佐賀県 知事室TOP総合トップへ
佐賀県 こちら知事室です佐賀県 こちら知事室です(スマホ版)
背景色
青
黒
白
文字サイズ
拡大
標準

令和7年度11月補正予算案

最終更新日:
 皆さんおはようございます。今日は11月補正予算案の説明ということでございますが、11月議会ということで、全体とすると限定的な内容になっております。
 では、説明させていただきます。

<令和7年度11月補正予算案>
 55億円の増額補正ということであります。
 その内訳でありますけれども、まず、人事委員会勧告を踏まえた人件費の補正ということで、民間給与に合わせるという形で35億円というものがあります。
 そのほかが20億円なんですけれども、災害対策として7億円ということで、令和7年度、現年災、今年起きた災害に対する、いわゆる市町と調整がついたものだとか、そういったものについて計上しております。例えば、有明海に流木が流れたものを除去するとか、そういったような予算になっております。
 通常補正が13億円ということでありますので、今日はその内容についての説明ということになります。
 まず、さがすたいるアウトドアフェス開催事業という事業です。
 ご案内のとおり佐賀は、佐賀に住んでいるいろんな人たちが、お互いの想いに寄り添ってしぜんに支え合うという佐賀らしいやさしさのカタチを「さがすたいる」と称しております。障害をお持ちの方だったり、外国人の方もおられますし、いろんな方々がそれぞれ支え合いながらやっていくという、自然な形でそれが行われるような、そんな姿を目指しているわけですけれども、我々そういうみんなで一緒に楽しむイベントということで、さがすたいるフェスというものもやっております。
 例えば、最近でいうとSAGAアリーナに行っていただいて、ふだん家からなかなか出てくることができない障害をお持ちの方とかにも、ぜひ参加を呼びかけてというような事業立てをして、それとあわせて、例えば、アリーナであれば、バリアフリーするためにこういったところを直したほうがいいかなという事業を組み立ててやっているわけですけれども、実は今年3月に、外でキャンプをやってみたいという声もあったもんですから、吉野ヶ里で予定をしていたわけですけれども、非常に荒天の中で中止になってしまったので、何とか実現してあげたいなということで、再度調整をして、今回ちょうど3月にスノーピークのグラウンズが開業するので、ここに、みんなでアウトドアをやってみて、ぜひ多くの人に参加いただくのと、このグラウンズというものがどういった形で運用されればいいのかということをみんなで実証をしようという事業でございます。
 今後とも、みんながしぜんに支え合い、心地よく過ごせる佐賀県ということを考えております。
 続きまして、プラプラ開設準備事業ということです。
 九州北部は、国内外からの海洋ごみの漂着地ということで、2050年には海洋プラスチック流出量の累積が魚より多くなるという恐ろしい試算もあって、何とかこの海をプラスチックから守っていきたいという思いがあるわけですけれども、国の枠組みというものももちろん設けられているんですけれども、それだけだとなかなか進まないというところも考えまして、地域から取り組むこと、そして、地域が連携しながら一人一人の行動変容を促すというやり方もあっていいんではないかということで、この意欲的な事業に乗り出すことにしました。
 佐賀県はこれまでビーチクリーンアップとか、海洋漂着物専用の回収箱を設置したりとか、いろいろやってきております。さらに、このプラプラの開設に向けて、海洋環境国際シンポジウムということで先月はタイや、インドや、フィンランドというところの総領事などもお呼びして、また様々な学者さんの発表などもしていただくようなシンポジウムを開催しております。こういった形でハード、ソフトともに質を上げて、世界中の方々を巻き込むようになっていけばいいなという事業です。ということで、6月にオープンする世界海洋プラスチックプランニングセンター、通称プラプラに対する開設準備をしていこうということです。
 実際この施設に行きますと、回収して、分別・原料化して、再生・デザインして、体験・展示するという一連のこういう体験をしていただくような形を考えているわけですが、どれだけ多くのみんなに来てもらえるのかということも一つのポイントで、特に将来を担う子供たちに気づいてもらわないといけないので。ということで、モニターツアー、旅行商品の造成、さらに県内だけではなくて県外からの修学旅行だとか企業研修でこのプラプラを含む、この名護屋城もありますし、このエリア全体を周遊するような形で一度来ていただいて、自然な気づきの中で海洋プラスチック問題を考えていただく仕掛けができないかという着眼点で準備をしていくと。さらに、これは来年度の債務負担行為ですけれども、6月オープンなものですから、施設案内標識の製作、設置の準備に今年度から取りかからせていただこうと──こんな感じですね、こういう標識を立てていくと、そういう準備作業ということになります。
 続きまして、サガン鳥栖のU-15の育成拠点、ネストヴィレッジという名前を考えてみました。いかがでしょうか。
 サガン鳥栖はカチガラスですし、鳥栖はメジロが市の鳥でもありますので、ネストヴィレッジという名前で、関係者の中ではなかなかいいんじゃないかということでありますけど、皆さんの評価も聞いていただきながらということになりますが。
 このネストヴィレッジというのは、鳥栖の市民文化会館の横ですね、奥というか、産総研の土地を県に返していただいたところを活用してということになるわけなんですが、練習グラウンドと管理棟とスポーツ医科学施設で構成しようと思っています。このたび、このスポーツ医科学施設と管理棟について設計が終わったので、これからいよいよ工事に入っていこうという予算です。このスポーツ医科学施設については、スポーツに特化したクリニックということで、専門的知見に基づくけがの予防や治療、アスリートを日常的にサポート、そういう施設をここでやってみようというモデル的な施設にしてみたいと思っています。ここは、賃料収入についてはグラウンドの維持管理に回すという、自転するような形になっていけばいいという意味もあるということです。
 管理棟ですけれども、こちらについてはトレーニングフロアとかシャワールーム、ロッカールーム等を整備するわけですが、それに併せて「栄光の軌跡」という展示を行って、U-15のみんながサガン鳥栖はすごいな、トップチームはすごいなと憧れたり、こんな成績を出してこんなことがあったんだなと、何かヒストリーに浸れるようなエリアをつくっていこうということです。
 いよいよ練習グラウンドにつきましては、来年4月に供用開始予定で今整備が進んでおりますということで、いよいよネストヴィレッジが誕生して、SSP構想の大きな起爆剤になるのではないかということであります。ちょうど調子よく、U-15については高円宮杯などの本戦に出場が決定したり、非常に今U-15、U-18とも調子がいいので、やはりサガン鳥栖自体が今厳しい状況にありますけれども、やっぱり育成というところ、そこの原点を大切にしていけば、またトップチームも上を目指していけるんではないかというふうに思っております。
 もちろんあと2戦ありますから諦めておりませんけれども、みんなでサガン鳥栖を応援していきたいと思っております。
 続きまして、介護テクノロジー導入支援事業ということであります。
 介護は重労働ということで体への負担が大きいということで腰痛になって辞める方とかがいたりとか、それから、なかなかICT化が進んでおらないことで事務負担が大きいとか、介護人材の確保・定着に非常に苦慮しておりまして、そういう様々な現場の声を踏まえて、今年9月にさが介護業務効率化サポートセンターというのを設けまして、いろんな機器を試してもらったり、研修会をやったりとか、導入についての伴走支援ということで応援をしているわけですけれども、このたび補助金予算を増額いたしまして、移乗ロボ、ロボットの力を使って人を運ぶのを軽くする機能だったりとか、入浴支援機器だったり、あとは夜中の見守りをセンサーで行うことによって、非常に見回りも大変なので、夜間巡回の回数が減って、その分、他の業務が可能になったという声もありますけれども、そういったことで現場の負担を軽減していこうという取組であります。補助率4分の3ということで1.6億円の予算を計上しております。
 そのほかですが、特に額の大きいものとして、これは国庫共に2分の1ですけれども、精神疾患を有する患者の通院等による医療費の支援ということに関して増額をしたり、高等教育就学支援事業ということで多子世帯ですね、3人以上の子供がいる家庭で、それが扶養に入っていると私立専門学校、コンピューターの関係とか、そういったところに行くと、その分の授業料や入学金を安くする制度なんですけど、統計を使って見込んだよりもかなり多かったので、その分増額するという、共にそういう補正をしていくという事業です。
 ということが主な今年の11月補正の内容となります。
 以上です。

このページに関する
お問い合わせは
(ID:116952)
佐賀県 政策部 広報広聴課
電話:0952-25-7219(直通)0952-25-7219(直通) FAX:0952-25-7263
県政へのご意見はこちら

Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved. 佐賀県

佐賀県  政策部  広報広聴課

電話:0952-25-7219(直通)
FAX:0952-25-7263
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.