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大石長崎県知事との面談後の知事インタビュー

最終更新日:

○NHK
 まず、久しぶりの面会、会談を終えられての今の率直な受け止め、お気持ちをお願いいたします。
 長崎県知事さんと久しぶりに面会をされて、率直な受け止めを。
○知事
 長崎県知事自体とは九州知事会とか様々な場面でお会いはしておりましたけれども、今回、大石知事と初めてお会いするという意味からすると、大変有意義であったんだろうと思います。全くこれまで面識もなかったので、最初こうやって佐賀の地までお越しいただいて、30分、いろんな話ができたということで、これから連携に向けて、信頼の第一歩が築けたのかなと思っております。
○NHK
 特にこの30分の中で印象的だったことであったりとか、今後の連携に向けた見通しみたいなところは今どのようにお考えでしょうか。
○知事
 まだ全く分かりませんけれども、少なくともしっかりされている方だなと、これからの長崎県政が栄えあるものになることを祈りました。
○NHK
 今後の見通し、連携の内容については、まだこれからというようなところでしょうか。
○知事
 そうですね。長崎県と佐賀県は自然といろんなところで連携というか、関係は多いので、そうした一つ一つについて関係が築けていければなと思いますし、少なくとも知事同士の関係の中でお互い気兼ねなく話ができる関係であるということは両県にとって大変有意義であろうと思いますので、そういった意味では非常にしっかりされていて、これからどういう知事同士の関係が築けるのか、楽しみだということです。
○西日本新聞
 新幹線問題で、新鳥栖-武雄温泉間については「幅広い協議」をやっていて、長崎県からは新たな提案があればお会いするということだったと思うんですけれども、今日、今後連携していくという話し合いの中で、長崎県とも新鳥栖-武雄温泉間については話し合っていくおつもりでしょうか。
○知事
 長崎県からお話があればお会いしたいと思いますけれども、基本的に今日もおっしゃられたのは、これまでの経緯の中で、フリーゲージが厳しい状況にあったときに、いきなり国に活動したということはいかがなものかということで申し上げたので、少なくとも「幅広い協議」を見守っていただくか、もし我々と膝を突き合わせて話があるということであれば、それはいつでもお会いしたいと、そういう感じです。
○西日本新聞
 中村知事時代とちょっと雰囲気が変わったような感じもしますけれども、何か対応に差がある……
○知事
 いや、なので、私は6者合意までできる限り長崎県のことも考えながらと思ってやっていた中で、いきなりフルという話になって、自民党と、さらに言えば、長崎県も国に要望に行くという形になったことに大変違和感を持ったわけでありますから、少なくともそこについてまず分かっていただかないと、もともと佐賀県と長崎県が両県で連携して手をつないで手を挙げた事業です。そこの部分の認識がしっかりされていないといけないと私は思いますし、それは今日お伝えしたと思うので、ぜひ大石知事におかれては佐賀県と向き合っていただきたいということ。
 前の知事は、そういった意味ではちょっと残念な状況になったんですけれども、我々とすると、ずっと申し上げていたんですよ。新しいご提案などあるんであれば、いつでもお会いしますと申し上げていたんだけれども、新しい提案はありませんとはっきり言われたので、そこまではっきり言われると、なかなか時間を割いてということにはなりませんし、実際DCキャンペーンを佐賀でやったときにも副知事が来られましたし。そういったもろもろを考えると、なかなか長崎県の立ち位置とか向き合う相手とかいうのが変わらなかったのかなという思いです。
○朝日新聞
 関連で、それじゃ、新しい提案がなくとも大石知事と会う可能性はあるということなんですか。
○知事
 少なくともこれから佐賀県といろんな向き合い方、もちろんこれは新幹線問題だけではないので、様々な問題が両県には横たわっています。それは国政課題だけではなくて、両県で盛り上げていかなければいけない、DCキャンペーンもそうですし、様々な、鉄道一つとってもMRの問題とかありますので、さらに今回、長崎本線の上下分離の区間をどうやっていくのかという問題もあります。
 そういった意味で、これから大石知事とは様々な場面で意見交換をしながら関係を前に進めていきたいと思います。
○朝日新聞
 今回の訪問の目的は就任の挨拶というのが主だったと思うんですけれども、その中で、開始12分で知事が改めて椅子を座り直されて新幹線の話をされた、これはあえて自分から切り出した理由というのはあるんですか。
○知事
 せっかく来ていただいたわけですので、新幹線の話というのは皆さんがご関心もおありだったということもあるし、それは避けて通れない課題でもあるので、改めて最初に私の考え方を直接お伝えするということは意義があることだろうと思いましたので、今回、お話をさせていただきました。
 それから、もちろん、いつものことですけれども、佐賀県はこうやってフルオープンでいつもやっていますから、そういう中で、もちろんお互いに何ら打ち合わせもなく話ができたということにとても価値がある。これから両県、そして、両知事が付き合っていく中で、大変意義のある30分だったと私は思っています。
○朝日新聞
 今日は3月23日なので、開業まで半年というタイミングの日付でもあります。そこまで迫っている中で、なかなかこの先どうなるのかという着地点が見えていないという現状があると思います。
 先日の県議会でも特別委員会でも、佐賀県さんが掲げておられる低速のフリーゲージについて、また、ルートの中で佐賀空港を通る南側のルート、この辺りについて国交省さんはかなり強い否定的な考えを述べられていましたけれども、この状況の中で今、知事としてはどういうふうにこれからやっていきたいというふうに思っておられますか。
○知事
 これは前から申し上げていますけど、佐賀県から打開するということは考えていないので。というのは、我々は基本的には長崎県の思いを受けながらやってきて、フリーゲージまでであればということでやってきたわけですね。しかも、低速のフリーゲージも、もともと乗り換えでもいいから先にやりたいというので、フリーゲージの開発を待ってもいいのにと僕らは思っていたけれども、乗換方式をやって、今度、それが嫌だというんであれば、200キロで走るフリーゲージであれば乗換えはなくなるわけだからと提案をしたわけです。
 「幅広い協議」については、いろんなことも考えていくんであれば、しっかり幅広に骨太に佐賀県は相談に乗りますよという姿勢なので、それを国がこれしかないということであれば、それはそのままと。その先には何も進まないということです。
○朝日新聞
 このトピックについて、長崎と佐賀の知事さんが話されるときに、長崎県側としてはフル規格を全部博多まで通したいという思いがあって、それに協力を求める、理解を求めるということになると思います。佐賀県側としては長崎県側に何を望まれるのか、何を求められるのか。
○知事
 ですから、そうやって我々と、もともと向き合ってやってきたわけですよ。だって、佐賀県はあのルートをつくるのに鹿島と太良を大いに──今でもつらい思いの中でみんな心を痛めているわけです。その中でも、前の佐賀県政でそれを可としたわけですよ。そこは佐賀県として決めたことだから、私も約束は守るということですよね。だから、そこをしっかりと受け止めていただくということだと思います。
 だから、何が何でも片方の主張だけというわけにもいかなくて、我々はずっと長崎県と一緒に手を挙げて、国にも要望に行って、平成16年の要望書にもちゃんと書いてあるので。特急で福岡までつなげたいと。少しでも早くと、それが必要だからといって、両県の名前がついているわけです。それが原点。だから、今度はそれがフリーゲージになって、それがうまくいかないからといって単独で国と話をするというのは、それはルール違反ではないかと思っています。
○佐賀新聞
 大石知事はこれから新幹線問題の詳細を勉強していくというような話をしていたと思うんですけど、そういうふうに何か有効な議論をするために、特にどういうところを新幹線問題について詳細に勉強してほしいという期待みたいなのはありますか。
○知事
 いや、特に。だから、この後どうするのかということについては、長崎県は長崎県として、自立した自治体なので、ぜひ長崎県の中で県民の皆さん方とよく話をされて考えられたらいいと思いますし、私はまた佐賀県民の幸せのためにしっかりと向き合いながら対応していきたいと思っています。





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