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産業DX推進のフロントランナー ~佐賀県の取組みについて~

最終更新日:

 続きまして、2つ目です。
 産業DX推進のフロントランナーとして佐賀県は頑張っております。そのご紹介です。
 特に4年前に佐賀県産業スマート化センターというのを開設して、民間企業のノウハウを最大限活用したということで、なかなか全国からは追随を許さない支援体制だと自負しているんですが、特に全国230社のネットワークの支援というものは簡単にはできなかったわけですが、これだけ強いネットワークで結ばれておりますので、協力企業によるセミナーとか、様々なマッチング、ショールームに来ていただいて、さらにこれだけの会社がありますから、ニーズに応じたマッチングが可能となっております。他県だと(協力企業数)10とか20ぐらいが来るらしいですけど、圧倒的な規模ということでのマッチングということと、専門家による支援ということで、ワンチームになって相談者の内容に親身に、個別に徹底支援しますので、ぜひ県内の企業の皆さん方に訪れていただいて、様々な状況に応じたマッチングができて、支援を受けられますので、よろしくお願いします。
 ということで、この利用者数についてもうなぎ登りに急増して、協力業数もそれに応じて増えているということで、お互いWin-Winな感じになってきていると思います。このマッチングのおかげで、普段は知り合えないIT企業と縁ができたとか、自社での情報収集に限界を感じていたが、ワンストップで情報が得られたという声もあります。要はDXって何のこっちゃいっていう話ですね、県内の企業からすると。なので、一度見に来ていただいて、どんなことなのか、そして、今の自分の企業だとどういう支援が受けられるのかといったことを考えていただくワンストップサービスの入り口なので、ぜひご活用いただきたいと思います。
 具体的には、一応3つ例を挙げておりますけれども、例えば、この白石の例ですと、育児と両立したいという事務職員の方がおられます。これまで出勤して8時間かかっていた作業が、このクラウドを活用することでたった30分でできることになったので、わざわざ会社に行かなくても家で、リモートワークで30分でできるということになったという一例もあります。
 有田の碍子の会社だと、画像認識で検査を自動化して、IoTで工場のデータを取得・共有することによって検査時間が半分になるということと併せて、社員自ら改善を提案できるような組織に生まれ変わったという話も受けております。
 さらに、吉野ヶ里のKITS(キッツ)ラインにおいては、紙の帳票だらけの現場をもっとすっきりできないものかなと、いろいろ、それこそ外国人の従業員もいますし、そういう状況の中でペーパーレス化をして、ハンディーターミナルとか、それからボイスピッキングといったことで誰でもできるようにしたことによって残業も大幅削減されたと。いろんな支援のやり方があるんですけれども、ぜひこういったところを活用いただきたいと思います。
 “佐賀型”の支援ということで、今年やろうとしていることについてですが、1つは、ためらっている企業、今、ぜひお越しくださいと言ったんですけれども、むしろ積極的に、気づいていない企業に年間1,000社の訪問をして、アウトリーチ型で支援をしていこうという作戦に乗り出すことにしました。ITの専門企業が訪問を年間1,000社することにしております。そして、センターへとつないでいくというやり方、DXコミュニケータ。
 さらに、DXアクセラレータということで、モデル的な事例を10社選んで、3か月から半年にわたってじっくり伴走支援をして、全ての事例をサイトに掲載して他企業に参考にしていただくというのを年間10社やることにしております。
 こういったことで、多くの新しい企業に参加していただいて、さらに加速するような企業を皆さんに紹介して共有していくというやり方です。
 続きまして、今度は人材ですね。DXの担い手をさらに養成しようということで、「Samurai(サムライ)」支援と我々は呼んでおりますけれども、AIのプログラミング人材育成ということで、Python(パイソン)を習得する事業です。これを、佐賀県の皆さん方は非常に勉強熱心でいただいて、応募も多いので、今年しっかりとPython習得の事業を継続してやっていこうということです。令和2年、3年も応募が多かったので、今年もやらせていただくということ。
 それから、この新しい事業のほうは、これは非IT企業なんですけれども、プログラミングまではしなくても使うことができる業務効率化ツールというのがあります。既存のクラウドサービスなどを使いながら、少しでもDXの恩恵を受けるような形ということで、こちらの人材も4か月間、定員100名で募集して、プログラミングしなくても業務効率化できるという人材を育成していこうと。こちらは「Ninja(ニンジャ)」という呼び方をして、様々な方法によって対応していくということで、技術力を上げていきたいと思います。
 ということで、まずはチャレンジということで、最初のスマート化センター交流会を5月25日、さらに、先ほど説明した「Samurai」と「Ninja」の受講生の募集を6月24日までしておりますので、よろしくお願いします。
 DX、これからビジネスの“常識”としていきますし、佐賀県の強みでもありますので、これからもよろしくお願いします。





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