「元々、全国の被災地を支援活動で回っていた中で、令和元年の豪雨で被災した大町町の支援にも入りました。それから翌年に地域おこし協力隊として町に移り住んだのがきっかけです」と公門さん。
知事の「素晴らしい活動ですね。住民の皆さんの理解は得られていますか?」という質問に対し、公門さんは「豪雨で被災した地域は防災意識が高く、僕たちの活動にも協力してくれます。でも、被災していない地域はまだ関心が薄く、同じ町内でも温度差があるのが課題です」と実情を打ち明けました。
そのような中で、公門さんが力を入れているのは「支え合いマップ」の作成です。町と連携し、区単位でアンケートをとり、災害時に支援が必要な人と支援できる人をマッチングする取組を進めています。
「地域の高齢化が進む中、現在、自力で避難行動が取れる方であっても、来年も避難行動が取れるとは限りません。作成したマップは、毎年更新し続けていくことが、とても重要です」と公門さん。
「地域の皆さんは、一人暮らし世帯などをお互いに把握していますか?いざというときのために、顔が見えるコミュニティを作っておかないといけないですね」と語る知事に、「最近は、近所に誰が住んでいるか、地区役員の方でないと分からないと言われます」と公門さん。
そこで、公門さんは、地域の人たちと竹林の手入れを行いつつ、切り出した竹はイベントの時に使用する竹灯籠の制作に有効活用することで、防災対策と地域活性化を同時に取り組んでいます。
体験の後は、公門さんの案内で町内を散策。立ち寄った先々で住民や子どもたちから「公門さんだ!」と親しげに声が掛かります。
公門さんが地域の人たちに慕われていることが伝わる、温かなひとときでした。