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<吉野ヶ里歴史公園における官民連携プロジェクト>
まず、1本目です。吉野ヶ里歴史公園における官民連携プロジェクトについての説明です。
こちらのほうはいわゆる遺跡群なんですけれども、実はこっちのほうにですね、ここは大体500メートルぐらい離れているんですけれども、県営の広大な公園が実はありまして、ここをどう活用しようかというのは私のずっと検討対象ではあったんです。今回、改めて官民連携プロジェクトについて発表させていただきたいと思います。
吉野ヶ里遺跡については石棺墓の発見のときに大分お話をさせていただいたので、いわゆる平成初期のフィーバーの再現のような形で、また石棺墓どうなるのということで今注目を浴びております。さらに、この石棺墓の周辺についての今発掘調査を行っておりますので、改めてこの吉野ヶ里遺跡については今後とも本物の価値として佐賀県民の誇りであると思っております。
ということで、先ほど言ったここのエリアですね。このエリアをどう活用しようかということで、今まではこんな形でふわふわドームとかあって、様々な活用がなされておりました。
今回は、これは佐賀県が初めてのパークPFI、公募設置管理制度を活用したプロジェクトになりますということで、簡単に言いますと、民間事業者がデザイン、整備に関わって、質の高い公園の空間で投資・経営をするということで、民間会社が自ら造っていって、所有権は県に移しながら、毎年、使用料、それを県のほうにいただけるというシステムでありますので、県のほうとしてみると、民間事業者が民間的な施設を造っていただいて、その後のずっと維持管理、そういったものについても彼らが責任を持ってやっていくという意味で、役所役所しないということもあるし、民間側からすると、県の投資もあるし、しかも、こういった歴史公園の中だというところに対して許可が下りるとか、様々お互いウィン・ウィンになるんじゃないかということでありまして、その管理運営者については、令和5年11月に公募で決定させていただきまして、スノーピークを代表企業とする共同体ということになったわけでございます。ということで、スノーピークさんと様々な連携をしながらこの整備を進めてきたというわけでございます。
今回は、こういう形のランドステーション的な施設と、キャンプフィールドですね。160サイトもあるキャンプフィールドと。ここが、セットで両方あるというところが大きな特徴になっておりまして、こちらの施設のほうに関しましては、スタバさんだとか、みつせ鶏本舗さんとか、そういったところが入っていただいて、ちょっと寄っていただくような、そして、物見櫓も見えますので、そういうワンスポット的な、日帰り的な活用もできるし、こうやってキャンプフィールドに泊まることもできるし、それだけではなくて、物見櫓をモチーフとしたコテージだったり、竪穴住居をモチーフとしたキャビンだったり、こういった施設も造りますので、九州ではかなりいけているというか、本物の吉野ヶ里遺跡に隣接している施設として、500メートルぐらいですけど、というふうな形で、これからPRをしていきたいと思っております。
これはこの後スノーピークさんのほうからも発表あると思いますけれども、こういう始めてのコンセプトの、両方の機能を持った施設ということでブランディングをしていただきまして、スノーピークグラウンズ吉野ヶ里という名前でこれからやっていくということで、このグラウンズという、いわゆるネーミングというか、名前は初めてということでございまして、今後どういう展開になるか分かりませんけれども、スノーピークさんにしてみると非常にこの「土地に深く根差し、その土地を愛する人々と共に、その場所ならではの自然や歴史、文化を、野遊びを通じて多くの人に伝えていく」という施設にしていこうということでありまして、よろしくお願いしたいと思います。
周辺にもいろんな施設がありますので、地域振興に生かされた形でこれからプロジェクトが進行していくというふうに思いますし、キャンプの食材などについても、できる限り、佐賀牛だったり、いろんな佐賀の食材を活用いただけるようでございますので、これから周辺地域等も、例えばアドベンチャーバレーSAGAだったり、あと温泉だったり、そういったところとも連携しながら、山茶花の湯とかいったところを合わせて、これから盛り上がっていくのかなと思いますし、福岡県の服部知事とは、山の向こう側、福岡の五ケ山にありますよね。名前はともかくM社。その向こう側にはスノーピークがもう一個持っていましたよね、油山ね。だから、そこがずっと縦に、何というんでしょう、グランピングストリートになっていくのかなと、国道385号がということで、これから特に多くの福岡の皆さんも含めて、御来場いただけるんじゃないかと期待しております。
それで、これはスノーピークの山井会長ですけれども、私は佐賀県知事になる前、JTBにいたときに、新潟県の三条にちょうど仕事で、まだできたばっかりの中小企業、本当に小さなスノーピークさんを訪問したことがあって、そのときからこの会社は面白いなということで着目もしていたので、こういう形でまた佐賀の地で一緒に仕事ができるという、巡り合わせとしてはすごいなと思って、今これは会長直々のプロジェクトとして、今、吉野ヶ里は行うこととしております。
来年の3月にオープンいたしますので、これから様々なところで広報をしていきたいと思っております。