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原発関連その1

最終更新日:

○NHK
 原発についてです。昨日のぶら下がりと若干かぶるところもあるんですけれども、今回のトラブル、慎重に安全策を講じ、点検をした上での再稼働のはずが、もうそのすぐ後に2次系であったとしても蒸気漏れのトラブルが起きました。そもそもこのトラブルについて、知事はどのように考えていらっしゃるか、そして昨日、発電を再開したわけですけれども、安全策はしっかりととられて、県としても十分にチェックできたというふうにお考えでしょうか。
○知事
 玄海原発につきましては、とにかく安全第一で、慎重にも、慎重にも慎重を尽くしてくれということが基本だと思います。玄海原発自体について、昨年の4月24日に表明させていただいたときに、原発に頼らない再生可能エネルギーを中心とした社会を実現できればすばらしいと思っているし、それを強くこれからもやっていくんだという話をさせていただきました。そういう中で、このやむを得ないという判断で、1号機は廃炉になった、そして3、4号機は再稼働ということに、真摯にずっと向かい合って、安全を第一に徹底的に注視することが私に課せられた使命だと思っています。
 その中で、今回は2次系配管ということであっても、県民の中で「もういきなりかよ」って思った方が多いです。7年とまっていたというのはみんなわかっていることで、再稼働に際して「その中がどうなっているのかチェックしようよ」って思っているはずなんです。私も思いました。ですので、放射性物質がないと言っても、そういったことを見過ごすような状況であるということにリスクがあるわけで、壊れ窓の理論と昨日申し上げましたけれども、これぐらいだからとか、放射性じゃないからとか、だって7年間もそのままだったからちょっと特別な事情だからとか、そのような自分に対する言いわけのような形でやってはいけないわけです。なので、今回は私もこれ自体が深刻な問題では必ずしもないという、皆さん方の話も聞いた上で、それでもまず専門部会に幅広く意見を聞いたほうがいいという判断をしました。そして早目に教えていただくと、我々も、いろんな意味で空振りでも準備はできるわけです。こういった危機管理というのは、特に初動は1時間、30分、10分の差が結果として大きな差になってあらわれるということを認識しなきゃいけません。私は県民感情とあわせて、県の危機管理の責任者として、念には念を入れるということと、重く受けとめなければいけないということと、九州電力にしっかり検証をという思いで今回の措置をさせていただいたところです。これでも甘いと言う方はもちろんおられます。私はしっかり重く対応したと考えています。
○NHK
 関連で、九州電力の蒸気漏れですけれども、3月30日19時に運転員が確認して、その後、20時59分に県への報告。これは2時間ぐらいあるわけですけれども、さっき情報を早くというお話とかぶると思いますけれども、そのあたりこの九電の対応はどうだったか教えてください。
○知事
 2次系配管で蒸気だったので、九州電力では多分大したことはないだろうという中で、そこのチェックをする時間だったと聞いています。
 ただ、我々は、通常と違う何かが一つの予兆だったり、きっかけになったりすることを重く考えているので、空振りでもいいから、何てことなかったでもいいから、こちらのほうに連絡してくださいと副知事から申し上げさせていただきました。それについては、九州電力さんからしっかり対応すると、お互いでフロー化するというコメントをいただきました。たしか福岡県の知事さんも何かおっしゃっていたと思うのですが、それは危機管理の責任者として当たり前だと思いますし、やっぱり前広に情報をもらって、前広に準備をしておくべきだと思いますので、ぜひ九州電力さんには、そこは守っていただきたいと思います。





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