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令和2年10月 早稲田佐賀中学校・高等学校創立10周年記念誌への寄稿『志を育む場所』

最終更新日:

 早稲田佐賀中学校・高等学校の創立十周年、誠におめでとうございます。
 「佐賀に早稲田あり」。そう願う佐賀の人々の熱意を受け、開校されてから今日まで、貴校は佐賀に新しい風を吹き込んでこられました。
 卒業生は今や千二百人を超え、佐賀を知る未来のリーダーたちが全国各地で活躍されていることを誇らしく思います。
 これまでのご尽力に対して、歴代の理事長様ならびに関係者の皆様に深く敬意を表しますとともに心から感謝申し上げます。

 佐賀県は、古くから海外の知識や技術を積極的に取り入れ、歴史的に重要な役割を果たしてきました。太古の時代には稲作が始まり、また、大陸文化の影響を受けて誕生した唐津焼は日本のやきもの文化の先駆けとなりました。さらに、幕末維新期には、革新的な教育を施した佐賀藩の藩校「弘道館」や唐津藩の洋学校「耐恒寮」において学んだ志ある若者たちが明治という国づくりに力を尽くしました。
 世界に目を向け、多様なものを受け入れながら、人のため社会のために力を尽くすーー 大隈重信の志は、こうした佐賀の風土に育まれたものであり、その志が早稲田建学の精神に込められているように思います。

 今、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界は大きく変化しています。
 この難局を乗り越えるため、私たちは自分にできることを探し続けるとともに、人と人、国と国とが協力し、新たな社会をつくっていかなければなりません。
 「この複雜なる社会の大洋に於て、航海の羅針盤は何であるか。学問だ。」(大隈重信)
 人生でもっとも多感な時期に、四季折々の豊かな自然や唐津の人々の心意気と温かさを感じながら、生徒の皆さんが五感で学んできたことは、これから漕ぎ出していく大海原を航海するための確かな羅針盤となるはずです。
 大隈重信が「八太郎」と呼ばれていた青年期、昼夜議論を重ねて明日を探し学び続けたことが不屈の精神を育み、新たな時代を築く原動力となったように、卒業生や在校生の皆さんの早稲田佐賀で学んだ時間が、新たな時代を切り拓く力となることを心から願っています。
 私も、新たな時代に向けて、多様な人材が集い、新たな価値観を創造していく地域づくりを目指して、これからも力を尽くしてまいります。

 結びに、貴校の今後ますますのご発展と関係者の皆様のご活躍を心から祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

 佐賀県知事 山口 祥義(よしのり)





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