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令和2年度当初予算案

最終更新日:

 皆さんおはようございます。
 本日は令和2年度当初予算案について説明させていただきたいと思います。
 「人を大切に、世界に誇れる佐賀づくり」というテーマはこのまま続けさせていただくということでありますけれども、「県民の命を守る」「人の想いに寄り添う」「子育てし大県を推進する」「さがの未来につなげる」という4項目、そして、「さがを支える社会資本の整備」ということでありますが、特に令和2年度当初予算のポイントといたしましては、やはり昨年、佐賀県は大きな災害を受けまして、そして、国際関係の環境の変化というところから非常に大きな影響を受けたのでありまして、そういったところをまずしっかり念頭に入れた予算にしなければいけないということで、「災害に強い県土づくりに注力」するということと、「交流の促進・新たな価値の創出にチャレンジ」していくんだということについて、着実に取組を進めていきたいと考えています。
 全体の予算額でありますけれども、4,855億8,100万円ということでありまして、前年度当初予算と比べますと8.2%の増ということになっております。積極型の予算になっています。
 予算規模はこれまでの中で過去5番目の大きさということでありまして、特に平成10年から13年あたりが大きい時代がありました。それに匹敵するような形での予算ということになっています。
 この国スポ・全障スポ関連に向けての佐賀県の様々な施設整備につきましては、これも県議会などでご指摘もありまして、これまで答弁したとおりでありまして、昨年9月に実施しました県財政の収支見通しというところで見込んでいたとおりの規模で推移しております。基金残高も標準財政規模の5%程度となる見込みでありまして、将来負担比率というのが非常に将来の財政に関する影響というものに対する、いわゆる警告サインというふうに言われておりますけれども、全国でいいほうから4位でありますが、10位程度までは落ちるだろうと、この国スポ・全障スポ、そして、今回さらに災害対応も加わっておりますので、そういったところの見込みどおりでおおむね推移しているということでありますので、今から予告するのもなんですが、令和3年度予算はこれよりも若干また増額すると。その後はおおむね安定した形で推移していくだろうという予測を立てております。引き続き財政の健全性は維持できるものというふうに認識しています。

新規 六角川水系緊急治水対策プロジェクト(河川激甚災害対策特別緊急事業)
 続きまして、「県民の命を守る」ということで、特に令和元年の佐賀豪雨によりまして、六角川水系で大規模な浸水被害が発生いたしました。
 この被害を受けまして、国に対して河川激甚災害対策特別緊急事業、いわゆる激特の要望をいたしましたところ、昨年12月に事業が採択されたところでありますので、この一帯となった流域治水対策を六角川水系緊急治水対策プロジェクトとして5カ年間で緊急的に進めていくことといたしております。総事業費は約400億円でありまして、うち県の負担は114億円を見込んでおります。
 令和2年度につきましては、六角川の分水路、牛津川の遊水地、高橋川の排水ポンプに係る設計や用地補償、また、武雄川、広田川、そして山犬原川での河道掘削、設計、用地補償などを行います。そうしたことで、事業費が膨らむところがありますけれども、これを機にしっかりと六角川水系の浸水被害の防止に向けた対応を取っていきたいなというふうに思っています。
 我々の今回の一つの反省事項は、30年前にも同じような水害があって、同じように鉄工所からの水が流れたというところをしっかり受け止めていなかったなということは意識しておりますので、もちろんこういうようなハードの対策、そして、鉄工所の対策も含めて今回はしっかりしておりますし、これに合わせて住民の皆さん方への避難など、ソフト対策というものにも万全を期していきたいというふうに認識しています。

令和3年3月 消防防災ヘリコプター運航開始~災害対応のスタートダッシュの力に~
 続きまして、消防防災ヘリコプターの運航が開始されるということになっております。
 令和3年3月の運航開始というものをターゲットにいたしまして、今年4月には防災航空隊が発足いたしまして、精鋭9名を中心に組織するということで、新年度から訓練を重ねて、航空隊員としてのスキルの修得・向上をしていくということであります。そして、年末には防災航空センターが完成いたしまして、いよいよ消防防災ヘリコプターが納入されるということになりますので、新年になりますと実機での訓練を行いまして、令和3年3月には消防防災ヘリコプターの運航開始ということになります。しっかりと訓練をして、多くの県民の命が救えるよう、そんなような部隊をつくっていきたいと思っております。

命の72時間事業~人工呼吸器を使用している方の安全確保~
 続きまして、「県民の命を守る」の中で、1つ今回、災害対応も含めて我々としてやろうと思っている事業に、命の72時間事業があります。
 在宅で人工呼吸器を使用している皆さん方は、様々な命を維持するために電源が必要です。災害で停電になりますと、途端に命の危機が訪れるわけでありまして、皆さん予備バッテリーを持ったりされているというふうにそれぞれが対応されているわけですけれども、この際、対象者全員に72時間維持できるこの非常用電源の購入費を助成したいというふうに思っています。補助率は10分の10でありまして、これまでの私の経験でも72時間備えをしてあれば、その間に様々な体制を取ることによりまして、救助に行くとか、次の電源を用意するとか、いろんな対応ができますけれども、やはり1日程度しか持たないと非常に心配なので、そういったところに憂いがないように対象者全員、県内で約80名おられるというふうに今県は認識していますけれども、全ての皆さん方に安心をお届けしたいというふうに思います。

2 人の想いに寄り添う ~様々な困難を抱えている一人ひとりに、きめ細やかに届けたい~
 続きまして、様々な困難を抱えている方々がおられます。支援が必要な子供たち、障害、それから難病など、様々な困難を抱えている、そういう方々お一人お一人にきめ細やかにしっかりと寄り添った対応をしたいと常に心がけているんですけれども、全て完璧に皆さん方の要望にお応えできないことはもどかしいわけですけど、それでも幅広い分野に対応したいという気持ちを持って、医療、福祉、教育など様々な分野の方々から意見を聞いております。特に佐賀県が特徴的なのは、さが現場の声と想いをつなぐ懇談会というのを定期的にやっていて、会長さんとかではないんだけれども、現場で頑張っているみんなに集まってもらって現場で起きていることからいろんなアイデアを出してもらおうというような懇談会を活用させていただいて、こういったことについて拡充なり継続なり新規なりというものができております。

難聴で悩む子どもたちへの県独自の支援策を拡充
 新年度は、難聴で悩む子供たちへの県独自の支援策を拡充したいというふうに思っています。これは私が知事になって翌年だったと思いますけれども、現場を歩いている中で、簡単に言うと、身体障害者手帳の交付対象とならない、いわゆる国の支援対象とならない軽中度の難聴の子供がいるということでありまして、通学中、道を歩いていると車が通っているのが分からないとか、いろんな心配をされていました。そういうことで、支援を開始したわけです。そして、これまで73人の子供たちを支援してまいりました。
 そうした中で、私もそのときは気づかなかったんですけど、片耳難聴というお子さんがいて、これが対象になっていないというお話も頂いたので、それはもう片耳であろうと、それこそ道路を歩いているときに片側が聞こえないというのは大きなハンデになるので、そういったところも対象にしようということと、それから人工内耳体外機の更新費用、それから、FM補聴器の購入・更新費用も新たに対象に追加するという措置をして、18歳以下で補聴器などを装着している全ての子供たちを支援することにいたしました。

小児・AYA世代がん患者への総合支援 ~若年がん患者にきめ細やかなサポートを~
 続きまして、小児・AYA世代がん患者への総合支援ということであります。これも県議会などでも様々議論された中で、議論してつくった制度なんですが、特にこのAYA世代、15歳から39歳という若年層、ここでがん患者ということになりますと、進学、就職、結婚、出産という非常に変化の大きい時期でありますし、夢や希望を抱く時期にかなり大きなショックを受けるということなので、よりきめ細やかなサポートが必要だというふうに思いまして、今回2点、支援策を準備しております。
 1点は、妊孕性温存治療費の助成ということで、がん治療によって失われる可能性のある妊娠するための力を事前に温存できるよう支援するということで、例えば、卵子や精子というものをあらかじめ保存しておくことによって、がんでその機能が失われることになっても後々お子さんがつくれるようになるような助成です。
 それから、在宅ケア費用の助成ということでありまして、在宅ケアの費用というものは、40歳を超えますと介護保険の対象になるわけですけれども、そしてこの小児慢性特定疾病のところというのは制度の対象になるんですけれども、まだ若いので、ここの青いところがちょうど支援制度がないという状況になっていますので、ここの助成をすることによりまして、患者、そして家族の身体的、経済的負担を軽減して、自宅で療養生活ができるという環境を整備していこうということであります。
 このAYA世代の皆さん方ということにもしっかりと寄り添っていきたいというふうに考えております。

造血細胞移植後の予防接種の再接種費用を補助
 続きまして、これも新規で、造血細胞移植後の予防接種の再接種費用を補助するという話でございます。
 簡単に言うと、皆さん定期予防接種をして免疫を獲得します。そして、小児がんなどにかかってしまいますと、造血細胞移植をすることがあります。そうすると、免疫が消失してしまいます。ですので、もう一回、予防接種を再接種していただくことになるわけですけれども、現在は全種類の接種費用、約17万円が全額自己負担ということになっています。こんなにつらい思いをしてまたもう一回出直そうというときに、今度は有料だというのは余りにも厳しいんじゃないかということでありまして、今回は全国初、全県で対象者全員を、しかも県が全額補助ということでさせていただこうということであります。
 国に対しては、様々な医療保険の対象とすることの要望もあわせて今後やっていきたいと思います。

3 子育てし大県を推進する 子育てし大県“さが”プロジェクト
 続きまして、子育てし大県“さが”についてであります。
 佐賀県はこれを標榜して、切れ目のない、各ライフステージに応じた支援策を展開してまいりました。現在、合計特殊出生率は1.64、全国で8位。そして、それぞれ申し上げているように、人口に占める15歳未満の子供の割合は全国第3位ということで、子供たちのシェアが大きい県になっていますが、この子育てし大県プロジェクトを一層加速させることで、骨太に育っていくようにしたいなというふうに思います。
 令和2年度は、これまでもやっていましたけれども、例えば、子育て支援タクシーにつきましてドライバーの数を増やしたりとか、これまでチャイルドシートが義務づけの制度になっていて、結構利用者の方がかえって負担だと、つけてもらうのが大変だとか、いろんな声があったので、そこについて利用者の選択性にするとか、様々な改良というか、意見を聞いた上で変更しております。
 それから、ママの「働きたい!」をパパと叶えるフォーラムということでありまして、そういった夫婦が一緒になってやっていく、マイナス1歳からのイクカジ推進事業ということで、これも子供が生まれてから育児だということではなくて、宿ったところから男と人と女の人で夫婦で一緒になって育てていこうと、そういった事業。こういった幅広い事業について、さらにブラッシュアップをかけていきたいというふうに思っています。

多胎家庭へのサポートを全県で実施
 続きまして、これは新規ですが、多胎家庭へのサポートを全県で実施したいというふうに思います。
 これはご案内のとおり、子育ては大変なんですけれども、我が家も年子だったりして、それもそれでまた大変なんですが、これが多胎児になると、双子だとか三つ子さんということなので、同時に2人になってそれぞれが、そして3人になると、彼が泣きやむとこっちが泣くとか、大変な大きなことでありまして、全国調査でも気持ちがふさぎ込んだり、子供に対してネガティブな感情を持ったことがある、93.2%が答えていますね。様々な不幸な事件も起きましたし、多胎児家族を何とかしたいということで、同じような経験者でありますピアサポートの会をやったり、多胎家庭へのヘルパーの派遣などをして、民間団体と連携してアウトリーチ型の、子供が多いので、なかなか外にも出られないという非常に厳しいお母さん、お父さんがおられますので、そういったところに対する支援をしていきたいというふうに思います。
 最近、国のほうも多胎支援に踏み出すというお話も出ております。問題は、例えば、佐賀県で多胎のご家族は大体60組なんですよ。国の制度は市町との事業になっているので、市町単位でいくと数が少ないので、なかなか制度化しにくい。なので、佐賀県は県が対応すると。県の事業するということにしております。ですので、県単独事業で佐賀県はやりますけれども、こちらのほうも国のほうに様々な政策提案をする中で、例えば、県事業でもいいんじゃないかと。ロットというか、市町で1組、2組で制度をつくるというのはなかなか大変だという声も聞いているので、そういったところでぜひ佐賀県は多胎家庭ということに対するサポートに全面的に乗り出していくということを宣言します。

4 さがの未来につながる 肥前山口~肥前大浦の沿線地域が光り輝くように支援
 続きまして、「さがの未来につなげる」ということで、肥前山口-肥前大浦の沿線地域への支援策です。
 これはご案内のとおり、新幹線整備の関係で、こちらのほうの本数が今、上下で50本行き来しているんですけれども、今の予定ですと、令和7年以降は特急が約10本、5分の1に減ってしまうという地域であります。しかし、それでも本当にこの地域はすばらしいということは、我々は常に地域資源の活用の仕方という意味で優れていると思っておりますし、皆さんが前を向いて頑張っておられるということに県は全面的に支援をしてまいりたいというふうに思います。
 そうしているさなか、鹿島の酒蔵ツーリズム協議会がふるさとづくり大賞ということで日本一の最優秀賞を受賞したということは大変うれしいことでありましたので、また、こういったことも記念して、長崎本線の観光列車運行がたしか秋からですかね、週に2日程度(P20で訂正)通っておるということでありますので、そういったときに効き酒スペースを設置したりとか、また県費で浜宿の観光、周辺の回遊を促進できるような看板・サインを設置したりとか、様々なことでこの地域を支援していきたいというふうに思います。
 祐徳神社さんとか大魚神社さん、こういったところについてもさらに支援を重ねていきたいと思います。

県都の玄関口から佐賀の魅力を発信
 続きまして、県都の玄関口から佐賀の魅力を発信ということで、ご案内のとおり、県都佐賀の街なかという意味からすると、サンライズパーク、それからそこに至る三溝線というところがターゲットとなっております。サンライズパークの整備は基本的に県がやって、三溝線は市が中心ということになります。こちらも県庁周辺のゾーンについても、お濠がどんどん増えていって、それから周遊コースができていったりとか、美術館、博物館、図書館の前のこころざしの森などの整備が進んだり、こちらのほうはどちらかというと文化ゾーンということで盛り上がってくつもりなんですけれども、問題は結節点である佐賀駅周辺地域ということになるわけで、こちらのほうは佐賀市が中心になって、ぜひ市民の皆さんと協力していただきたいと思いますが、特に玄関口になる、コムボックスの駅前の中に情報発信拠点を設ける。これについては、佐賀市も大事なんだけれども、県全域の観光案内ができたりとか、例えば、テストマーケティングということで、うちで言うと、諸富、多久だとか、HIZEN5だとかの発信もできる、佐賀らしい駅前というものをつくるために、我々もしっかり支援、努力してまいりたいということであります。

名護屋城跡・陣跡利活用推進プロジェクト《JJP(版)》
 続きまして、名護屋城跡・陣跡利活用プロジェクト、略して、コードネームはJJPということでありまして、城のJ、陣のJにプロジェクトのPということであります。
 佐賀県は名護屋城というところ、非常に一大都市をなした肥前名護屋城、当時はどれだけすごかったのかなという陣跡、全国の150の大名たちが集まって、そして様々な文化的なお茶屋、それから花見だったり、そういうことを繰り開いていたということでありますけれども、なかなか跡が残っている部分が見えないわけでありまして、そういったところをこれからどうやっていくのかということに乗り出していこうということでありまして、今、鷹匠とか、薪能とか、大茶会とかいろんなことをやられておりますので、そういったところとも連携しながら、認知度の向上に取り組んでいきたいというふうに思います。
 そして、木下延俊陣跡の再整備に着手して、一つ陣跡はどんなものだったのかというところを見てもらって、そして、バーチャルになりますけれども、様々な陣跡、徳川家康とか伊達政宗、そういうところを歩いて回られるような、そういうところのツーリングコースといったものについてもこれから乗り出していきたいというふうに思っています。

東京2020オリンピック・パラリンピックで佐賀が世界とつながる
 続きまして、東京オリ・パラが今年は行われるわけですけれども、特に佐賀県はフィンランドが最大16競技ということでほとんど佐賀で行っていただくということでありますので、フィンランドは特に一貫した子育て施策「ネウボラ」、私は去年フィンランドに行かせていただいて、見学させていただいて、すごく勉強になったりとか、あとは環境とか交通というもので次世代都市を目指していて、車をできる限りやめて、アプリでどういう手段で目的地に行くのがいいのかというのがやたら発展していて、そういうような、先を見た皆さんなので、あとはサウナもありますし、そういったところも含めた複合的な交流ができればいいなというふうに思います。そして、ホストタウンとかされているオランダだとかタイも一部種目が佐賀でキャンプが行われますので、そういったことも含めて、様々な交流を行って、こちちのほうも国スポ・全障スポに向けた取り組みとしていきたいというふうに思っています。

歩くライフスタイル推進
 続きまして、「SAGATOCO」を含めた「歩こう。佐賀県。」の取組です。
 おかげさまで、記者クラブの皆さん方のご支援もあったんだと思いますが、今朝で3万2,600人ということで、この3カ月ちょっとで非常に多くの皆さん方にご愛顧いただくように今なっています。
 今後もさらに充実させて、この「SAGATOCO」の輪によって、健康な面、そして、健康づくりもそうですし、生活の質の向上だとか、地域の魅力向上、商店街対策、交通事故対策、CO2削減対策、歩くということは幅広い大きな効果をもたらしますので、このプロジェクトを進めていきたいというふうに思います。
 歩くライフスタイルに関しましては、「SAGATOCO」がどうしても目立っているわけですけど、そのほかにも、例えば、子供の公共交通利用促進事業といって、意外と佐賀県の子供たちはバスに乗ったりしたことがないのが都心部よりも多かったりとか、佐賀城の公園整備事業をこれから歩きやすいコース設定をして施設整備を行っていくというようなことだとか、そういったことについてもこれから踏み出していきたいと思います。

歩こうまちなか。賑わいの創出。~リアル版人生ゲーム®で復興支援~
 「リアル版人生ゲーム®」というものをやっていきたいなというふうに思います。皆さんは人生ゲームをやられたことがありますか。──あっ、もっとスマートな世代。まあいいや。意外と、うちの副知事は人生ゲームをやったことがないと言っていたので、これはどこの世代──でも、私が子供の頃から割とやっていたような気がしますし、うちの子供もやったりしているので、その辺の普及度についてはよく分かりませんが、いずれにしても、この人生ゲームというものも、佐賀であればリアルでやったら面白いんじゃないかということでありまして、「リアル版人生ゲーム®」、簡単に言うと、あれはマスがあって、ルーレットを回して、お金を取ったり取られたりというゲームなんだけれども、それを今度は商店街、各商店でやってみようというようなあつらえでありまして、ぜひ地域の身近な店舗に入っていただくきっかけづくりにもしたいなというふうなことで、初年度は、昨年の豪雨災害で被災した自治体、例えば、大町町だったりとか武雄市だったり、それから、佐賀市の商店街、そういったところを想定して、「SAGATOCO」と絡めながらこういったイベントも実施していきたいというふうに思います。乞うご期待いただきたいというふうに思います。

山のネットワークを構築 ~「山を大切にする」人々をつなぎ、自発的な“山活”の輪を広げる~
 続きまして、山のネットワークを構築する事業です。
 これは山を大切にするということにつきましては、昨年、強く乗り出すということを宣言しております。山は生命の源であります。
 それと、佐賀の山というのは、私も全国回ってきましたけれども、例えば、島根県や高知県の山と違って、極めて都市圏に近い山です。ですので、人が入りやすい。ですから、そういったところも生かせる部分が多いはずです。長年、山で暮らしてきた人々ですとか、山に移住してきた方々もおられます。そして、山に関心がある方々が佐賀県の山に今興味を持って様々な交流を行っておりますので、これについて、つないでいく事業というものに県が乗り出していきたいというふうに思います。
 佐賀県の山の中は、各市町に、合併によって三瀬村や富士町が佐賀市、七山村と厳木町と相知町が唐津市という感じで、あと、こっちの神埼市や吉野ヶ里町に合併されたところだとか、そういったところになっていきますので、ややもすると、市町の中では議員さんの数も少なくてというところもあるので、県としてしっかり広域的に山を守っていくという事業に強く乗り出していく必要を感じております。「山の会議」を開催したり、山の魅力を発信するというような事業を県のほうでしっかりと対応して、市町などと連携しながら、山を大切にしていく意識というものに展開していく。そして、「森川海人プロジェクト」などとも連携しながら、佐賀県民みんなが山を大事にするような形をつくっていきたいと思います。

中山間地域の農業・農村の振興 ~平坦部の暮らしを支え、海への恩恵をもたらす「山」を大切に~
 ということで、中山間地域の農業・農村の振興も大切です。様々な中山間地域のチャレンジ支援をずっと課題抽出ということで、中山間地・離島・県境振興対策本部なども使いながら話合いを進めてまいりましたけれども、例えば、山での地域活性化モデルということで、広域営農組織の設立を支援していきたいということだとか、棚田法もできましたし、棚田地域の底力を引き出すサポート活動というものにも乗り出して、様々な、外部からもいろんな人材を入れながら振興を図っていくということです。
 それから、様々な中山間地域づくり対策ということで、機械導入、施設整備への補助率のかさ上げといったものもさらに進めていきたいというふうに考えております。

県独自の有害鳥獣捕獲報償金の拡充 ~イノシシから農作物を守る~
 そして、その中山間地・離島・県境振興対策本部の中での様々な議論の中で、やっぱりイノシシ対策というのがよく議論になっておりますが、一つの問題点として現場から出てきた声として、生まれて時間がたっていないイノシシの幼獣、ウリボウですね。ウリボウの捕獲は、狩猟期間の11月から3月については、国費の1,000円だけだったということもあって、十分に捕獲が進まなかったので、ウリボウはつかまえやすいんだけれども、これは大きくなってしまうとなかなか大変なので、このウリボウを捕獲しようということで、県と市町がお金を出し合うことによって、通年化してウリボウを捕獲してもらいやすくする環境をつくろうということでありまして、イノシシによる農作物の被害をさらに減少させて、中山間地域の皆さんが意欲を持って農業生産に取り組んでいただくようにしたいという事業であります。

さが園芸生産888億円推進事業 ~園芸の産出額をR10までに888億円へ!~
 続きまして、「さが園芸888(はちはちはち)運動」でございます。これもご案内のとおりに、佐賀県は米、麦、大豆というものが主要作物であるんだけれども、こちらの園芸作物というものに対して稼げる農業を実現するためにも、そして、若年層のみんなが入りやすくするためにも、そこの利益率を上げて、売上げを上げて、稼げる農業を実現させていこうということで、この運動を展開しております。特に、ハウス・機械への支援もしておりますが、特徴的な取組として、去年から行っている「いちごさん」、今年が2年目ですけれども、おおむね半分ぐらいは今「いちごさん」に切り替わりつつありますし、昨年の4倍の面積を占めています。そのような形で今拡充が進んで、売上げですとか利益率だったりとか、それから、面積当たりの収穫数だとか、そういったものが「さがほのか」を上回っておりますので、非常に今、意気盛んというところもあります。私も明日は大阪の市場でPRしてきたいと思います。
 そして、来年の3月にオープン予定の「佐賀果試35号」というかんきつフルーツ、これは本当に美味しいね。完璧なフルーツができ上がりましたので、こちらのほうも今からしっかりブランド戦略だったり、名前をつけて売り出すように、こういうことをどんどん導入しながら、何とかこの888億円に近づいていく努力をしていきたいというふうに思っています。

全国最大規模のブリーディングステーション「牛の産婦人科」の整備
 続きまして、全国最大規模の「牛の産婦人科」の整備でございます。
 牛、これは分かりやすく種付けから出荷までを並べてみましたけれども、ここで子牛のセリが行われて、肥育になるんですが、佐賀県というのは、もともとこれを子牛のセリで連れてくるのは7割方、よその県です。それこそ長崎県だったりとか、宮崎県だったり。そこから牛を引っ張ってきて、この最後の1年なり1年半を育てることで佐賀牛で出しているんですけれども、最近なかなか、こっちが高くなったりとか、よその県が出してくれなくなったりとか、いろいろなこともこれあって、できるだけこれは一気通貫で佐賀県産の佐賀牛をつくっていこうということで、例えば、キャトルステーション「子牛の保育園」については今もう機能しているわけですけれども、こっちの産婦人科までつくってしまえということで、これからこれをつくることによって、大きなステーションになりますので、技術指導もさることながら、例えば、各繁殖農家さんが預けたりとか、いろんなことをして法人、組織化されるので、人の働き方改革になったりとか、いろんなことに効果が出てくるということで、これに乗り出していこうということでありまして、担い手の確保、育成するための研修機能も備えて画期的なものとしたいと思います。
 こうした取組によりまして、肥育素牛の県内自給率を高めまして、佐賀生まれ、佐賀育ちの佐賀牛の生産拡大を進めていきたいと思います。
 こういったことに相まって、さらに食肉センターの整備も今順調に進んでおりますので、佐賀牛というものが、もっともっと国際的にも認知されるように、しっかり出荷する体制を現地としても整えていきたいと思います。

コスメに特化したスタートアップ支援
 続きまして、コスメの支援です。コスメもせんだって、Sagan Beauty Weekendという取組を佐賀で行いました。ここ2年間、唐津、佐賀、唐津、佐賀と行っていますが、県民の中にも少しずつ佐賀県がコスメ県だというところが芽生えてまいりましたが、これまでコスメ関連企業が立地して、東洋ビューティーさん、これは神埼にありますけれども、こういったところが新規に立地していただいておりますし、JCCの会員企業も170社を超えるようになりましたけれども、なかなかこの佐賀からスタートアップが創出できない。佐賀でビジネスを始めたいという皆さん方に対する支援をした方がいいんではないかということでありまして、今回5,000万円の予算をつけまして、意欲のある人達に伴走支援をして、フランスのコスメティックバレーと連携した展示会に出展を支援したり、様々なことをしながら、コスメ関連企業の支援、集積を目指していきたいと考えております。

私立学校の職業人材育成の支援~生徒が希望する県内就職を後押し~
 「さがの未来につなげる」ということで、私立学校の職業人材育成の支援ということで、特にこれは今回私立をここで特出ししております。  佐賀の私学には県内就職希望者が多いです。希望率が高いんですけれども、実際そこまで就職率が上がっていかないというようなことで、新たな県内求人の獲得が課題であったりします。
 特に今回、北陵高校が資格の取得だとか、技術習得に注力して実践的な人材を育てようという努力をされたことで県内求人が42.4%もアップした。要は高校のときから県内企業で求められているスキルとか、そういったものとの連携が図ることができれば、非常にスムーズに県内就職していただけるということなので、今回、職業人材育成の充実ということで資格取得、技術習得に必要な設備整備を支援したり、外部講師の招聘等の経費を支援したりする、こういったことをすることによって、北陵高校の成功事例のように、県内就職率がどんどん上がっていって、県内企業もハッピーになるというシステムをつくっていきたいと考えております。

Uターン就職活動の支援~就活の「ハードル(佐賀までの距離)」を下げる~
 続きまして、Uターン就職活動の支援ということで、これまで残念ながらというわけではないでしょうけれども、佐賀県から出ていかれて関東、関西圏などで働かれている方が、佐賀に戻って、第2の後半生を生きていきたいという方もおられて、様々なプログラムに応募いただけるんだけど、やっぱり最初が大変、よく分からん、佐賀の企業ってどんな企業か分からない。しかも、それを一々見に行くのに多大な交通費がかかるというところが大きな課題であることは我々も大分認識してまいりました。なので、この前御説明した、「どこでも合同説明会 Web SAGA」ということで、Webで入り込んでもらって、Webの中に合同で30社なりが入って、そこでやり取りをすることによって、じゃ、ちょっと話を直接聞いてみようかいとなったときに、必要な交通費を助成するというところを連動させることによって、佐賀での就職活動の最初のハードルを低くするということを佐賀県はやっていきたいというふうに思っています。企業の研究から面接まで、そこまでいけば、そして、佐賀までやってくれば、Uターン就職へのハードルが低くなっていくんではないかということであります。

SAGA Doctor-Sプロジェクト
 続きまして、これも新規ですが、SAGA Doctor-Sプロジェクトを実施していきたいというふうに思います。
 一つの特徴とすると、佐賀県のお医者さんというか、佐賀大学医学部が中心になるわけですけれども、大体卒業後3年のうちに半数以上は県外に出ていったりしておりまして、余りこちらのほうを、県内充足率が芳しくないというところがあります。そして、佐賀の特徴として女医さんが多いんです。佐賀大学医学部の女性の率も非常に、全国屈指の高さなんですけど、そういったところで、ここでお医者さんになるんだけれども、自分の故郷にお戻りになられるという方が後を絶たず、佐賀県、これからしっかりと、外科だとか産科、小児科、そういったところも含めて、医師不足という問題に今直面をしているので、今、県内就職率がだんだん上がっているという話もしましたけれども、この医者の部分につきましてもしっかり乗り出していこうということで、まずは「Spirit」、もともと佐賀県というのは医師をつくる──伊東玄朴とかね、ああいったところで、特に医師免許発祥の地でもありますし、様々な部分で、この佐賀県で学ぶということに対する思い入れを持っていただきたいというふうに思っています。
 それから、「Support」、やはりお医者さんになって、例えば、自治医大の皆さんとこの前お話ししたんですけれども、離島の経験だけをしていくと、やっぱり自分の医師としてのスキルも上げていくというところへのサポートも欲しいというお話も承っているので、ぜひ、単にうちが活用させていただくだけじゃなくて、若いお医者さんにとっても、佐賀で学ぶというのはとっても大きな、自分のステップアップにもなるんだというようなことをやっていきたい。
 それから、「Satisfaction」ということで、働きやすく・働きがいのある医療機関へしていくということで、勤務環境の改善だとか、先ほど言った女性医師の応援懇談会を開いたりして、せっかくご縁があって佐賀に来ていただいたお医者さんの卵、もしくはお医者さんに、もっともっと佐賀とのパイプを深く持ってもらって、できる限り佐賀でお医者さんになってもらいたいというような事業でございます。これも他県にはないと思うんですね。

SAGAサンライズパークの整備~夢や感動を生み出す「さが躍動」の象徴的なエリアへ~
 そして、「さがの未来につなげる」、SAGAサンライズパークの整備ということでありまして、先日、建設工事も落札されるということでありまして、今後、県議会など必要な手続を経て、いよいよ中核施設、アリーナの建設工事に着工いたしていくことを予定しております。
 そして、プールでありますSAGAアクアにつきましては、プールと建屋の建設が本格化しております。
 SAGA2023に向けまして、そして、その先の佐賀の未来を見据えて整備を進めていきたいというふうに考えております。

SSPトップアスリート育成好循環を創出 ~佐賀県はスポーツの力を活かした人づくり、地域づくりを進めます~
 そのときに、我々がSAGA2023を目的地にしてはいけないというのは、これは我々が佐賀のスポーツシーンをつくる上で肝に銘じていることでありまして、その先、佐賀県はスポーツの力を生かした人づくり、地域づくりを進めていくんだということで、この佐賀SAGAスポーツピラミッド構想というのを打ち立てております。
 特に就職支援をして佐賀に定着していただく、そして、練習環境を充実させること、そして、人材育成体制を構築していくというようなことが相まっていくことによりまして、トップが育っていく。この前もお話ししたように、濱田真由さんみたいな人が出てくると、憧れて小中の子たちがテコンドーをやるようになる。また、真由さんもスポーツ生活、現役を終えると、そこで、みんなの支援でまた新たな育て方、人材育成をしていく、そういうような循環ができて、そして、そこに職業が伴っていけたらということでありまして、これを行っていきたいと思います。

ジュニアアスリートの発掘 ~科学的知見に基づいた、スポーツ適性検査の実施~
 特にその中でも新規の事業としてやろうとしているのが、ジュニアアスリートの発掘ということで、これまでもいろいろ支援をしてまいりましたけど、やっぱりスポーツがきっかけで、例えば、親がサッカーをやっていたとか、親が柔道をやっていたとかいうような形で、何となく環境が、科学的な知見ではなくて、たまたまそういう地域にいたとか、そういう家族だったとか、そういうこともすばらしいんだけれども、それだけじゃなくて、佐賀だったら県内4カ所でジュニアアスリートの発掘事業ということで、様々な、どんなスポーツが向いているんだろうかという適性を分析したりとか、それから、パズルなどのスポーツ脳トレーニングをすることなどによって、きびきびといろんなことが判断できる。やはり今のスポーツは、頭脳だったり、それから、志というハートだったり、そういったところが大きくその後の成長に影響するので、そういったところも科学的にしっかりと佐賀県に来ることができるならば育てていくというような土壌をつくっていきたいというふうに思っています。

SSP好循環創出に向けたスポーツ環境の充実 ~佐賀で練習に打ち込める学校施設の整備~
 それに合わせて、練習場などスポーツ施設の整備なども順次やっていきたいというふうに思いますし、これまでも神埼清明の体操場、佐賀工業の柔道場などやってまいりましたけれども、新年度では、大きなところでいうと鳥栖工業のレスリング場ということで、特に鳥栖工業は佐賀県以外の地域から、レスリングであれば佐賀だというふうに来ていただいていたところもあるので、高校に設置しますけれども、小・中生、それから地域の皆さん方、いろんな方に使っていただくようなレスリング場を目指すということであります。唐津東のテニスコートもしかりであります。
 今後もこういった形で、多久のクライミングウォールですとか、伊万里商業のホッケー場を2面整備していくということも順次やっていきたいというふうに思います。

Society5.0時代の「さがモデル」を創出~先進のテクノロジーでさがの未来をつくる~
 さらに、Society5.0時代の「さがモデル」を創出しようということで、先進のテクノロジーで佐賀の未来をつくろうということについても、これから実施していきたいというふうに思います。
 本当に技術の進歩というのは大きなものがあって、30年前にはまだ携帯もスマホもない時代でした。その30年前に、やっと高速道路や新幹線ができていたという時代、全く時代というのはどんどん新しい時代になっていくので、そういったものというのを見据えた上で、佐賀とマッチングさせていくということで、1つは災害時におけるドローンの活用というものについて、様々な実証を佐賀県が実証フィールドとなってやっていきたい。それから、5Gについても、特に5Gもいろんな活用があるんですけれども、1つ面白いなと思っているのは、スポーツシーン、今までは一つの画面しか見れなかったのが、自分次第で立体的にいろんな所からすばらしい細かい映像で提供できるので、こんなこともこれからのSAGA2023に向けて、それから、アリーナなどについての活用も含めて検討していくということをやっていきたいと思います。

プロジェクトJAXAGA(JAXA×SAGA/仮称)
 さらに、JAXAGA、昨年は本当にJAXAの山川理事長が来てもらって、非常に佐賀と宇宙科学館でやっている様々な取組について交流が進むことができました。やはりこれから宇宙というところもしっかりと見据えながら、その技術を生かしていくということもそうだし、佐賀の子供たちが大きな大きな発想で物事を考えていただけるようにということで、農業、災害、宇宙食、こういったものについての連携もしていきたいというふうに思います。
 1つ映像を見ていただきたいと思います。

〔動画再生〕

 これをこの前、JAXAとの連携した会議で見せたら、佐賀の子供たちがすごく「佐賀!」なんていって、これを見て、すごく夢が広がっていったりとかいうのを見ていて、やはり佐賀は新しい時代を見て、これからもJAXAと連携しながら取り組んでいきたいなというふうに思っております。

さがを支える社会資本の整備
 さがを支える社会資本の整備ということでありまして、これも併せて、これまで以上に頑張っていきたいというふうに思います。
 ここのところ、非常に社会資本整備予算についても、国土交通省さんのご理解などを得ながら順調に伸びておりますので、直轄工事を含めて、しっかりと整備をしていきたいというふうに思います。
 有沿道路も福岡側から、諸富には令和2年度にいよいよ入ってくるということになりますし、特に我々が今頑張っているのは、Tゾーンといいますけれども、今、嘉瀬で止まっていますけれども、久保田、嘉瀬と来て、もうちょっと先まで延ばすと、あそこにジャンクションができます。多久とつながるような道路になっていくわけですけれども、これが進捗いたしますと、好生館の命の道路もそうですし、九州佐賀国際空港に今回ターミナルビルを拡張しますけど、ますます多くのターゲットが、対象エリアが増えてくるということでありますので、ここを頑張っていきたい。
 こちらのほうも伊万里中央インターチェンジまでの部分、ここから行きますと伊万里港と非常に近くなっていきますし、多くのチャンスが出てきます。佐賀唐津道路もそうですし、さらに、有沿道路もぜひ鹿島までというところについて全力で取り組んでいきたいというふうに思っています。
 そういった交通インフラ、毎度申し上げますけど、佐賀県の人口密度は全国16位で、広島ですら17位なので、非常に人口密度が高いところ、大きいところなんだけれども、密になっていないので、完全に佐賀県は分散都市です。分散都市なので、そこをネットワークで結ぶということがとても大きな県の浮揚になっていくというふうに思いますので、ぜひ特にここのあたりの道路整備、それから、城原川ダムの整備、先ほど言った激特事業ですとか、様々な強い県土づくりといったものに取り組んでいきたいというふうに思っています。
 時間もあれなので、ほかにも司書さんとのネットワークですとか、陶磁器アジア市場開拓スタートアップ事業ですとか、さが総文の「志」継承事業だとか、地域おこし協力隊も佐賀県で今活躍している方は余り九州の中では数は多くないんだけれども、ネットワークができて、これからいよいよ活躍できるフィールドがつくれていくと思いますので、そういったところの支援ですとか、最近、イカがとれないとか、玄海地区は様々な苦労もありますので、有明海だけでなくて、玄海という言葉にもこだわっていって、様々なテクノロジーで海況や漁場を正確に予測するような、おとといかな、ラボ10でもやりましたけれども、そういったものを的確に捉えることができて、スマート漁業的に若い人たちが漁業にいそしむことができるような環境を整備していくということもやっていきたいというふうに思います。
 このほかにも様々な事業に取り組んでまいりたいと思いますので、記者クラブの皆さん方もそれぞれ関心を持って、各部なり各課なりに取材いただけると大変ありがたいと思っております。
 以上です。
 さっき1つだけ訂正で、新しい観光列車のところで、私は週2回と言いましたが、週1回月曜日を予定しているということでありまして、ただ、利き酒スペースは停車日を含めて週2回実施する予定だということであります。





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