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新幹線西九州(長崎)ルート関連 その3

最終更新日:


○共同通信
 新幹線の関係で伺いたいんですが、県は昨年、チームDを立ち上げて、地元の市町、鹿島とかとの協議を始められたわけですが、タイミングが開業から約2か月後ということで、並行在来線の利便性が下がることについては従前から指摘されていたことで、取りかかりが遅かったのではないかという声も取材していて聞くんですが、それについて知事はどういうふうにお考えでしょうか。
○知事
 確かにチームを立ち上げるとかいうことに関していうと遅かったかもしれないなと思います。ただ、これについてはみんなと議論をしながら進めてきたことはあります。ただ、私がずっと申し上げてきたのは、こういったものというのはしっかりと形にして、チームとして取り組むということ、そして、最初の頃はJRが入ってくれるかくれないかという議論があったけれども、そんなこと関係ないから、みんなでそういうことを言い合う場をつくって、しっかりと対策を成熟させていかなければいけないし、何となれば別に今回は上下分離で県が下物を持つものだから、それでできることだってあるはずだし、そういう意見集約をするようなチームをつくろうぜというのは、確かにもっと早くやっていればよかったなと私も素直に思うけれども、でも、これからずっと続くわけだし、こういったチームの中に、これからぜひJRさんとか様々なチームに参画していただいて、みんなで前に進めていくということだと思うんです。
 例えば、「かささぎ」も平成28年の6者合意のときに、特急は10本になる予定だったんですけれども、佐賀県が踏ん張って3年間14本というところをゲットしたわけだけれども、逆に言えば、3年経つと14本が10本にまた減るということですよね。なんだけれども、やはりここはまたこれが維持できるようにみんなで取り組んでいく。ですので、JRさんはJRさんで、やはり株式会社なので、これは航空会社と同じですね。そこの乗車率というものを維持して、鹿島の皆さん方にも福岡に行く場合は「かささぎ」を使っていただく。福岡の皆さん方がぜひ「かささぎ」で来ていただいて、鹿島、太良を回っていただくようなコース、商品をつくっていくということをチームDでみんな一緒になってやっていくということが将来に向かって有効だと思うので、今後の活躍に期待したいと思います。
○共同通信
 関連して。今お話もありましたが、先日、市長会との会合でも乗車率を維持してというお話がありましたけど、今おっしゃったような乗車率を上げる取組というのを、来年度以降、どういうスケジュール感で進めていくのか、イメージがあれば教えてください。
○知事
まさにこれもやれることはやっていきたいんですよね。ですから、どういうことをやっていけばいいのかということについては、今、担当部とも話をさせていただいております。ぜひ多くの知恵を皆さん方から承って、どうすればあそこのエリア、長崎本線の乗車率が上がっていくのかということについては、実効性ある対策が打てるように。もちろん地道に一つ一つ、HAMA BARとか肥前鹿島駅周辺整備とか、そういったことはやっていくんだけれども、そういうこと以外にもソフトの対策でも何かできることはまだまだあるんではないかなと思うので、ぜひ様々な意見をお寄せいただきたいと思います。
○朝日新聞
いろいろトピックがあるので、一つ一つ手短にいきます。
まず、新幹線の件ですけれども、例えば、南ルートの、いわゆる有明海沿いのルートについて、いろんな報道を含めて国のほうが今やっていることとか考えていることが伝わってきているんですけれども、やはり公費がかなりかかるということと、軟弱地盤で安全性ですね、やっぱり自動車と違って鉄道となると安全性はシビアなものを求められるので、そこでも難しいんだというようなことの議論なんかも伝わってきますけれども、そういうことについては知事は今どういうふうに受け止めておられますか。
○知事
基本的に安全性とかなんとかという話とかいろいろあるんですけれども、日本の技術力、海の中に橋を造ったりとか青函トンネルを造ったり、非常に高度な技術があると思うので、そういった部分について、どうして問題、課題があるのかということについては素直にお伺いしたいなと思います。
そして、費用の面に関していえば、これについては特に佐賀県は、このような状況を招いたのは、国がフリーゲージを頓挫させて、間違いなく大丈夫だと言ったことが大丈夫でなかったというところに起因しているので、そこについてまた国からそういうことを言われるというのはいかがなものなのかなと思いますし、先ほどの八代の問題も、今回の問題もそうだけれども、我々は今の状況、いわゆる乗換え方式を成功させたいと心から思っているので、そこから特に打開されないということで、この現状をしっかりと佐賀県として生かしていくということになるんではないかと思います。
○朝日新聞
まさに先ほどのFGTの話もそうだし、今回もそうなんですけれども、お金を出し合って一つのものをつくっていこうという中で、対立になってしまっているというか、情報交換、情報共有を含めてなかなかできない。1年に1回のものが2年近く会議も開かれないというような状況そのものについてはどういうふうに考えておられますか。
○知事
だから、私は協議したいと思うんですよ。ですので、国も他の区間とかで忙しいみたいですけどね。北海道や北陸の問題とかも多々抱えているのでね、鉄道局も。なので、あまり準備はなくても、フリートーキングでもいいから、来ていただいたらいいと思うんですよ。様々な議論をしていれば、その中からまた知恵も出てくるかもしれないのでということで、我々は別に閉ざしているわけではないので、そうした中で国がどう考えていくのかということなんだけれども、さっきの話じゃないけど、知らない間にフリーゲージを突然減損処理したりとか、こっちに話が来ていればいろんな話もできたと思うんですよね。だから、もっと普通に議論をして、お互いこの国をよくしようとか佐賀県をよくしようという志を持ってやっている、ある部分、同志なので、一緒になって話をしながら考えていくということだと私は思いますけどね。





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