キッザニアは、こども達が楽しみながら社会のしくみを学べる「こどもが主役の街」。
「Out of KidZania」は、そんなキッザニアの街を飛び出して、地域の様々な仕事をよりリアルに体験できるプログラムです。
こどもたちに県内の企業を知ってもらい、将来、県内で働くきっかけにしてもらおうと、キッザニア監修のもと、11月8日(土曜日)と11月9日(日曜日)に「SAGA×Out of
KidZania 2025」を開催しました。
多久市内では、メイン会場の佐賀県立産業技術学院に加え、地元の企業・団体の各施設でも開催されたほか、佐賀市や小城市など県内各地が会場となりました。
イベントには、地元企業などから60を超えるプログラムが出展されました。バス運転手や美容師などこども達になじみのある職業のほか、有田焼職人や佐賀錦の織り手、尾崎人形作家の仕事など、佐賀ならではのプログラムも!事前予約不要で当日参加できるプログラムもあり、6,500人の親子で賑わいました。
先輩社員の手ほどきを受けながら、仕事に励むこどもたちの表情は真剣そのもの。普段触れることができない道具を使ったり、有田焼のデザインの企画から絵付けまで一連の流れを体験したり——。初めての作業でうまくいかなくても、何度も挑戦し、成功した時のこども達の笑顔はキラキラと輝いていました。


11月9日(日曜日)には、山口知事が会場に駆けつけ、こども達のチャレンジを見守りました。
山口知事は、「このイベントで思いがけない職業に出会うかもしれない。こども達が佐賀をもっと好きになって、将来、佐賀で働きたいと思ってくれるとうれしい」とこども達の未来を楽しみにしていました。

仕事を体験したあとは、お給料として専用通貨「サーガ」をもらい、キッチンカーやマルシェなどで買い物を楽しみました。「これいくら?」とお店の人に尋ねながら、お給料とにらめっこする様子も大人顔負けでした。

県内には、世界に誇るものづくり技術や伝統産業、豊かな自然を活かした農林水産業など素晴らしい産業がたくさんあります。
その一方で、進学や就職をきっかけとした県外への人口流出があり、様々な産業で人材不足が深刻化しています。
県では、小中学生にものづくりのすばらしさを体験してもらう「ものスゴフェスタ」や理系職や理系知識への理解を高める「キミノミチ発見ラボ」、高校生や大学生、保護者向けの「県内企業合同説明会」などに加え、今回新たに本イベントにも取り組み、佐賀の未来を創る産業人材の育成を進めています。
佐賀だからできるいろいろな体験が、こども達の夢実現のきっかけになりますように。
こども達の十人十色の未来が楽しみですね!
以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。