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新幹線西九州(長崎)ルートその1

最終更新日:

○NHK
 新幹線に関してなんですけれども、きのうのぶら下がりでも一部お話しなさったんですけれども、長崎県との関係です。それについて、5月14日に長崎県の中村知事とお話しする機会があった、そのことなんですが、これの経緯と、どういうことで一致したのかというのをちょっともう一度詳しくお伝えいただければと思います。
○知事
 きのうも大分申し上げたんですけれども、我々の認識として、長崎県とは誠意を尽くしてきたという認識もありますし、これまで共同歩調をとったのは、スーパー特急とフリーゲージということで、いずれにしても、鳥栖-武雄間につきましては在来線を活用するという案でともに手を挙げて、それが与党PTに上がっていったということだと認識しているんです。けれども、今回は全く違うフル規格という、佐賀県が今まで検討の中で、十分な検討を行っていなかったことであったので、そういったことについては多面的な検討が必要だということで、財政、財務だけではなくて、在来線のあり方だとか、地元や地域振興をどういうふうにJRさんが図っていただけるのかとか、そういった多面的な検討が必要だということです。その議論は、そんなに簡単な問題ではないけれども、これから、環境も変わってくるだろうし、技術開発も起きるだろうし、夢のあるようなさまざまな意見も出てくるかもしれないし、数カ月で決められるような話ではないですよねということは常々申し上げてきて、これはずっと私の一貫した立場、思いなんですね。
 ですから、長崎県が会いたいというような話があったときには、できる限り日程調整をして、時間をつくろうと思っております。
 今回は、長崎県のほうから民間の方とお二人で来られるという話があったので、私もお会いしましょうということでお会いしました。お昼だったと思うんですけれども、そのときに、先方のほうから知事同士だけでやっていてもさまざまな課題、論点というか、そんなものがいっぱいあるから、もうちょっと下のレベルというか、事務レベルというか、副知事だったり部長だったりという話だったと思いますけれども、いろんな課題があるよねということについて整理をしてみたらどうかという提案があったので、多くの課題があるのは私のほうからも申し上げていたし、それは賛成を、いいんじゃないでしょうかという話をさせていただいたら、中村知事も賛意を示されたので、これからいろんな議論をしていくんだなと思った次第です。それが経過です。
○NHK
 その関連でなんですけれども、その3日後だと思いますが、5月17日の定例記者会見で中村法道知事が、近いうちに時間をいただいて山口知事とも話をしてみたい、地元として協力できることについてはしっかり協力しながら取り組んでいかなければならない、そういうことを直接山口知事とも相談をしてみたいと思っていますというふうに、その後の記者会見でおっしゃっているんですけれども、これは、その機会が今後もあるということでいいでしょうか。
○知事
 その会談をした割と直後だったと思うんですが、これはどちらかに確認していただいたほうがいいと思うんですけれども、知事同士で会いたいということと、副知事の会談をしたいとか、その直後だったような気がするので、あれっ、また知事会談かなと。もちろん、会うのは全然いいんですけれども、いろんな局面でお会いする機会も、九州知事会議もあります。いろんなことがあるので、あれっとは思いましたけれども、この前の話からすると、まず副知事か部長か、そういうので会うことじゃなかったかなとは思いましたけれども。結局、その真意はわからないので。
○NHK
 最後に、その関連なんですけれども、じゃ、打診があればもちろん会うというおつもりはあられて、あとは最後に長崎と佐賀に関しては非常に緊密な連携が必要だと思うんですが、そのあたり、知事としてはなぜ、どういうふうに緊密な連携を図っていきたいかというふうにどういうふうに思いますか。長崎との連携のあり方というか、議論のあり方というのをどういうふうにしていったらいいなと思われますか。
○知事
 まず我々が気にしているのは、佐賀県も長崎県との合意の中で、フリーゲージトレインというものの中で6者合意ができたわけですよね。6者合意の中で、我々は複線化のことも合意の中に入れて、それがどうなのかなと思っているし、実際、それでこのままいくと、開業時期に鹿島、太良が、いわゆる長崎本線がどうなっていくのかということについて、これもとても大事なことであり、それはそれとして進めていくということの協議が必要だと思います。
 令和4年に開業するわけですから、そのときにできる限り武雄と嬉野、それから、周辺地域に効果を出したい。武雄から向こうへやるだけでも、佐賀県は、交付税措置後の実負担だけでも二百二十五億円が、今、二百四、五十億円にこの前増えてしまって、その費用対効果を出すためにも全力でやらなければいけないなと思っているんです。ですから、そういったところに全力を挙げて長崎県との協議をやっていく時期で、もうあと3年しかないので、ということだと思います。
 その上で、次どうしていくのかということに関しても、いろんな方々の意見があられます。今日は地元新聞を見ていると、有明ルートでとかいうのが出ていましたけれども、いろんな方々がそういうことを語られることもあるかと思います。そういったことも含めて、時代の趨勢とともに、どういうものがいいのかということを多くのいろんな皆さん方の意見を聞きながらということになるのではないかと思います。
○読売新聞
 関連で、副知事同士でまずは論点を整理するということだったんですけれども、これまで知事もある程度明確に論点は示されて、もう明確になっているのかなという気もするんですが、長崎県とそういった課題を整理していくということの目的といいますか、その先に、例えば、フル規格を受け入れるという選択肢があるのか、そういうことでの合意なのか、そのあたりはいかがでしょうか。
○知事
 これはわかっていただいていると思うんですけど、私はこの数カ月でそんな問題が決まると思っていないんですよ。だから、時間が必要だと、多くの議論が必要だということ、そういう大きな話をするためには、ということを申し上げているわけです。
○読売新聞
 大きな話をすることは必要であると。このままリレー方式で続けていくということ以外も検討すべきだという姿勢ではありませんか。
○知事
 本当にしゃべり方が難しいというか、もう一回言いますけれども、これは長崎県からのお話があって、今まで合意したこと2つ、スーパー特急とフリーゲージトレインで佐賀県部分は在来線だったわけですよ。佐賀県はやっぱり在来線が大事だということと。80本以上佐賀の駅を通っているわけです。これがとっても福岡都市圏との関係においても大事だし、これを我々は生かしていきたいという考えのもと、今回それがだめになったのは、国が技術開発できなかったとおっしゃったのでこうなっているわけです。だから、我々はそういうつもりで、ただ、先のことを考えれば、門戸を閉ざさないというのは我々の考え方。ということで、わかりませんか。
 だから、数カ月で決まる話じゃないということを申し上げておきます。
○佐賀新聞
 昨日、GM21で、古川議員のSNSでの発信で、県民の総意という部分に対して、知事はそういうことを言っていないというふうに言及されましたが、今朝、古川代議士のSNSでは訂正、おわびをされています。そのことに関して、知事の受けとめをお願いします。
○知事
 佐賀県は本当にいろんな懸案があって、私は県内を歩いていて、本当に多くの意見を伺う機会があって、それぞれどういう方向に持っていくのかということを、常に県民全体の幸せを考えながらやっているわけなんですけれども、そうした中で、自分の発言が曲げられて伝えられるというのは、政治家として非常につらい。特に、本当に今、多様化した社会で県民の皆さん方も、濃淡も含めてどれだけ強くその問題について考えられているかも含めて、本当に幅広い意見があるなと思っています。それをどうやって集約して、どういうふうに知事として課題解決に向けた方策を出していくのかってとても大事なので、ぜひそこに対しては慎重になっていただきたいなと思います。
 特に、県民の総意と言われて、それが派生して、他にもこんな意見があるだろうとかって思いますよね。総意と言われたら100%全員がということだから。それは論理の展開というところと、それから、例えば席に着いてくれないとか、国との議論のテーブルに着かないとか、長崎とのテーブルに着かないとかいうやつとか、できる限りそうやって時間をつくって、多くの意見がある中で、国からの話があればお迎えするようにして、会いたいと言われれば県庁のほうで会うようにしたりとか、できる限りの努力をしているので、その議論をずっとこれからもやっていきたいということも申し上げてきたし。ただ、せんだっての与党PTのときには、このままそういったことも含めて、将来のことも含めて申し上げていたんだけれども、佐賀県の本当の気持ちがしっかり伝わっているのかということについて、県庁内でいろいろ議論をした中で、今回の与党PTの中でのフル規格ということについては手を挙げられないということについてはっきりさせたという経緯があるわけですね。ですので、ぜひこれから佐賀県は新幹線問題だけにとどまらず、多くの国政懸案の中で、県民の皆さん方のさまざまな意見を出していただこうと思っているので、その前提として、事実関係だけはしっかりと慎重に出していただいてという気持ちです。よろしくお願いします。





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