あとまた来週東京、農水省のほうに行かれるということですけれども、特別措置法の適用、ここら辺についてどのように国に対して要望していくか、また話をしていくか、その2点をちょっと伺わせてください。
○知事
両方に絡んでいると思いますけれども、抜本的に有明海の再生方策というところが大きなテーマになっている部分だろうと思います。
佐賀県では、今年サルボウを大量投入したりとかしているわけですけど、そのほかにも、これは国と一緒になって何ができるのかというのが大きな課題になってくると思います。
もちろん補償という話もあるんですけれども、そういったお話よりは、今ちょうど真っただ中なので、漁業者が全力を尽くしてやっていく、いいノリを取ろうという気持ちはすごく大事で、それに併せて市場というか、ノリの値段が決まったりとか、そういったある部分センシティブなところがあるもんだから、まず今言えるのは、いいノリをたくさん取っていくということと、これは今後とも様々な今天候の問題とか、様々な気候変動の問題とかもあって、それと、もちろん諫早湾干拓の問題もあります。様々な複合的な問題がありますので、有明海再生のためにどういう支援をしていくのかということについては、これは骨太に国とも話をさせていただきたいと思っております。


○読売新聞
 今日にもという話なんですけれども、岸田首相が新型コロナに関して、2類相当から5類への引下げを決めるのではないかというお話がありましたけれども、それについて知事の受け止めと今後の課題になるようなこととか、今まで県が一手に引き受けて現場の指揮官として知事がされてきたと思うんですけれども、そこに何か混乱を来すこととか、考えられることとかあったらその辺を教えていただけますでしょうか。
○知事
 やっとかという感じなんですけれどもね。だから、やはりこのコロナ対応と、私も3年間ずっと現場を張ってやってきましたけれども、明らかに相手の姿が変わってきているんですよ。ですので、まさに最初の1年間、1人出ただけで、その方の全ての行動を追って、それが非常に若い人まで含めて死の危機が迫っているという、あの状況の緊迫感というのは、まさに危機管理で、まさに強い感染症対策というときだったと思います。今、全く状況が変わっていて、3年前だったらもっと早くこの危機管理対応、まさに災害対応と同じ、一日一日の対応になったと思うんです。ところが、この2類、5類の議論は、このようにゆったりとした議論がなされているわけでありまして、それ自体で、これって本当に危機管理の対応なのかなと私は思って、だいぶ平時の対応に近づいているのではないのかなという思いであります。
 ですので、今の足元のコロナ対策で大事なのは、やはり高齢者が感染すると亡くなるリスクが間違いなく高まるところはこれは確実で、佐賀県の場合もコロナによる死者の平均は85歳を超えているわけですから、ですから、それについてのケアをしっかりしていくということだとか、そういう高齢者の施設で集団感染をしないようにということについては、これから県としてやっていきたいと思いますが、一般的な対応とすると、これは明らかに早く通常の対応に変えていくということがベースであっていいんだろうかと思います。
やはりマスク一つについて見ても、悪影響ということもね、これだけ長くなって、これだけ相手が姿を変えた中では、対応を変えていかなければいけないと思っております。ですので、ぜひ早急に国も検討して、国全体でマスクが外せるように、そして、濃厚接触者ということで様々な制限がかからないように、そして、重点的な対策が特に高齢者の部分とかにしっかりシフトして、みんなで、日本全体が一つの新しい環境というものができるように、国には尽力いただきたいと思っています。
○読売新聞
 ちょっと追加で、報道とかを見ていると、4月ぐらいに決めるのではないかという話も出ていますけれども、それのスピード感としてはどういうふうに捉えていますか。
○知事
だから、私は遅いと思っていて、基本的に、やっぱり緩和する場合だったら、ぱっと緩和して、コロナでも、今のところオミクロンの変異株がぱらぱら出てきている。XBB(エックスビービー).1.5とかいろいろありますけど、我々が一番恐れなければいけないのは、また昔みたいな強毒化したような変異株が出てきて、特に若い人も含めて命の危険になっていくということになれば、これは逆にすぐまた厳しい体制に戻すということさえみんなで約束していれば、これは危機管理の対応であれば、もっとタイムリーに、即時に場面展開ができるということをやっていかないと。私は危機管理をずっとやってきて、危機管理は本当に緊迫した中で対応するというモードなので、それがずっと危機管理といいながら長くたらたらとやっていると、いざというときに締まった対応ができないと思うんですね。ですので、そういったところを国には考えていただいて、めり張りある対応をお願いしたいと思っています。


○西日本新聞
 西九州ルートの関係なんですけれども、本日、新聞報道で出ていましたけど、鉄道・運輸機構がフリーゲージトレインの走行試験設備の撤去が進んでいるという報道があっていましたが、知事の受け止めをお願いします。
○知事
 これは私もはっきり聞いていないんですけれども、というのは、うちの職員も一切聞かされていないということで、これ自体がかなり遺憾だなと思うんですね。だって、これは新八代のあの施設のことでしょう。あれは何かというと、私の理解だと、フリーゲージトレインの開発をしてきたわけですね。500億円ぐらいかけてやってきたんですかね。もしそれを一切やめるということになると、今「幅広い協議」をする中で、フリーゲージトレインについては選択肢から落ちていないわけですよ。特に佐賀県は、高速で在来線区間を通るということについての問題点は摩耗試験とかであったということだけれども、低速であれば、今、近鉄さんが在来線区間で検討を進めているように、もし乗換えが嫌だというんであれば、それは選択肢の一つとしてまだ我々として維持しているわけです。なのに、「幅広い協議」をしている一方の当事者である国が、それを我々に連絡があっていない。全く連絡がなくてそういう判断をするというのは、これは遺憾ですよね。説明をちゃんとすればいいと思う。だから、結局国は、鉄建機構もそうだけど、真っ正面から自分たちのやることについて説明責任を果たして、真摯に対話をしていくということがとても大事だと思うんですよね。ですから、それを全く話もしないで、交渉の当事者があるにもかかわらず、一つの道を閉ざすというのはいただけないなと私は思いますが。


○西日本新聞
 ありがとうございます。
 もう一点、別件なんですけど、県立大学の関係です。知事が昨年末、公約に掲げられて3選されたと思うんですけど、その3選後に県内のいろんな自治体が誘致をしたいということで、かなり続々と名乗りが上がっている状況ですが、今の状況について、知事の受け止めというか、あるいは背景をどういうふうに思われているんでしょうか。
○知事
 これは再三申し上げているように、佐賀県は子どもの割合が全国で3番目に高いにもかかわらず、少子化になった今でも、1年間に3,400人大学に行っている人のうち2,800人、いわゆる84%を県外に出しているという事実、大きな機会逸失だと思っています。ですので、またまだ高等教育機関というのを佐賀県内につくる余地というのは非常に広いんではないかと私は認識しています。
 そうした中で、これは急務だと。ですので、もっともっと数はあってもいいと思っているんです。そういう中で、今回選挙を戦わせていただいて、多くの皆さん方から賛同いただいて期待しているよという声があって、当選させていただいて、多くの市町からも期待の声、そして、自らのところにつくってほしいという声が高まる一方で、ここまで立地について手が挙がると私は思わなかったけれども、でも、その分、期待感が高まっている。少なくともやめろという話ではないので、という環境なんだなということで、当初の予定どおり2月議会に基本的な考え方、骨子を示させていただいて、そこから議論を煮詰めていって、それだけ皆さん方の手が挙がっているということでありますから、大学の場所というか、そういう学生のフィールド自体をもうちょっと幅広く取るようなコンセプトでこの大学を考えてもいいんではないかなと今私自身は思っているので、そういった議論が、県全体でウエルカムになるような大学になるように、そういう仕掛けができないかなということも含めて、この骨子で示していきたいと思っています。


○共同通信
 新幹線の関係で伺いたいんですが、県は昨年、チームDを立ち上げて、地元の市町、鹿島とかとの協議を始められたわけですが、タイミングが開業から約2か月後ということで、並行在来線の利便性が下がることについては従前から指摘されていたことで、取りかかりが遅かったのではないかという声も取材していて聞くんですが、それについて知事はどういうふうにお考えでしょうか。
○知事
 確かにチームを立ち上げるとかいうことに関していうと遅かったかもしれないなと思います。ただ、これについてはみんなと議論をしながら進めてきたことはあります。ただ、私がずっと申し上げてきたのは、こういったものというのはしっかりと形にして、チームとして取り組むということ、そして、最初の頃はJRが入ってくれるかくれないかという議論があったけれども、そんなこと関係ないから、みんなでそういうことを言い合う場をつくって、しっかりと対策を成熟させていかなければいけないし、何となれば別に今回は上下分離で県が下物を持つものだから、それでできることだってあるはずだし、そういう意見集約をするようなチームをつくろうぜというのは、確かにもっと早くやっていればよかったなと私も素直に思うけれども、でも、これからずっと続くわけだし、こういったチームの中に、これからぜひJRさんとか様々なチームに参画していただいて、みんなで前に進めていくということだと思うんです。
 例えば、「かささぎ」も平成28年の6者合意のときに、特急は10本になる予定だったんですけれども、佐賀県が踏ん張って3年間14本というところをゲットしたわけだけれども、逆に言えば、3年経つと14本が10本にまた減るということですよね。なんだけれども、やはりここはまたこれが維持できるようにみんなで取り組んでいく。ですので、JRさんはJRさんで、やはり株式会社なので、これは航空会社と同じですね。そこの乗車率というものを維持して、鹿島の皆さん方にも福岡に行く場合は「かささぎ」を使っていただく。福岡の皆さん方がぜひ「かささぎ」で来ていただいて、鹿島、太良を回っていただくようなコース、商品をつくっていくということをチームDでみんな一緒になってやっていくということが将来に向かって有効だと思うので、今後の活躍に期待したいと思います。
○共同通信
 関連して。今お話もありましたが、先日、市長会との会合でも乗車率を維持してというお話がありましたけど、今おっしゃったような乗車率を上げる取組というのを、来年度以降、どういうスケジュール感で進めていくのか、イメージがあれば教えてください。
○知事
まさにこれもやれることはやっていきたいんですよね。ですから、どういうことをやっていけばいいのかということについては、今、担当部とも話をさせていただいております。ぜひ多くの知恵を皆さん方から承って、どうすればあそこのエリア、長崎本線の乗車率が上がっていくのかということについては、実効性ある対策が打てるように。もちろん地道に一つ一つ、HAMA BARとか肥前鹿島駅周辺整備とか、そういったことはやっていくんだけれども、そういうこと以外にもソフトの対策でも何かできることはまだまだあるんではないかなと思うので、ぜひ様々な意見をお寄せいただきたいと思います。
○朝日新聞
いろいろトピックがあるので、一つ一つ手短にいきます。
まず、新幹線の件ですけれども、例えば、南ルートの、いわゆる有明海沿いのルートについて、いろんな報道を含めて国のほうが今やっていることとか考えていることが伝わってきているんですけれども、やはり公費がかなりかかるということと、軟弱地盤で安全性ですね、やっぱり自動車と違って鉄道となると安全性はシビアなものを求められるので、そこでも難しいんだというようなことの議論なんかも伝わってきますけれども、そういうことについては知事は今どういうふうに受け止めておられますか。
○知事
基本的に安全性とかなんとかという話とかいろいろあるんですけれども、日本の技術力、海の中に橋を造ったりとか青函トンネルを造ったり、非常に高度な技術があると思うので、そういった部分について、どうして問題、課題があるのかということについては素直にお伺いしたいなと思います。
そして、費用の面に関していえば、これについては特に佐賀県は、このような状況を招いたのは、国がフリーゲージを頓挫させて、間違いなく大丈夫だと言ったことが大丈夫でなかったというところに起因しているので、そこについてまた国からそういうことを言われるというのはいかがなものなのかなと思いますし、先ほどの八代の問題も、今回の問題もそうだけれども、我々は今の状況、いわゆる乗換え方式を成功させたいと心から思っているので、そこから特に打開されないということで、この現状をしっかりと佐賀県として生かしていくということになるんではないかと思います。
○朝日新聞
まさに先ほどのFGTの話もそうだし、今回もそうなんですけれども、お金を出し合って一つのものをつくっていこうという中で、対立になってしまっているというか、情報交換、情報共有を含めてなかなかできない。1年に1回のものが2年近く会議も開かれないというような状況そのものについてはどういうふうに考えておられますか。
○知事
だから、私は協議したいと思うんですよ。ですので、国も他の区間とかで忙しいみたいですけどね。北海道や北陸の問題とかも多々抱えているのでね、鉄道局も。なので、あまり準備はなくても、フリートーキングでもいいから、来ていただいたらいいと思うんですよ。様々な議論をしていれば、その中からまた知恵も出てくるかもしれないのでということで、我々は別に閉ざしているわけではないので、そうした中で国がどう考えていくのかということなんだけれども、さっきの話じゃないけど、知らない間にフリーゲージを突然減損処理したりとか、こっちに話が来ていればいろんな話もできたと思うんですよね。だから、もっと普通に議論をして、お互いこの国をよくしようとか佐賀県をよくしようという志を持ってやっている、ある部分、同志なので、一緒になって話をしながら考えていくということだと私は思いますけどね。


○朝日新聞
 県立大ですけれども、かなりいろんな自治体が手を挙げていて、うちに、うちにという状況があっていて、知事は四大とともに高専についても言及されていて、この辺りの議論というのも、同軸ではないとしても、一緒に絡めながらやっていったほうが、むしろ地域のバランスとかを考える上ではいいと思うんですけれども、高専のほうというのはどれぐらいの感じで考えていらっしゃいますか。
○知事
 これは福岡に高専は3つもあるわけだし、しかも、筑後川の周辺とかにもあるし、何で佐賀県はゼロなんだろうなとずっと思うわけですよ。全国で高専がないのは5つの県ですか。だから、本当は佐賀県に国の高専ができてもいいんだろうと。これだけ人材の問題、それから、TSMCの問題もあるわけだからと思うんだけれども、これは国とも話をずっとしているけれども、なかなか単独で国がこれから高専をつくるというのは難しいというのも萩生田大臣も話の中でおっしゃっていて、ただ、大学から派生するとか、既存のものを利用する高専という意味では十分に可能性がある。むしろ歓迎したいという話もいただいているので、例えば、佐賀大学とか、そういった既存のところと話をしながら、そういったことが可能なのかどうかというのは並行してやる価値があると思います。なので、私は高専、高等教育機関というのは県立大学オンリーじゃないよと言っているのは、今、様々な選択肢があるので、別にそれを選ぶ必要はない。同時に連携しながらやっていく、そのぐらい佐賀県には高等教育機関の伸びるというか、ほとんど今までやっていなかったという事実が今ここにあるんだと思っています。


○朝日新聞
 すみません、もう時間がないので、簡単に短く細かい確認を。
 B'zのコンサートについて、先ほど向こうのほうに快く受けていただいたみたいなことをおっしゃっていましたが、これは県が誘致したということですか。
○知事
 県が誘致したというか、県も、そして、SAGAサンシャインフォレストという運営会社も含めて、いろんな中でどういったことがあるのかなというのを様々な関係団体、これは誘致するといっても、それぞれ様々な事務所だったり、様々なプロモーターがいるので、そういう皆さん方といろいろ当たりをつけていきながら、その中で、もちろん県はお金を出していないんだけど、最初のコンサート、アリーナで最初にやる人というのは、とても名誉なことなんだけど、リスクもある。どんな形になっていくのかというのが見えないという中で、今回、B'zさんは非常にそういった意味でそれにチャレンジしていただける。数日前から入って、様々なチェックも一緒にさせていただきながらということで、大変我々にしてみるとうれしい。このチャレンジを成功させたい。このSAGAアリーナの最初はB'zだったとずっと語り継がれるようにしていきたいと思っています。


○朝日新聞
 最後にもう一点、話が飛んですみません。オスプレイですけれども、佐賀県はいろんなことを抱えていらっしゃるので。
オスプレイですけれども、1月26日かな、佐賀市のほうで説明会がありますけれども、知事はこれに出られますか。
○知事
 私は出席する予定はありません。というのは、これは今回、防衛省と佐賀市が仕組んでやっているものです。我々県として防衛省と共催したものは3回、しっかり説明をさせていただきました。実際、佐賀市主導で今回の説明が行われるわけですから、職員は市の対応に応じて派遣はしたいと思いますけれども、そういったことも踏まえて、今後さらに進めていきたいと思います。
○朝日新聞
 県としては空港自体を運営しているという立場でもありますし、何がしか質問があればしっかり回答する必要がありますし、それは知事が望ましいという声も非常に分かるんですけれども、それはそういうふうに思われないんですか。
○知事
それは、その場面、場面というところで私の役割というものがあると思いますし、これまで3回、私が出た1回もありますし、状況をつぶさに聞かせていただいて、論点整理との課題とか、そういったものは今整理をしております。
今回、それに加えて佐賀市が自ら地元の説明会、今回は川副だけだったと聞いていますけど、そこだけでやっていきたいということでありますので、そこの状況をしっかり踏まえたいと思います。





このページに関する
お問い合わせは
(ID:92121)
佐賀県 政策部 広報広聴課
電話:0952-25-7219 (直通) FAX:0952-25-7263
県政へのご意見はこちら

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県