このたび、「SSP杯SAGA2021フェンシングエペ・ジャパンランキングマッチ」が、佐賀の地で開催されますことを心からお喜びします。
選手の皆様、関係者の皆様、ようこそ佐賀にいらっしゃいました。
今年開催された東京2020オリンピックフェンシング男子エペ団体において、日本は史上初の金メダルを獲得し、大きな話題となりました。
日本代表として出場された山田優選手・見延和靖選手・宇山賢選手・加納虹輝選手は、昨年12月及び今年2月に佐賀県で行われた日本代表合宿に参加されており、佐賀県としましても嬉しい限りです。
日本フェンシング協会が、新しいフェンシングをつくるという強い想いでさまざまな挑戦を行ってこられたことが、今回の素晴らしい結果につながったと感激しています。
今、佐賀県では、世界に挑戦するトップアスリートを育成するとともに、スポーツの力を活かした人づくり・地域づくりを目指し「SAGAスポーツピラミッド（SSP）構想」に取り組んでいます。
この一環として、昨年3月、フェンシング競技のアスリート発掘や育成を行うため、日本フェンシング協会との連携協定を締結しました。
SAGAサンライズパークフェンシング場が、フェンシング競技では初めて日本オリンピック委員会の競技別強化センターに認定されたほか、フェンシングの振興を目的とするふるさと納税を通して、競技の普及やアスリートの育成・強化を応援しています。
また、2024年に佐賀県で開催される「SAGA2024（第78回国民スポーツ大会）」のフェンシング競技を地域で応援しようと、今年7月にはフェンシング場の地元である若楠まちづくり協議会と県フェンシング協会が連携協定を締結しました。
フェンシングを通してスポーツに親しむ人の輪が着実に広がっており、フェンシング振興の礎を築かれ、佐賀県との連携協定に力を尽くしていただいた太田前会長の想いは、この佐賀の地で、しっかりと受け継がれているように思います。
コロナ禍にあっても、それぞれの場所で練習を重ねてこられた全国の精鋭たちが、本大会で存分に実力を発揮されますこと、本大会がフェンシングを愛する人たちの友好の場となりますことを心から願っています。
結びに、コロナ禍にあって感染対策を徹底し、本大会の準備に多大なるご尽力いただきました日本フェンシング協会の武井会長様をはじめ、全ての関係者の皆様に心より感謝申し上げまして、挨拶の言葉といたします。