本日追加提案いたしました令和5年度補正予算案について、その概要を御説明申し上げます。
物価高対策や防災・減災、国土強靭化を推進する社会資本整備等を含む国の総合経済対策を受けて速やかに対応すべきもの及び11月25日に鹿島市の養鶏農場で発生した鳥インフルエンザに係る防疫対策について所要額を計上することといたしました。
この結果、補正予算案の総額は、歳入歳出とも、それぞれ、
一般会計 約176億5,900万円
となります。補正後の今年度の予算総額は、既定の予算及び先に提案いたしております11月補正予算案の額と合わせますと、
一般会計 約5,812億7,200万円
となっております。
予算案の主な内容について申し上げます。
まず、物価高対策についてです。医療機関の入院時の食事については公定価格が長年据え置かれており、食材料費の高騰による経営への影響が大きいことから、医療機関の負担軽減のため支援を行うことといたしました。このほか、本年6月補正で措置しましたLPガス及び特別高圧電力の使用者に対する支援について、その期間を延長することといたしました。
次に、社会資本整備に関して申し上げます。
道路関係では、有明海沿岸道路について、佐賀唐津道路と接続する「Tゾーン」において嘉瀬南インターチェンジから(仮称)嘉瀬北インターチェンジまでの地盤改良工事を更に進め、盛土工事に着手するなど工事の一層の進捗を図ってまいります。また、福富鹿島道路において先行して進めている鹿島側で、新たな橋梁区間の調査・設計に着手することとしています。このほか、大川佐賀道路において(仮称)川副インターチェンジへの延伸に向けた整備促進が図られます。また、佐賀唐津道路では、多久佐賀道路Ⅰ期について調査・設計が更に進められます。
河川・砂防関係では、牛津川遊水地の整備促進が図られることをはじめ、松浦川の堰改築や西田川の護岸整備などの河川改修、唐津市今坂地区の嶽川第二砂防ダムなどの整備を一層進めてまいります。
農林業施設関係では、佐賀・白石平野のクリーク護岸や鹿島市浅浦地区の治山ダムなどの整備を推進することとしています。
引き続き、地域の発展と県民の暮らしを支える基盤として社会資本整備を着実に進めてまいります。
以上、今回提案いたしました議案について御説明申し上げました。
よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。