佐賀県 知事室TOP総合トップへ
佐賀県 こちら知事室です佐賀県 こちら知事室です(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

佐賀空港の自衛隊使用要請関連 その2

最終更新日:


○朝日新聞
 オスプレイの件ですけれども、動きが前に着実に進んできている感があるので、この機に、米軍の利用について認識を確認させてください。
 知事は今年2月ですかね、県議会の中では、中谷さんがかつて一回取り下げた話なので、あえて協定なり文書の形でということは必要ないじゃないかという認識を示されていますけれども、中谷さんが来たときに取下げがあったというのは、米軍の海兵隊の訓練についての話を取り下げたというような形で、日常的な利用の分について全面的に取り下げた話ではないと私は思っているんですが、
○知事
 えっ、そうなの。
○朝日新聞
 違うんですか。要するにもともと最初の段階で、海兵隊の訓練移転をするという話があって、それについてハレーションが起きたので、それについて取り下げますという話をしていたと私は思っているんですけれども、いずれにしても、木更津のほうでも米軍の機体の定期的な整備で活用されたりとかもありますし、やはり国内の中でなかなかほかのところで運用していないものの拠点になるとなれば、当然ながら整備や補給のために米軍が佐賀空港を使う機会というのは当然想定されると思うんですね。そこの部分については容認された上で、何かしら訓練なり大きなものについてはないというふうな考え方でおられるのか、それとも、基本的に米軍がそういう整備も含めて佐賀空港を使うことはないというふうな考えで知事がおられるのかというのを教えていただきたい。
○知事
 今、細かい資料はないんだけれども、僕の認識としてみると、中谷さんが米軍の移転について下ろしたというのはとても大きくて、県民の声をいろんなところで聞いていたときに、やっぱり米軍が常駐するというのはやめてほしいという声が当時多かったんですね。自衛隊であるならば国防の観点から理解はするけれども、米軍の皆さん方がこのまちの中を闊歩するということについてはという話がとても多かったのを思い出します。
 なので、あのときの中谷さんが話をしていた中には、まず、常駐ということはないということは確実に下りたという私の認識です。その中で、防衛省は、利用ということに関していえば、それは地位協定の問題もあって、どこもある部分同じ、佐賀だけが特別というわけではなくて、全国同じような形での地位協定があるのでという話があったので、私からは、基本的に私は否定的だからと。絶対駄目だということは、まさに有事の対応のためもあるから言わないけれども、基本的にはそこは否定的に考えているという話をさせていただいています。
 ですので、そうした中で、そういった認識は共有できているのではないかというのが私の考えです。
○朝日新聞
 常駐はないというふうな考え方で知事は思っておられるということと、利用としても一般的な意味でほかの空港と同様に地位協定上、拒否といってもほかの空港と同様ぐらいの活用はあるだろうということで、そこまでの……
○知事
 あるだろうというか、私は基本的に一つ一つの話があるでしょうからね。こういうふうな利用をしたいとか。それについて、基本的に否定的な立場だろうけれども、そこは全くないということはさすがにこれは言えない。ただ、私は基本的にはそういう米軍に対する県民の思いというのも分かっているので、そういったところには基本的に否定的に入っていこうというのは感じております。だから、ただ絶対駄目なのか、あり得ないのかということに関して言えば、ぎりぎりに言えばそれはなかなか止められるものではないけれども、私の政治信条として、しっかりそれは防衛省に対して向き合っていくということ。それはもうまさに国防の観点なので、そのときの状況ということを踏まえてということになろうかと思います。  
○朝日新聞
 その点、改めてなんですけれども、この使用の範囲ですね。どこまでのところで実際に米軍について使用を認めるか認めないかというところについて、文書なり協定という形できちんとしたものを残すというのは必要じゃないかというふうに考えていて、でも、今回佐賀空港で自衛隊の駐屯地を造るか、造らないかという議論をしたときに、あれは協定の付属文書というので回答をしっかり残していたから何十年もたった後にそのことについて議論をしてしっかりとどう考えていくかというようなことを考える元になったと思うんですね。口約束じゃないですけれども、きちんとしたものを残さない状態の中で、このお話を進めていっていいものかどうかというのが、ちょっとよくないんじゃないかと私は思うんですけれども、知事はどういうふうに考えておられますか。  
○知事
 もちろん、できる限りそういう文書化できるものはしたいということは一般的には私もいつも思っているんですけれども、これはなかなか、特に案件が国防に関することなので、どこまで書けるのかというのがかなり厳しいと思うんですよ。書いたがゆえに国全体の利益を逸してしまうという部分もあるので、なので、できる限りそういった努力はしていきたいと思いますけれども、そこにもおのずと限界があるということについては分かっていただきたいと思います。
○朝日新聞
 分かりました。ありがとうございます。





このページに関する
お問い合わせは
(ID:92077)
佐賀県 政策部 広報広聴課
電話:0952-25-7219 (直通) FAX:0952-25-7263
県政へのご意見はこちら

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県