9月4日(木曜日)、フェンシング男子エペ日本代表の山田優(やまだ まさる)選手が山口知事を表敬訪問し、2024-2025シーズンの成績を報告しました。

山田選手は、東京オリンピックでエペ団体金メダル、続くパリオリンピックではエペ団体銀メダルに輝きました。今年7月の2025FIEフェンシング世界選手権(ジョージア/トビリシ大会)では、日本人初となる男子エペ団体金メダル、個人でも銅メダルを獲得。剣先を巧みにしならせ、相手の予期しない軌道で狙った場所を突く正確性は、世界の強豪に負けない強さを持っています。今シーズンの世界ランキングを団体1位・個人2位の成績で締めくくり、世界トップレベルのフェンサーとしての存在感を示しました。
また、山田選手は、今年4月からTeam SAGA SPORTS PYRAMIDに所属し、次世代の育成やフェンシングの普及のため、県内選手への指導や佐賀県内の小学校への出前授業など、佐賀フェンシング界を盛り上げてくれています。
この日、佐賀県フェンシング協会の中野武志(なかの たけし)会長と一緒に県庁を訪れた山田選手は、今シーズンに獲得したたくさんのメダルを披露してくれました。その輝きとメダルが触れ合うたびに響く澄んだ音に、会場が一気に華やかに。
山田選手は、一つ一つのメダルを手にする山口知事に、それぞれの大会の結果やエピソードを報告し、相手との駆け引きや団体戦でプレッシャーがかかった場面などを振り返りました。

山田選手は、「満足のいくシーズンだった。このランキングを維持していると、次のロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得することができる。エペ世界ランキング個人3位に加納虹輝(かのう こうき)選手、5位に古俣聖(こまた あきら)選手と日本人選手が入っているので、厳しい出場権争いになると思うが、継続的に結果を残していきたい」と来シーズンへの意気込みを語りました。
山口知事は、「佐賀の地でみんなで応援しているので、さらなる飛躍を期待している」と激励のことばを贈りました。

山田選手は、滋賀県で開催される「わたSHIGA輝く国スポ2025」に佐賀県代表として出場するほか、2026年に名古屋市で開催される第20回アジア競技大会への出場も目指すなど、世界への挑戦は続いています。
佐賀県は、SSP構想のもと、2020年に日本フェンシング協会と連携協定を締結し、SAGAサンライズパークのフェンシング場は、全国で初めて日本オリンピック委員会(JOC)の競技別強化センターに認定されました。2021年からは、フェンシングエペの日本ランキングを決める国内大会の一つである「SSP杯フェンシング エペジャパンランキングマッチ」を毎年開催し、フェンシングの普及やフェンサーの育成・強化に取り組んでいます。
3年後のロス五輪金メダルを目標に戦いを続ける山田選手から目が離せませんね。
フェンシングの聖地・佐賀から熱いエールを送りましょう!
佐賀さいこう!山田選手さいこう!
▼山田優選手のInstagram

以上、広報広聴課レポーターがお伝えしました。