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全国のお城ファン、歴史ファンが集結!「名護屋城大茶会×出張!お城EXPO」

最終更新日:

 佐賀県では、国特別史跡「名護屋城跡並陣跡」への来訪を促し、その歴史的価値を発信する「はじまりの名護屋城。」プロジェクトに取り組んでいます。

 肥前名護屋城は、天下人・豊臣秀吉が1592年に築いた城です。

秀吉の号令の下、徳川家康、前田利家、伊達政宗、石田三成をはじめ150を超える武将・大名が一堂に会した、唯一無二の場所。名護屋城から半径3km圏内に陣を構えた結果、人口約20万人という、当時ではロンドンの19万人、パリの24.5万人に匹敵する世界最大級の都市となりました。また、武将たちが集ったことで、名護屋は「日本の実質的な首都」となり、茶の湯や能などによる文化の交流が行われ、その後の日本文化の「はじまりの地」となりました。

いまでは、秀吉が築いた城郭の全体像や石垣の技術的特徴を在りし日の迫力のままに現地で見て、触れることができる日本で唯一の城であることから、「近代城郭遺構の至宝」や「奇跡の城」と評されています。

 

この肥前名護屋城で11月23日(日曜日)と24日(月曜日・祝日)に、特別史跡指定70周年を記念して、「第5回名護屋城大茶会」と、日本最大級のお城イベント「出張!お城EXPO」が盛大にコラボ開催されました。


クロストークのゲスト高橋英樹さんや観客と記念写真


 本丸ステージでの名護屋城クロストークでは、お城好きで知られる俳優・高橋英樹(たかはし・ひでき)氏をはじめ、歴史学者の平山優(ひらやま・ゆう)氏、お城好き気象予報士の久保井朝美(くぼい・あさみ)氏などによる歴史談議に花が咲きました。

 高橋氏は、全国のお城の中でも名護屋城は「お城の原点」だと述べ、「この本丸跡から見るこの景色、この素晴らしさを見つけてここに城を作ろうと言った秀吉さんもすごいが、その周りにも広大な土地に各陣屋があり、この規模は全国の城で他に見当たらない。」と感嘆していました。

 一緒に登壇した山口知事は、「ここを文禄・慶長の役の起点ではなく、日本人の文化の心が芽生えた“文化新流行時代到来の地”と思っている。歴史における重要な部分をお城好きのみなさんと一緒に大切にしていきたい」と呼びかけました。


秋空の下、歴史談議に花が咲いたクロストークの様子


 会場には、全国各地から名護屋にゆかりのあるお城ブースが集結!来場者は限定グッズを手に取ったり、武将隊の武将にサインをもらったりと、名城めぐりの旅気分を味わっていました。さらに、「名護屋城マルシェ」で唐津や武将ゆかりのグルメを堪能したり、名護屋城に集結した武将の名前がズラリと並ぶ「のぼり旗(ばた)フォトスポット」では、推しの武将の旗と写真撮影を楽しんだりする姿も見られました。

ほかにも、人気歴史学者によるプレミアムフォーラムや、学芸員が「加賀百万石の祖」前田利家の陣跡で前田利家が別格の存在であったこと示す、まるで城のような巨大な堀の遺構を新発見し、そのことを徹底解説するプレミアムガイドも開催。また、城跡(しろあと)の歴史ある雰囲気に浸りながら、美味しいお茶とお菓子を楽しめる呈茶(ていちゃ)席や能、狂言など日本文化を体験できるコンテンツなどが目白押しだった2日間。

穏やかな秋空の下、全国から訪れた28,000人が歴史ロマンを満喫しました。


のぼり旗フォトスポットで推しの武将の旗と写真を撮る来場者


 当時、名護屋が人口20万人を超える世界最大規模の都市だったなんて。

SNSもない時代に武将が集結して、佐賀から日本文化の“流行”が生まれたなんて。

日本史の舞台の中心が間違いなく、ここ佐賀県にあったんです!

 ぜひ「名護屋城跡並陣跡」や佐賀県立名護屋城博物館に足を運んで、先人たちの息づかいに想いを馳せてみませんか?

この地が持っている本来の価値をしっかりと浮かび上がらせて、名実ともに世界の肥前名護屋城、そして世界の唐津へ。

 

 以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。



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