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新幹線西九州(長崎)ルート関連その2

最終更新日:

○サガテレビ
 話は変わるんですけれども、新幹線の話なんですけれども、知事がこの間の議会の一般質問で、フル規格にする場合の話について、フル規格にするとなると、今後20年以上、佐賀県の財政運営はそれを中心とした対応を余儀なくされるといった答弁が印象的だったんですけれども、その20年以上というところを、20年以上という数字の根拠も含めて、どういうお考えのもとに言われたのかを教えてください。
○知事
 今、フル規格を叫ばれている方がそんなに実質負担はかからないよ、600億円という数字をたしか出されたと思うんです。その一つの論点に入るのは私はどうかと思うんですが、今回ちょっと入ってみると、例えば、その前提になる貸付料一つとってみても、それだけ九州全部に使われるとか、しかも全てがそこの建設費に回るとか、そもそもこれは繰り上げて使われているところもあるし、そういったところの整理というのが全くできていないのに、何となくその数字をたまたま当てはめているというだけだし、交付税措置の問題だって、交付税がどうなるかという話もありますし、そもそも建設費だって、武雄から向こうだって、もともと5,000億円が6,200億円に増えているわけじゃないですか。増えますよ、がっと、事業費がこれからどんどんね。
 ということを考えると、600億円を20で割ったってとんでもない額になるのに、私は少なくとも1,000億円以上かかると思っています。そういうようなことをずっとこれから、償還していくんです、将来の人たちが。佐賀県の人たちが。長崎県はゼロですよ。佐賀県だけがずっと、長崎県よりも多くの負担でこれから何十年も僕らの十字架としてやっていくときに、先ほどから私が説明しているように、佐賀県はいろんな佐賀県らしい仕事をしたいわけです。福祉も教育もね。そういうところにめり込み方が半端ないんです、各年の。今、景気だってそんなに悪くない。税収だってそこそこ佐賀県は入っていて、こんな時代がずっと続くかどうかは、私はある程度厳し目に財政運営は図らなければいけないと思うし。しかも、在来線ですよ、やっぱり。佐賀駅を八十何往復も通っているというのは、とても我々にとって貴重なことだし、例えば、佐賀県と比較対象するというのは、どうなんだろう、福岡からいうと、距離的にいうと大牟田。大牟田は新大牟田駅ができて、料金は1.6倍になって、特急は1時間に3本走っていたのが1本になって、本当に新幹線が通ったことによって客が増えたかというと、増えていなくて。距離感からすると、そういう距離感ですよね。佐賀駅から鳥栖駅って15分ですよ。15分の距離というのは、東京でいうとどこ。新宿-品川間。
 だから、いろんなことを考えていくと、我々はこれまでの間に、佐賀県は長崎県のことも考えながら、ぎりぎりの線で、この在来線を活用するというフォームで、スーパー特急とか、フリーゲージ──これは国が言い出したことですからね、フリーゲージは。というところで、ぎりぎりそこまでだったら、なぜなら、スーパー特急かフリーゲージだったら、もうここで終わっているから。もう工事は終わっているわけです、今、武雄まで。在来線が通るわけだから。ということをわかっていただかないといけないと思うし、今、私が言ったような話というのは、なかなか県民の皆さん方はそこまでしっかり勉強されたりは難しい、この問題はですね。新幹線はあったがいい、ないほうがいい、それはあったがいいという人が、普通は思う人が多いと思うので、ここはよくわかっている佐賀県政、県庁がしっかり説明をしなければいけない、しっかり信頼を受け得るような動きをしていかなければいけないなと痛切に感じているところです。





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