1 世界海洋プラスチックプランニングセンターについて(その1)
○STS
6月7日にいよいよ世界海洋プラスチックプランニングセンターが開所するということで、一番最初に知事もスタートとしてはいい施設であったんじゃないかというお話もいただきましたが、スタートとしてはというところで、今後の発展の可能性を示唆するようなことだったのかなと思いますけれども、今後の取組というところで大学の共同研究だったり、廃プラを社会へ還元ということがありました。唐津にプラスチックプランニングセンターがあるということで、例えば、洋上風力発電であったり、佐賀大学の潮汐発電であったり、様々な学術施設もある中で、そういった唐津にある利点を生かしたほかの施設の連携であったり、廃プラの社会へ還元というところで、県内企業との連携というところで、佐賀県内での活用というか、そういったことは何か見通しであったり、今後の考え方がありましたらお教えいただいてもよろしいでしょうか。
○知事
これは全く分からないんですよ。ただ、おっしゃるように、いろんな素材が唐津周辺にはあって、もちろん洋上風力という話もありますし、原発もあります。様々な素材があって、しかも、あそこに多くのごみが、松島もそうですけれども、集まってくるエリアということで、いっぱい物事を考えさせられる。ふだんは、ここへ行っていただくと分かりますけど、あそこにあるのが松島と加唐島だと思いますけれども、とんでもなくきれいなんですよ。こんなきれいな海の中がこうだとか、先ほどおっしゃっていただいた県内企業がこれを再生していくというプラントだったり、それから、どんな工場ができるのかとか、全く見えない。
国際関係でも、今回、8ぐらいの国が来ていただいて、みんなでいろんな議論をまたしますけれども、結構これは広がる気がするんですね。結構問合せも多いし。だから、これが広がったときに、地域発のプログラムというのがどのぐらい世界に影響するのかというのも、今まで大体国家間任せだったので、そうじゃないんじゃないかという問題提起って反応いいんじゃないかなと今のところ思っています。
あとは、小学生、中学生、高校生たちが現場学習に来ていただけるので、この子たちがどういうふうな感想──これは感想をぺたぺた貼るところも用意されていて、そういったところがこれからどう広がっていくのかって分からないところがよくないですか。何か僕らが最初からこうなる予定なんていうんじゃなくて、先が、この船がどこに行くのかがまだよく分からないけれども、私は結構立派なことを成し遂げてやる拠点になるような気がして──私も全国いろんな施設を回りましたけど、スタートとしてはハード、ソフトともにとてもいいものになっているのではないかと思います。ぜひ皆さん方のご感想もいただきたいと思います。
2 佐賀バルーナーズ2025-26シーズン平均観客動員数B1リーグ5位!について
○STS
ありがとうございます。
もう一点、最後のバルーナーズの件に関してなんですけれども、今年の秋ぐらいからBプレミアが始まって、Bプレミアは成績による昇降格がないというところで、これまでのBリーグだったら勝敗が、勝てば観客が増えるというような簡単な考え方ができたんですけど、今後のBリーグ、バルーナーズは、それこそ勝たない状況でも人をたくさん集めないとBプレミアにい続けることができない状況になるじゃないですか。
県としてバルーナーズの集客というところで、今年から新たに取り組むことであったりとか、力を入れていくことなど何か考えられていることはありますでしょうか。
○知事
私も原竹さんと同じように、やっぱり日本のスポーツって勝敗がとても大きくて、プロ野球なんか見ていても、勝たないから入んねえんだよなんて声がよく出ますよね。私もすごく勉強になったんですけれども、SAGAアリーナのバルーナーズの試合って、意外と負けてもみんな笑顔で帰っていくんですよ。感想を聞いてみると、ああ、楽しかったという、一つの、何というんでしょうかね、コンサート、筋書きのないコンサートを見ているような感じなのかなと思うのと、あとは、取材すると、長崎とかからも来ているんですよ。長崎は、実は今同じように盛り上がっていて、ハピネスアリーナはいつも満員なんです。ただ、入れないらしいんですよね、いつも満員で。SAGAアリーナに来ているうちに、バルーナーズファンになったとかいう方もおられたりとか。あとは、福岡の方も今徐々に増えているので、一つのエンタメパッケージみたいな見方もできているのかなと思います。というのも、今までスポーツの結果とかで反応をしていた人じゃない人たち、特にSAGAアリーナは20代、30代の女性比率が高いんですけれども、結果というよりも、あの空間に来ているという方が多いというのが我々の特徴なので、そこにさらに結果が伴うようにみんなが頑張ってくれれば、特に今回はほとんど日本選手は留任しているので、また推しの選手も頑張ってくれて、そして、まちが盛り上がればなというふうに思っています。
3 世界海洋プラスチックプランニングセンターについて(その2)
○FM佐賀
海洋プラスチックプランニングセンター、6月7日にオープンということですけれども、佐賀から世界へ、問題提起に向けて発信していくための居場所が新たに誕生するということなんですが、そこを率いる大嶋センター長、九州大学の准教授の方でいらっしゃいますけれども、その大嶋センター長に期待することを教えていただけますでしょうか。
○知事
大嶋さんも十分九大でいっぱい学術的にもやられて、新たな境地というか、やっぱり今までの大嶋先生の蓄積というものをいよいよ世界に向けて発信して、それに向けて多くの人たちが集まって来る。だから、このPLA PLAって、別に唐津にあるとかいうよりも、北部九州全体として、九州大学、そして、もちろん佐賀大学もそうですけれども、多くの早稲田の大河内教授もそうですけれども、今までこの研究をやってきた人たちが集う拠点になってもらいたいなと思うし、大嶋さんのこれからの人生をかけていただけると私は期待しているので、本当にこれからが楽しみだと思います。
○FM佐賀
連携が生まれるかもしれないですね。
○知事
そうですね。いろんな連携、特にこれはPLA PLAなのに、すごく先端的な学術研究している学者さんがここに集まっていただいているっていうのがすごいと思うんです。だから、軽い施設じゃないんです、これは。なので、すごく重厚的な最先端のプログラムと、あとは、本当に、いわゆる世界の人たちがプラスチックをどう扱うのか、そんな簡単に捨てちゃっていいのかっていうようなところに向けられるような、いろんな見方ができる。それはこんなにこれは小さい施設なんですけれども、そういうスタートができるところが何といってもいいし、先だって私が行ったときも、みんな生き生きと、スタッフたちも、ここで働けるのが何かもう幸せですみたいな感じだったので、あの目を見ていたら、将来どうなっていくのかなと。で、ここの行動変容とかここのPLA PLAの動きに応じても、これからの県としてもその状況に応じた発展のさせ方をしたいなというふうに考えています。
4 SAGA × WOMAN EXPO2026について
○FM佐賀
ありがとうございます。
では、もう一点、WOMAN EXPOに関してなんですけれども、佐賀ならではの取組というのも組み込まれているとお聞きしました。今回、東京以外で佐賀では初めて開催されるということなんですが、その点についてどう感じていらっしゃるのか、改めてお聞かせいただいてもよろしいでしょうか。
○知事
これは私、前、福岡でやったときがあって、あれは何年前かな。9年前ですか。眞鍋かをりさんとのトークショーっていうところに出たんですけど、本当に多くの福岡の皆さん方が、特に、ほとんど女性だったと思います。それで、みんなの生き方との関係でいろんな質問が出たりして、とてもいい取組だなと思ってはいたんですけれども、それからほとんど毎年東京でずっと、東京だけで開催されているときが多かったので、むしろ東京じゃなくて、地方都市で頑張っている女性たちにエールが送られる、明日また働きにいきたいなって思えるような、それをつくるためにはと思っていたら、ちょうどSAGAアリーナで開催するってことで協議が整って、こういう使い方もできるんだっていうことで今回実現したので、ぜひ地方都市ならではのこの女性たちの輝きっていうことにしっかりとフォーカスできるような、そんな取組になると期待しております。
5 国への政策提案について
○NHK
せんだって国への政策提案の内容が発表になりました。資料を拝見しましたけど、多岐にわたる提案をまたされると思うんですけれども、この中で特に知事の思いが込もっているところがありましたら、思いを併せて教えてください。
○知事
佐賀県は特に国への政策提案を単なる陳情とか要望の場ではなくて、この国とか、どうあるべきなのかという問題提起をしたいなと思っているんです。ですので、これまでもいろいろやりましたよね。成年になるのを学年全部そろえて一緒にしたがいいのではないかとか、いわゆる問題提起型もやってきたんですけれども、あとは、実際、国で決めているものと現場での取組に乖離があるというか、現場をもうちょっと分かっていただくとこういう運用にならないのになという話だったりとか、あとは、今回も防災大学校とかの話もありますけれども、佐賀県は危機管理先進県だと僕らは自負しているので、一緒になってやりませんかという提案、国と共に成長しませんかという提案、それこそ先ほどのPLA PLAに関してみても、国の機関も一緒にやりませんかという提案も織り込んであったりいたします。
それから、例えば、国の施設、公園とかだと、入園料がそのまま国に持っていかれたりするわけですよ。僕らは今、指定管理者もそうだけど、一定、お客さんが入れば入るだけ、自分たちもプラスになるような仕掛けにしているわけです。だって、もうけた分、全部県に没収とかされたらやる気なくなるじゃないですか。だったら、国も、やっぱり国の公園とかも少し留保してあげて、吉野ヶ里とかもそうだけど、客が増えたら、その部分を自分たちで使えるとか、全部持っていかれるんじゃなくてとか、そういうことを考えたらどうですかとか、我々が一緒になって、余計なお世話と言われるかもしれませんけど、でも、モチベーションはすごく大事なというのは、やはり県やってみて思うので、そういうようなことだとか、あとは、伝統的に国にしっかりやってもらいたい、子ども医療費の現物給付の話とか、多岐にわたっておりますけれども、そういったところを一緒になって国の皆さんとも考えられるような提案になっていると思います。
6 SAGAアリーナ開業3年について
○日経新聞
私のほうから大きく2点。
1つ目が、先ほどお話しされていたSAGAアリーナ、バルーナーズのことに関連してなんですが、バルーナーズを見ても、上位チームというのは本当にスポンサー色というか、企業の名前というか、応援している企業が割とばちっと出ていて、資金力もあったりとか、選手獲得なんかにもそれがつながっていたり、外国人選手の獲得なんかにもつながっているのかなと思うんですが、みんなで応援しているチームとして盛り上がる中で、その母体となっているSAGAアリーナが開業から3年を迎えました。後から出てきた新しい施設との競争であったり、これからできる施設というのもあります。
この3年間を振り返って、先ほどもちょっとおっしゃっていたんですが、SAGAアリーナを造られて3年たって、その振り返りと、今後、どういうことが課題になってくるのかということ。あと、先ほど申し上げたように、地元経済の活性化にいかにつなげていくのか。知事は以前から、このアリーナは稼ぐアリーナだとおっしゃっていました。なので、この稼ぐアリーナというのは、多分単に人を集めて、その収益でとか、それだけではなくて、その周囲に及ぶ地域経済のことをおっしゃっているんだと思います。それも含めた今後の課題であったり、期待をお願いします。
○知事
SAGAアリーナが成功した一つの大きな要因は先行者利益かなと思っています。やはり3年も前にオープンしていました。あのコロナの頃にこの事業をやっていたのは、うちの県だけだったと思います。そういった意味で随所に工夫を散りばめております。特に行政が造る施設でもありますので、均一的な何か巨大な体育館を造るということではなく、いろんなところに工夫があって、見に来た人たちが毎回別の楽しみ方ができるようにということで工夫をしています。ですので、皆さんいろんな場所で見るたびにいろんな発見があると思いますし、稼ぐアリーナということで造っておりますので、もうちょっとこれからの課題にも関係するんですけど、新しい新メニューで、例えば、今、火がなかなか入れられなかったりするので、やっぱりあったかい特色あるような飲食系がさらに加速してくるといいなと思っています。
それから、できるだけほかの世界基準で言うと、やっぱりアルコールがすごく稼ぐことの主軸になっているわけなんですけれども、ましてや、ラグビー会場なんていうのはすごい勢いで売れていきますから。なので、そこはこれからの課題。
そしてもう一点は、アリーナの3階部分というのは、どっちかというと、法人営業的なところの部屋が、VIPルームといいますけれども、そこにスポンサーの皆さん方がいかに使っていただけるのか、そして、県民の皆さん方も冠婚葬祭みたいな形で今までとは違った使い方になるので、これは日本のスポーツ界が進化していないところと裏腹なんだけれども、スポーツでもっと稼げるという、稼いだことをアスリートに還元してみんながハッピーになるという世界をつくれるかどうかにかかっているということと、さらには、我々は県でやっていますから、ほかの地域は、それこそ巨大なスポンサーがあって何かうらやましいなと思うこともありますけれども、でも逆に言えば、佐賀は巨大な企業が造っているわけじゃなくて、我々といろんな企業がみんなで何というんでしょう、ザクロのように固まって造っている、運営しているアリーナでもあり、チームでもあるので、それってむちゃくちゃ強くて、どこか1つが潰れたからぷちっとなくなるわけではなくて、必ずほかが補完してさらに前進していくので、そこのいいところを生かしていくという観点と、その皆さんの思いに応じて陳腐化しないように常にサンライズパークは進化を続けていくと。さらに投資を続けていって、投資の回収をしながらといういい循環ができるようにしていくという、定期的に手を入れていくというところを気をつけていきたいと思っております。
7 九州新幹線西九州ルートについて(その1)
○日経新聞
ありがとうございます。
もう一つなんですが、西九州新幹線の延伸問題について、水嶋次官と会談をこれまで重ねてらして、たしか4月の時点ではまた5月の連休明けにでも意見交換をしたものをさらに進化させていく話合いをしていく予定だとおっしゃっていました。ただ、それぞれの方のお話を伺っていても、知事はストライクゾーンが、その話合いの中でのアセスの提案に対してのストライクゾーンが狭過ぎる、高過ぎるということで再考をお願いしたというか、もう一度こちらの意見を伝えた、そして次官のほうは様々な機会に、本当にストライクゾーンは自分たちが真ん中だと思っているところに投げられていて、決して佐賀県側が想定している下のほうのゾーンは狙っていないと。それをさらに援護射撃するように、JR九州のほうもストライクゾーンはここだというような言い方をされています。なので、もちろんいろいろな協議の中のこれは一つの事項なのかもしれませんが、今後の話がどうやってまとまっていくのかという方向性と、次回の会談というのはいつ頃になりそうなのか、展望を教えてください。
○知事
長谷川さんがそこまで御案内のとおりというところに一つのまだ課題があるのかなと私は思っていて、そもそもこの私と水嶋次官で、いわゆる2人で話をしているわけです。誰も入っていないです。ですので、当然、議事録も何もなくて、本当に2人だけの部屋です。最初に申し合わせたというか、話をしたのが、冷静な環境というか、静かな環境でということでやっていきましょうと。外でいろいろ、一つ一つについてああだこうだという話になると、なかなかまとまるというか、何か成案が出る方向になかなか行きにくいのでという話だったと思うんですけれども、どうも途中途中で国のほうから様々な情報が出てきて、こちらが、佐賀県にも現場のほうではいろんな意見があるんだよという一つの例で出したようなものがそのまま外に出ていったり。
ちなみに、私は国のほうから頂いた資料は一切出していませんので、何かその辺りが、こういう状況になっているというのはとても残念だなと思っています。でも、いろいろああやって主張をされてしまうと、私はずっと黙っているというと、何か誤解もされるのもあれなので、私は全てはしゃべりませんけれども、私の話せる、話しても大丈夫だという範囲でお話をすると、ご覧のとおり、この西九州新幹線の問題というのは、いろんな財政負担、これでいいのかとか、在来線はどうなっていくのかとか、それこそ、フルでやるとしたときのルート、どんな形になるんだろうかとか、それに合わせて、北部九州はどういうふうに結びついていくのかとか、そういう地域振興の問題だとか、いろんな問題があるというのは常々申し上げてきて、それについては水嶋次官ともいろんな意見交換をしました。
だから、今の財政負担スキームに課題があるねということなどは意見が一致したりもしました。ただ、それについても途中の何か、次官の会見か何かで法改正をすることはしないって、何かぱしっと切っていましたけど。
それとか、いろんな話をしながら、ただ、国のほうから、やっぱりアセスという話があったということですね。私は、議論を深めると言っているんですよね。議論を深める、だから、もし仮にアセスなくはないとか私も言ったことがあるような気がするんですけれども、議論を深めていくという意味で、という趣旨でお話は申し上げているわけですけれども、ただ、この段階で結論ありきみたいなルート設定がなされるというのは、私の中にないわけです。本当に多くの可能性という中で議論が深まっていけばいいわけで、私は別に、どこかのルートを推奨しているとかそういうことではなくて、やはり県民の中にもいろんな意見もあるし、それぞれで全く違った効果も出てくるので、さらに検討を進めていけばいいと思うんです。それこそ、北陸は一旦決まったのに、まだ8個ぐらいでやっているんですか。ですよね。
なので、ここで議論を深めるという意味では可能性があったんですけれども、もしそれが、もうここで決めてしまうというのに等しいような前への進め方、いわゆるアセスであるとしたならば、私にとってそれはなかなか難しいということなんです。
だから佐賀県は、もともとこれは、何度も申し上げますように、本当はフリーゲージでもう終わっている話を、国がそれができないということでこの話になっているわけですから、やはりこれは交渉なので、お互いが、どこが国として譲れるところでというところがあって初めて交渉というのは成り立つわけなんですけれども、やはり結論ありきというふうな形というのは、交渉になかなかなりにくいところがあるのではないかなと思っています。それでもいろんな話はしています、いろんな観点から。ただ、今のところなかなか交渉というか、そういうふうな形にはなりにくいところがあるのかなと思いました。
それで、国のほうから、今度26日だったですかね、政策提案のときに話をしたいという申出がありましたので、どういう話になるか分かりませんが、お話を聞きに行きたいなと思っております。
○日経新聞
ありがとうございます。
26日の政策提案の中で、国交省マターであったりとか、いろいろある中で、国交省の該当する部署としては、必ずしも水嶋さんではないと思っていたので、それとは別に、日程の中で2人で話される可能性があるということですか。
○知事
国土交通省さんにもそれぞれ局長さんとかそれぞれ話ししたいことが、提案させていただきたいことがあるわけですけれども、それとは別途、2人で話す時間を取りたいと思っております。
○西日本新聞
新幹線に関連してになるんですけれども、先ほどちょっと話があったんですが、水嶋次官が弊紙のインタビューに先日答えていただきまして、その中で、今まで話に出ていた佐賀空港を通るようなルートに関してなんですけれども、南側を含めたアセスについては少し否定的な態度を取られております。先ほど話ありきで進めるのはちょっとよくないのではないかということでしたけれども、県としてアセスを進めていく方向での協議を進める中で、どういった範囲、県はアセスしてほしいとか、県としてどういった求め方をしていくのかというのがもしありましたらお伺いしてもよろしいですか。
○知事
少なくとも、今、国のほうがというのはほとんどルートをここで決めてしまうに等しい幅の狭さだと思っているんです。ですので、我々は議論を深めると言っているんです。議論を深めるのに、この段階でそれを絞るということではなくて、結論としてどうなるかというのは分からない。だけれども、いろんな意見があるということを申し上げているわけです。だから、いろんな意見ということを、現場のことを分かっていらっしゃらないのかなと僕は思ったので、国はそれこそ、ありきみたいな形でおっしゃるところがあるから。でも、やはりいろんな意見があるので、これは新しい話だから、我々としてみると、議論を深めるということは大事だろうと思っているんです。なので、そういう様々な主張というのはもっと後でと思っていたわけなんですけれども、この段階で、狭いところでアセスをやるっていうことは、ここで結論を決めてしまうに等しいと思うわけです。分かりますか、言っていることは。
○西日本新聞
ありがとうございます。
26日に水嶋次官と会われるということでしたけれども、一応、ずっと言われているのが、夏で水嶋次官が一応1年になられるというので、異動はまだもちろん決まっていないんですけれども、そこも一つ、夏という区切りがあるのと、概算要求とかも含めて、やっぱり夏までにどういった結論を出すのかというのは意識せざるを得ないかなと思うんですけれども、県としての描いているスケジュール感みたいなものがあれば教えていただいてもよろしいですか。
○知事
これは我々、スケジュール感って持ち合わせていないので、真摯に向き合っていきたいと。これはやっぱり佐賀県の誇りにかけて、まっすぐに向き合っていきたいとずっと私は思っています。ですので、期限がどうだということではなくて、常に門戸を開いてというか、だから、26日も時間くださいということであるから、はい、分かりましたということでありますし、その後の展開も分からないけれども、いずれにしても、こういう形でこの議論は続けていきたいと思っています。
○西日本新聞
夏というのは特に意識し過ぎずに議論を進めていくという理解でよろしいですか。
○知事
はい。
○読売新聞
すみません、私も鉄道から伺いしたいんですけれども、26日の件なんですけれども、今の状況として整理すると、アセスについて提案が一度県にあって、それが狭いというところで、その修正案、もっと南側をフォローしてほしいという形で提案をされたという理解、ボールを向こうに投げているという理解をしているんですけど。
○知事
そうそう。もともと、僕らはそうずっとその意見なんで。
○読売新聞
これまでの今の他紙とかを見ると、水嶋次官の発信を見ると、どうしても南側に対してすごくネガティブな発言を繰り返しているので、なかなかその修正案を受け入れる状況には見えないんですが、一応この提案をしたいというところでアセスについての修正案に対する回答が26日にあるイメージでしょうか。
○知事
それは国に聞いてください。
○読売新聞
少なくとも知事はこの南側が加味されない形でルートがある程度限定されるような案についてはのめないっていう、ほかの条件が提示されても、このアセスの範囲について南側がフォローされてなければ、それはのめないというスタンスで臨まれるのか。
○知事
はい。こんな短期間にそこを決める話じゃないと思っています。
8 文献調査について
○読売新聞
分かりました。ありがとうございます。
もう一点、全然違う話で、文献調査、ちょっと先月から聞いていて恐縮なんですけれども、南鳥島で文献調査が始まりました。それに対する受け止めと、また、玄海町のほうで文献調査が始まって2年経ちますけれども、改めて次のステップへのスタンス、お考えがあれば。
○知事
まず、私の、玄海町で実施されている文献調査についてはこれまでと同じです。変わることはないと思います。佐賀県は十分国のエネルギー政策に貢献をしていると思っておりますし、やはりこの課題については国全体で、都市部も含めて議論をしながら、国が考えていく課題だというふうに思っています。その中で、今回、国が小笠原、南鳥島っていうことで文献調査に進むという流れなんですけれども、ここは今までとは違った切り口。言うなれば、そこにいわゆる住民はいなくて、小笠原本島からも距離が離れているっていうところなので、国がどの程度そこを考えながら進めているのか。そのほか、もっと手が挙がってしかるべきだという声もあるわけですので、今回の南鳥島がどういう考え方でなされているのかは、私はよく分からないです。ただ、国が一定のことを考えながらやったということに関しては評価をしたいと思うし、これからの推移を注視していきたいと思っています。
9 世界海洋プラスチックプランニングセンターについて(その3)
○読売新聞
PLA PLAの件で一点確認なんですけれども、冒頭の説明でツール・ド・九州のスタート地点であるという話があったんですけど、これって既出の話でしょうか。もし佐賀県内でのルートみたいなところがある程度決まっていることがあれば。
○知事
発表がいつだっけ。
○県職員
来週の木曜日です。
○知事
来週木曜日に発表なんですよ。
○読売新聞
九経連ですか。
○知事
ええ。たしか九州地域戦略会議が下関であるときに発表することになっていると思います。ここがスタートというのは、我々の思いというか、ずっとこれを主張してきて、ここがスタートで世界に発信したいと思っているのでということで、それがそのまま取り入れられればそういう発表になるかと。
10 佐賀県知事選について
○佐賀新聞
公園管理の関係でモチベーションの話が出たので、この関係なんですけれども、この前、さがの未来を語ろう2026の全5回が終わりまして、ここで出た意見というのをどう今後施策方針に出されていくのか。そのモチベーションの部分で、前回も聞いて恐縮ですけれども、4選に向けた現在のモチベーションの状況を伺えたらなと思います。
○知事
さがの未来を語ろうは、定期的に我々の施策方針を策定する前にやっているものなんですけれども、あそこで出た意見を今集約していて、短期的に対応したい話と、これからそっちの方向性に向けて織り込むものとかを整理しておりまして、そうした中で、これから全ての意見が何らかの形で入ればいいなとは思っています。
私はそういう作業を今しながらも、日々、今、この仕事で、目の前の仕事で頑張っているという状況でございます。
11 家畜伝染病予防法の改正について
○佐賀新聞
別の件で、ちょっとマニアックなんですけど、家畜伝染病予防法の改正がありまして、豚熱に関して選択的殺処分というような制度に変わりました。佐賀県としてこれまで対応されたことを踏まえて、この改正、知事の受け止めなど、知事のお考えを伺えますでしょうか。
○知事
豚熱も鳥インフルエンザもそうですけれども、大分蓄積があるわけです。最初に全体的にあれだけの作業をしながらやっていくというところには合理性あったと思うんですけれども、やっぱり徐々に知見も集まってくる中で、特に豚熱は、佐賀県も経験しましたけれども、大変な作業になるわけなんですね。ですので、できる限りそこが省力化できるように、限定的な対応で済むようにというところは非常に大きな前進だと思いますし、一旦決めたからずっとそれでやるんだではなくて、そうやって修正をしながらやっていくというのは、とても国の姿勢としていいなというふうに思っています。
12 九州新幹線西九州ルートについて(その2)
○NHK
改めて新幹線の件です。知事と水嶋次官のご面会を度々取材していく中で、率直な意見を交わされているんだ、いい関係なんだろうなと勝手に思っておったんですけれども、一方で、アセスの提案を受けて以降、この前のぶら下がりの取材のとき、言葉のほうと表情が少し変わってきたなという印象を勝手に持っております。
この間のいろんな報道であるとか、資料が出てしまったとかいうところで、そのお二人の関係性、そこの信頼関係に何か変化とか、知事のほうでも少し思っていることというのが何か気持ちの変化というのがあったんでしょうか。
○知事
まず、水嶋次官に関しては敬意を持っておりますし、信頼関係は続いていると思っています。
ただ、今回、この問題が一つのキーになったのも、全体、先ほど言ったように、アセスというか、ルートの問題だけ話していたわけじゃなくて、財源だとかいろいろな話をしている中で、アセスでさらに議論を深めていくということを話していく中で、どうもやっぱり限定的に考えておられることがどうしても引っかかるし、そこって早晩、アセスまで、もしアセスということになるならば、そこはどうしても引っかかるところであったので、なので、私のほうからそれは連絡を差し上げて、やっぱりここはちょっと、ほかの部分は、ある程度整理がつく可能性もあるけれども、ここが分かれたままだと、ほかのほうに行くことを幾ら議論しても、つっかい棒になる気がしたんですね。なので、これについては私が問題提起したら、かなりそれについて強い反応が出てきたので、ああ、あれって、ここは結論ありきということなのかなというふうに思いますし、もっといろんな議論というのを信じて、柔軟に対応していただくというもあっていいのかなと思います。
特に運輸省さんのところというのは、どうしても許認可が多いところであるので、何となく分からないではないんだけれども、みんなで決めていくというか、何かそういう文化があっても、一旦決めたから、もうここから動かないとかそういうことではなくて、していくようなところがあったらいいのかなという感想を持っています。
○NHK
もう一点だけ。アセス、もちろん県が主体となってアセスをやる、ほかの事業とかでやることもあるとは思うんですけど、やっぱりこのアセスというものの性質というのは、ある程度、その規模とか、範囲というものを決めてやるというのが一般的かなと思うんですけれども、一方で今回のこの新幹線に関しては割と広い幅の中でのアセスを県としては求めていらっしゃる、この辺りの整理というのは、知事はどのようにされていますでしょうか。
○知事
それをアセスというのかは、私はよく分かりませんけれども、いずれ、これが話が進めばね、どこかのルートになっていくということになるんでしょう。ただ、今の段階で、そういった意味でのアセスというところに行く環境にはないと私は思っていますし、国交省さんに非常にいいなと思っている点を言うと、県のオーケーがなければアセスはやらないって、それは前から言っていただいているので、そこは非常に地域をちゃんと大切にしているところでもあるので、なので、ここに関しては、やはりしっかりさらに話し合っていく必要があると思っています。
○NHK
次官に言われるアセスと、この件に関するアセスというのは、やっぱり質の違うものだということですか。
○知事
私はそこまでぎりぎり詰めたわけではありませんけれども、少なくとも、幅の狭いところでというところでは難しいということなんです。だから、言葉に落とし込むかどうかというのは、いわゆる工学上のアセスというものなのかどうかというところは、これがある程度話がつけばさらに検証していくことになるんだと思います。
北陸の小浜-京都にしたって、幅あると思うんですよ。1つこの道って決まっていないと思うんです、ですよね。なので、そこをどういう形で進めていくのかというのは、ある程度そこが、もしある程度の合意がついた後に検討されることかなと思っています。