杵島建設業協会は会員会社25社で構成されています。建設業の技術向上と経営の合理化を図り、地域経済の発展に努め、社会公共の福祉に貢献することを目的とした一般社団法人佐賀県建設業協会の杵島支部にあたる団体です。平成18年に県と防災協定を結んでおり、令和元年佐賀豪雨の際には応急工事や流出油の巡視などにご尽力いただきました。また、この協定を締結してから毎年、防疫訓練も実施されており、平成26年度の有田町、平成28年度の江北町で発生した鳥インフルエンザの際にもご尽力いただきました。
まず、令和元年佐賀豪雨で被害を受けた甘久川周辺の現場を視察しました。だいぶ街並みや生活が元に戻りつつあるというお話でしたが、被災当時の現場の写真を拝見し、地元の方のお話を聞くと、この地域一帯が浸水し、大きな被害を受けたことが改めて分かりました。決壊した甘久川周辺は、以前はほとんど田畑だったところに宅地も増えてきているということで、環境の変化に合わせて河川などの整備を行う必要があると感じました。
次に、杵島建設業協会や甘久地区の皆さんと意見交換を行いました。甘久地区の皆さんも豪雨災害の際には杵島建設業協会の皆さんが早急に対応して下さったことに対して感謝を述べられていました。建設業は私たちのくらしを支える素晴らしい仕事でありながら、後継者が不足していることが課題となっています。県としても若い人たちに建設業の魅力を伝えていくことをやっていかなければいけないと思いました。
杵島建設業協会は地元の方と積極的に交流されており、とてもいい関係を築いていらっしゃいました。このように意思疎通がしっかりできていればお互いが困っているときに助け合うことが出来、さらに人が集まる素晴らしい地域として、新しいモデルになるのではないかと思います。
【山口知事のさー行こう!!】
杵島建設業協会の皆さんが災害時のみならず、日頃から地域のためにご尽力いただいていることを改めて知ることが出来ました。今後建設業界の人材不足の解消や防災対策の充実など、環境整備にも力を入れ、皆さんと一緒により良いまちづくりに取り組んでいきたいと思います。
建設業が地域の安全安心に貢献する佐賀さいこう!