なみきの会は、みやき町内で活動する4つの読み聞かせ団体「陽だまり」「読み語りファンタジー」「おひさま会」「あのね」で構成されており、定期的に読み聞かせに役立つ研修や情報交換を行っています。平成28年には、地域の昔話をまとめた絵本『みやき町のむかし話』を完成させるなど、読み聞かせ以外の活動にも取り組んでいます。
はじめに、活動概要や制作された絵本についてご説明いただきました。心豊かな子ども達の成長を願い、日頃から地元の小中学校で読み聞かせを行っている皆さんは、地域に伝わる昔話を知ることで郷土愛を深めてほしいと考え絵本を制作されたそうです。絵本はやさしい言葉や温かみのある挿絵が多用されており、親しみやすいものとなっていました。読み聞かせを通して日々子ども達と接している皆さんだからこそ、子ども達の視点に立って絵本を作り上げることができるのだと思いました。
その後、制作された絵本の読み聞かせを実演していただきました。臨場感あふれる読み聞かせで、昔話の世界にぐっと引き込まれました。地域の昔話を発掘し、幅広い年代で共有できる絵本にまとめ、それを読み聞かせていく活動は、子ども達が成長するうえでも、郷土愛を育むうえでも、大変重要だと感じました。
最後に、なみきの会や関係者の皆さんと意見交換を行いました。柿本会長からは、「みやき町で語り継がれている昔話を広めていき、名前も分からない方々が町を支えてきてくださったのだと知ってもらいたいです」とお話しいただきました。これからも、地域に伝わる昔話を含むさまざまな読み聞かせに取り組んでいただきたいと思います。
【山口知事のさー行こう！！】
健やかで地域を愛する心を持った子ども達を育まれており、地道な読み聞かせ活動の素晴らしさを改めて感じました。県としても、引き続き子ども達が本に親しむ環境づくりに取り組んでまいります。
本により子ども達の豊かな心を育む佐賀さいこう！