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JR武雄温泉駅視察後の知事インタビュー

最終更新日:

○STS
 まず、ご視察の感想を山口知事からそれぞれお願いします。  
○山口佐賀県知事
 お互い開業効果を高めて連携してやっていこうということで、デスティネーションキャンペーンその他、両県の連携が大切でありますので、今日、大石知事と武雄温泉駅を見て、様々な取組ということと、お互い連携してやっていこうということが確認できたということで、大変意義のあった視察だったと思います。
○大石長崎県知事
 今、山口知事がおっしゃったとおり、私も直接、この武雄温泉駅を見れてよかったなと。今日は瓜生局長に来ていただきまして、ご説明いただきありがとうございます。本当よく分かりやすかったですし、機構のほうで対面乗換に関する配慮がされているというのも拝見して、やっぱり利用する方の負担軽減、利便性の確保、僕は一定確保できているのが分かって非常に安心しましたし、これからも引き続き盛り上げていけるようにやっていかなきゃいけないなと。それも一緒に山口知事とやっていくということを、お互い確認し合えたのがよかったなというふうに思います。
○STS
 視察の後に、20分ぐらい意見交換という形でされたと思うんですけれども、その内容と受け止めについて、またそれぞれ、山口知事のほうからお願いします。
○山口佐賀県知事
 今日は、ひとつ我々にとって大きな懸案についても話をしました。それは、ICカードが佐世保線に使えない話でした。この武雄温泉駅も有田の駅も、そして佐世保の駅もICカードが使えない問題については、ずっと懸案だったわけですけれども、4月に古宮社長になって初めて佐賀を訪れていただいたときに、この懸案について様々な解決案について、私からも示させていただいて。古宮社長は、特に佐世保駅というのは大きなステーションですから、そして、この新幹線の起点である武雄温泉駅に使えないということについての課題については共有化させていただいて、両県セットでという話もあったので、早速、大石知事に私から電話をさせていただいたら、大石知事も非常にそこの問題意識は共有していただいて、即いろいろ一緒に検討しましょうということで、ここのところ両県の事務方も含めて協議を進めていたわけです。
 いよいよ今日は直接2人で話せるということなので、大筋について、この佐世保線のICカード化についてはJRと一緒に取り組んでいこうということの最終確認ができたので、これから一緒になってこの実現に向かって取り組んでいきたいということに時間を要しておりました。
○大石長崎県知事
 今の件もおっしゃるとおりなんですけれども、やはりこの新幹線の開業に当たって、新幹線の効果を最大化するという意味では、周遊であったり、御利用いただく方々の利便性の確保、向上というのが非常に重要ですので、もともと長崎のほうも、各県、お互いですけれども、ICカード導入というところはそれぞれが取り組んでいた課題だと思います。その中で、先ほど山口知事がおっしゃったように、佐世保線というところにまず的を絞って、しっかり実現していくというのが大事だろうということで、今日お話をさせていただきました。
 また、話の中では、いろいろと今後開業に向けて周遊対策であったり、デスティネーションキャンペーンの話もありましたけれども、そういった取組であるとか、これからの話も様々させていただきましたので、これから開業に向けて、改めてしっかりと頑張っていきたいなというふうに思っています。
○STS
 短い時間ではありましたけれども、いわゆる長崎ルートの未整備区間、新鳥栖-武雄温泉の話についての言及はあったのかというところと、あったのであれば、それぞれ話された内容をお願いします。
○大石長崎県知事
 その話ももちろんさせていただきまして、これまで私も県議会やいろんなところでお話しさせていただいていますけれども、やはりこの未整備区間というところの整備方式については、本県としてはフル規格でお願いしたいというふうに申し上げてきたとおりでございます。ですけれども、それを達成するためには、やはりこの佐賀県の御理解をいただく必要があると思いますし、我々が望んだからそれが実現するというものではないと考えております。
 ですので、これまでも国や関係者に要望してくる中でも、やはりそこの、まず、どういった形であれば佐賀もメリットを享受できるか、デメリットを小さくできるかというところをしっかりと整理して、整理の解決に向けて一緒に知恵を絞っていきたい。長崎はそういう姿勢を持っていますということをお伝えしてきたところです。本日もその観点から、これからの整備方式についても、運用についても、しっかりと連携をして、コミュニケーションを取って進めていきたいという話をさせていただきました。
○山口佐賀県知事
 武雄温泉から新鳥栖間の話だと思いますけれども、この話については、長崎県と佐賀県はずっと一緒に取り組んできたわけです。お互い分かり合った上で、長崎から武雄温泉駅まではフル規格で、この先はフリーゲージトレインでというところまでがお互いの合意、JR九州も含めた合意だったわけですよね。ですから、そうやって進めてきたわけでありまして、今回、フリーゲージトレインができなくなったというところがあって、その先にフル規格を整備したいというお気持ちも分かります。ただ、その場合については、佐賀県の県の中のエリアですから、佐賀県としてしっかりとフル規格をやる場合についても、我々としてよく吟味をしなければいけない。
 やはり、今の佐賀県民の、将来の佐賀県民のことをしっかり考えた上でということなので、今「幅広い協議」ということで、ルートも含めて、それから在来線の問題、地元負担の問題、そういったことも含めて「幅広い協議」をさせていただいているので、これについては大石知事も佐賀県のことについてはしっかり配慮したい、一緒に考えていきたい、向き合っていきたいと今日も言っていただいたので、そういう姿勢でこれから原点に立ち戻って両県で合意できるところを進めていくというところが大切なんだろうと思っております。
○西日本新聞
 西日本新聞ですけれども、武雄温泉駅では対面乗換があって、武雄温泉駅に停車する本数が増えて、地域振興を期待する声がある一方、先ほどおっしゃったように、乗客の乗換という手間がかかる面もあります。当面、対面乗換が続きますけれども、このことについて、両知事、どういうお考えなのかお聞かせください。
○大石長崎県知事
 今日、見せていただきまして、非常に機構のほうでいろんな配慮をしていただいて、非常にスムーズに、また安全に乗換ができるという状況になっていることを確認できました。これからも、またオペレーションなど、いろいろまだ詰めていくことはあろうかと思いますけれども、さらにそこを磨き上げをして、一定の負担軽減というところを図っていただけるように私も期待しますし、これからも求めていきたいというふうに思います。
 周遊については、やはりこの武雄温泉も非常に魅力あふれる場所でございますし、きっと長崎からも、また地方のほうからも、関西のほうからも来ていただけると思いますので、そういったところは地域の活性化のためにぜひ効果を最大化できるように、長崎も一緒に頑張っていきたいなというふうに思います。
○山口佐賀県知事
 私は今年は西九州にとって大きなチャンスだと思っています。例えば、長崎県にとってみても、長崎駅から30分程度短くなる。これは画期的なことだと思います。
 そして、この新幹線だけではなくて、この西九州全体のスローライフというか、日々の皆さんの地域での生活だったり、まさに温泉だったり、食べ物だったり、文化だったり、歴史だったり、そういったものに大いに日が当たる年になろうかと思いますので、ぜひ圏域全体としてスポットが当たる、このタイミングを生かしていくように、両県が連携して全力で開業効果を高める取組に当たっていきたいと思っています。
○西日本新聞
 大石知事としては、しばらく続いてもこれは問題ないということですか、対面乗換は。
○大石長崎県知事
 問題という言葉が適切かどうか分かりませんけれども、今ある状況の中でしっかり取組がなされているということを今日確認できたというふうに思っています。
○長崎新聞
 山口知事にお尋ねしたいんですけれども、参院選の時の佐賀新聞社の世論調査で、佐賀県民の過半数の方がフル規格を求めていらっしゃいましたけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。
○山口佐賀県知事
 アンケートもいろんな聞き方によって、それは私も新幹線好きだし、つなぐかつながないかと普通に言われたら、誰でもつないだほうがいいと思うし、今ここに横たわっている問題というのはそういうことじゃなくて、じゃ、そのときに、今これだけ便利な特急はどのくらい減るのかとか、これから負担がどのぐらい大きくなっていくのかという問題もありますし、佐賀県にしてみると、ルートがどうあるべきなのかという議論はほとんどまだされていない状況なんです。
 ですので、そういったところというのは我々がしっかりと考えていって、できるだけ、本当はいろんなことをもっともっと開かれたところで、「幅広い協議」も進んでいけば様々な情報が出せるんだと思いますけれども、なかなか今そういった意味で前に進んでいない環境もあるので、ぜひ国には「幅広い協議」、まさにアセスルートありきではなくて、様々な可能性について、フル規格についても議論させていただきたいとは思っています。
○佐賀新聞
 ICカードの話で、様々な可能性の検討ということですけれども、例えば、行政としての費用負担、イニシャルコスト・ランニングコストの負担ですとか、どういったことが考えられるのか、もし今言えることがあれば。
○山口佐賀県知事
 私が4月に古宮さんに申し上げたのは、なかなかこれはずっと進まないもんだから、やるべきところ、少しでも成果ができるところをやっていこうという提案で、そのときにある程度公的負担について増やすということもあり得べしだということで、今調整をしていて、その辺りの調整については、大石知事とも話をしながら、そこはよく一緒にやらんばいかんところなので、いろんな大石知事からもアイデアが出たりしながら、そこは2人で、JRさんとうまくいくような乗せ方というのを検討しています。
 やっぱり、武雄と有田と、そして佐世保駅が、ICカードを使えないというのは非常に九州にとっても大きなことであるので、ぜひこれは早期に実現するように、JR九州とも努力をしたいと思います。
○佐賀新聞
 そちらの改札だとIC使えませんとシールを張ってあったんですけど、そういったところを早期にとありましたが、開業までにとかそういうことではなくて、もう少し長めのスパンと。
○山口佐賀県知事
 私は並々ならぬ覚悟で今回は、ずっとこの件を協議しているので、そんなにかからないで実現できればなと思います。





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