白石町男女共同参画みらいネットの会は平成18年に発足し、男女が互いに認め合いみんながその人らしく生きるための社会づくりを目指す団体です。「行政との協働」「各団体との交流促進」「女性も男性もエンパワーメント」「次世代との交流」を目標に、研修会や講演会などの活動を行っています。また、平成29年度から“いきいきとその人らしく暮らしている人”のお話を聞く集いである「茶話会さわかい」を開催しています。
今回の訪問では男女含めた7名の会員の皆さんと会の活動や、男女共同参画の現状についてお話を伺いました。
皆さんの地道な活動によって男女共同参画は、ずいぶん当たり前だと思われる社会になってきたと思いました。しかし、そのように男女問わず社会での活躍の場が広がる今、家事に専念している方に対して「なぜ仕事をしない(社会に出ない)のか」といった逆の圧力もあるという話をうかがいました。男女共同参画社会が浸透してきている現代に、みらいネットの会の名前の由来になっている「みんながその人らしくいきる」という意識をみんなが持っていれば、男女問わずそのひとらしい生き方として認め合えるのではないかと思います。
また、政治参加という面については、まだまだ男女共同参画社会は浸透しているといいにくい状況だと感じました。地区の会長や公民館長なども男性の割合が大きいので、こういった身近なところから変えていくことが必要だと思います。
その他、会では災害について学ぶ機会を設けており、会長は「災害時に女性の視点から見てやるべきことや必要なものを周囲に伝えていかなければならない」とおっしゃっていました。
男女共同参画を進めている団体の活動は決して目立つものではないかもしれません。それでも長年活動し続けている方々がいらっしゃるからこそ、社会がより良い方向に変わっているのだと思いました。まだまだ課題は多いと思いますが、会の皆さんの活躍に期待したいと思います。
【山口知事のさー行こう!!】
男女共同参画はもちろん、茶話会をはじめ幅広い活動をされていることに敬意を表したいと思います。
男女関係なく誰もが活躍ができる佐賀県であるために、県も同じような活動をなさっている皆さんをサポートしていきたいと思います。
幅広い視点を持って男女共同参画社会を目指す佐賀さいこう!