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令和5年度2月補正予算案

最終更新日:

 皆さんおはようございます。今日は令和5年度2月補正予算と令和6年度当初予算についての説明をさせていただきます。毎年ちょっと長めになってしまいますので、簡潔な説明を心がけていきたいと思っております。

 ではまず、令和5年度2月補正予算であります。

 136億円の減額予算ということで、減額幅といたしましては過去最大であります。そうしますと、補正後の予算額は5,677億円ということでありまして、主な内容といたしますと、経済対策・物価高騰対策で60億円のプラス、そして、その他通常補正分などがマイナスの196億円ということで、今までで最高の減額幅となったわけでありますけれども、その理由といたしますと新型コロナの減というのがあって、さらに災害対策の減というのがあります。特に今年度は施設災害系の災害でしたので、そこでも大型の減ということになるので、相まって今までで一番大きい減額幅となったということであります。

 2月補正予算内容について主なものを説明します。

 2024年問題対策ということでありまして、物流とバス・タクシー関係ということで、時間外労働の上限規制が適用されるということでありまして、この問題に対する支援パッケージをつくりました。

 バス・タクシー事業者への支援ということで、効率化に配車アプリやキャッシュレス決済端末の導入をする場合、そして、ドライバー確保支援ということで、更衣室やトイレ改修など女性が働きやすい職場づくりなどについて、賃金を3%以上引き上げていただく事業者については補助率4分の3、それ以外は3分の2という支援をさせていただくと。

 そして、物流事業者支援ということでありまして、こちらのほうも補助金になっておりますけれども、効率化の支援ですとかドライバーの確保支援、この際こういったことについて取り組む事業者の皆さん方に、先ほどと同じような補助の支援をしていくということ。

 そして、消費者の皆さん方に対しては、荷物の多様な受取り方について案内するチラシを投函したりとか、宅配ボックスに対する補助金だったり、こういった様々な支援をすることによって、2024年問題に対する対応をしていきたいということでございます。

 続きまして、中小企業の賃金アップと成長の実現をしたいということであります。

 有効求人倍率は、今高止まっているわけでありまして、こうした中で人材を確保していくためには、県内企業の持続的な賃上げを実現していきたいということであります。

 賃金アップを様々な形で昨年の10月から支援をしてまいりましたけれども、今回さらに賃金アップを中小企業に対して生産性向上の取組支援として、この第2弾においてはプラス中小企業を足すということで、第1弾は小規模事業者だけでしたが、さらにパワーアップして支援をするということですとか、こちらのほうも次世代ものづくり投資促進ということでハード、大規模設備投資の取組支援ということで、ものづくり企業に対しての支援を行う。

 そして、さらに、これは新規になりますが、従業員がいない事業所に対しても生産性向上の取組支援に対して補助率3分の2で60万円まで補助をするということでありまして、持続的な中小企業の賃上げ、生産性向上を図っていきたいと考えております。

 続きまして、農家や漁家の持続的経営への転換を支援ということであります。

 依然として飼料、肥料、燃料価格、電気代の高騰というものが続いております。こうした中でも、さらに農業、漁業を続けられるようにということで応援をしていきたいと思っておりますが、特にこの新規は、子実用とうもろこしといいまして、畜産用の配合飼料の主原料なんですけれども、ほとんどがアメリカとかブラジルとかからの輸入になっているんです。少しでも国内でこれが作れたらいいなということで、県内もほとんどまだまだなんですけれども、今回、これはなかなか高価なものですから、我々としてもモデル的に生産拡大に必要な機械導入の支援をして、大きな方向性で言うと子実用のとうもろこしを県内で生産できるような仕掛けができないかなということでちょっとやってみたいということです。

 さらに、これまでいろいろやってきたやつの、この高騰対策というのは、ずっと今までも五月雨式にやってきたんですが、効果があったもの、そしてさらにニーズが高いものについて第3弾で粗飼料のコスト上昇分の補助だったりとか、堆肥利活用スイッチ補助金。これはもう第4弾になります。なかなか中国の肥料が高くてという、この際に昔からやりたかった堆肥への利活用スイッチをやろうと思い立ったら、結構みんな乗ってくれて、もう第4弾です。そのほか、省エネ化のサポートというのについても第2弾、そして、漁船の省エネサポートですね。これは船の底に何かフジツボが、貝類みたいなのがガタガタガタとついて、効率、燃費が悪くなるので、それを取るという作戦をやったら評判がよかったので今回第2弾というような事業でございます。

 続きまして、介護・福祉の現場の方たちの支援ということでありまして、まず、賃金引上げの支援ということで、これは国の事業も活用いたしまして、処遇改善を図りたいと思います。

 6月以降は介護報酬等の改定が予定されているので、それまでの2月から5月の部分については、県として処遇改善のための支援をこうした介護職員、さらに非常にすぐ流出してしまうという看護補助者、看護師のサポートをしている皆さん方、そういったところに対する支援なども手厚くしていきたいというのがこちら。

 そして、働きやすい環境支援ということで、少しでも介護従事者の負担軽減につながるようにということでありまして、移乗支援、よいしょとずらすとき、これITで少しでも軽く、今まで2人がかりだったのを1人でできるとか、そういうような支援だったり、入浴支援、ICT機器、こういったものに対する導入をするところに対して補助を4分の3、障害福祉サービス事業所においては10分の9という高率補助をして、この現場の皆さん方の支援をこの際やっていこうということでございます。

 という、これまでが2月補正予算案の主な概要ということであります。

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