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長崎県中村知事との懇談を受けての知事インタビュー(テキスト・動画)

最終更新日:


○記者
 整備新幹線に関して、未整備区間のことについて、長崎県知事とどのような話をされましたか。
○知事
 それぞれが大切な県民を抱えていますので、それぞれの立場からの考え方というものを御披瀝して、長崎県の中村知事からはフル規格に対する思いを話されましたけれども、私のほうからは現状のスキームにおいて考えられないという話をさせていただきました。
○記者
 お互いに合意した事項というのは、どのようなことになりますか。
○知事
 本当に多岐にわたっていろんな話をさせていただきましたけれども、そもそも長崎県と佐賀県の両者がいろんな紆余曲折を経て最終的にはフリーゲージトレインということで合意に至ったわけです。その予定で全てが進んでいた中で、国においてフリーゲージの開発が断念されるという状況の中で、今の事態になっているわけであって、これは国のほうにしっかりその旨は強く申し出なければいけないという部分については一致したと思っています。
○記者
 あと、在来線の肥前山口-諫早間について、今後の協議の方針とか振興については何かお話しされませんでしたでしょうか。
○知事
 私のほうからは、肥前山口-武雄温泉間の随時複線化については、これはフリーゲージと関係ないところで六者合意に盛り込まれたと認識しているという話をさせていただきました。
 これは必要なことなので私のほうはさせていただきました。
○記者
 肥前山口-諫早間の在来線。
○知事
 それについては、本当に佐賀県は非常につらい選択の中で、鹿島、太良地域の皆さん方の思いがあって、今も、そして、これからも佐賀県として鹿島、太良地域の振興に全力を尽くしているところなので、その部分はしっかり御理解をいただいて、上下分離方式という中で、新しい仕掛けの中でぜひ佐賀県のほうのそういう立場もわかっていただきたいという話は私のほうからさせていただきました。
○記者
 今のお話の中で、国にその旨を求めていくとありましたが、その旨というのはどういう意味。
○知事
 結局、両者の合意はある部分実現することはできないというか、破談になったその原因というのは国のほうにあるわけだから、この問題の打開は、国のほうとしてさまざまな選択肢を示すべきではないのかというところについては一致しております。長崎さんは大分早急にと、中村知事はおっしゃっていましたけど。国においてしっかり打開する手だてを示すべきだという部分については一致したんではないでしょうか。
○記者
 今後の両県知事の協議の可能性というのはどんな感じになっているんでしょうか。
○知事
 私は佐賀県の今の状況、もともとほとんどメリットがないような状況の中でつくられたこの仕掛けであったので、例えば、我々のほうからフルかミニかと選ぶ状況ではないことだとか、みずから何かを発案するという環境には今ないという話もさせていただいたところですので、きょうも特に新幹線だけではなくて、長崎県さんとの間にはさまざまな課題がありますので、いろいろ意見交換させていただきました。いろんな場を設けて、これからも中村知事とは意見交換をしていきたいと思っています。
○記者
 きょう合意した内容の中で、政府の与党PTにおいてミニなのかフルなのか、整備方針を示してほしいということも合意内容には入っているのでしょうか。
○知事
 きょうは、もともと私の認識では、中村知事が私の当選祝いに来たというしつらえかなと思っていて、そんな話から始まっていて、特に合意事項をまとめるとかいう会談ではないんですね。ですので、本当にフリートーキングという感じで進められていたので、具体的にどういう方式かということではなくて、打開すべきなのは国のほうとして、そして、しかもフルとかミニとかいうだけではなくて、例えば、佐賀県としては、この問題は在来線がどうなのか、佐賀県にとっては在来線はとても大事なんです。ということだとか、そもそもルートが設定されておりませんので、ルートの問題とか、いろんな問題が横たわっているので、そういったこと全てに関してどうなのかが出されないとという話はさせていただきました。
○記者
 現状のスキームでは受け入れられないというような話を中村知事にはされたわけでしょうか。
○知事
 これもこれまでも佐賀県は申し上げているとおり、今の整備新幹線のスキーム、いわゆる地元が、我々でいうと、長崎県と佐賀県がお互いの合意のもとで新幹線がこういう仕掛けで欲しいというのを手を挙げてやっていくというやり方ですよね。今のスキームで、フリーゲージは乗ったわけですよ。新しい何かの方策、例えばフルとか、そういったことに対して我々として今乗る環境にはないと、乗らないという話はこれまでも申し上げてきたし、きょうも申し上げたところです。
○記者
 中村知事は今後も話し合いを続けていきたいというふうに、そういう承諾を得たみたいな感じのお話をされていたんですけれども、山口知事のほうとしてはその辺はいかがなんですか。
○知事
 それはもちろんいいですよ。私はやはり、中村知事とはできる限り会う機会を持って、いろんな話をしていくことについては両者で合意したと思っています。
○記者
 フリーゲージだったらいいけれども、ミニとかフルとかだったら乗れないよというようなお話であると、何度お会いしても余り進展がないんじゃないかと思うわけなんですけれども。
○知事
 そう、この問題の難しさは、X、Y、Z、何とかというのが、うちらだけじゃないわけですよね。国があって、JRがあって、そこにはさまざまなスキームがあって、そして、そこには在来線やルートの問題とか、いろんな問題がかけ合わせでできてくるので、これは両者だけで解決できる問題ではないとは思います。
 ただ、我々として、そもそもは合意することができた両県ではあるので、これからも情報交換を密にしながら、しっかり西九州の振興について頑張っていこうということについては合意しております。
○記者
 何か答えは出そうですか。
○知事
 それはわからんね。だから本当に、少なくとも2県だけでというのはなかなか難しい道のりだと思います。





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