今回は、吉野ケ里町にあるチクシ電気株式会社佐賀工場を訪問し、工場内の見学や意見交換を行いました。チクシ電気株式会社は昭和60年に設立し、主に電力会社や一般企業向けの電源装置、制御装置、通信機器等の受託生産や電気通信関係の工事を行っている企業です。今回訪問した佐賀工場はモノづくりをメインとしており、電源装置等の設計から製造・検査までを自社で一貫して行える体制を整え、信頼性の高い製品の生産を行っていました。
まず、佐賀工場の概要説明を受け、実際に工場の中を見学させていただきました。板金加工から溶接、塗装、組立配線、検査と順を追って作業を見ていきましたが、人の手で行われている作業も多く、大量生産ではなく一つ一つ丁寧につくられているという印象を受けました。様々な資格を持った技術者も多く在籍されており、顧客の細かいニーズに応えられる十分な体制が整っていました。モノづくりの現場を間近で見る、貴重な経験となりました。
その後、若手職員も含めた関係者の方々と意見交換を行いました。毎年、県内の高校を卒業した方が入社しているという話を聞き、若い世代が県内に残って就職をしてくれていること、そして若い世代にとって魅力のある素晴らしい企業が佐賀にあるということを大変嬉しく思いました。まだ入社して間もない社員の方ともお話をさせていただきましたが、「職場に対して不満はなく、楽しく仕事をしている」とおっしゃっていました。社員同士のつながりを大切にし、一人一人の社員に対して配慮がなされているからこそ聞ける言葉だと感じました。
これからも佐賀のモノづくりを担う企業として、人を大切にし、付加価値の高い製品をつくり続けていただきたいと思います。
【山口知事のさー行こう！！】
貴重なモノづくりの現場を見学させていただき、技術力の高さ、そしてこだわりを持って製品を作られている社員の皆さまの熱い思いを感じることが出来ました。県としてもこのような素晴らしい企業があるということを広くアピールしていきたいと思います。
高い技術力と志を持ってモノづくりに取り組む佐賀さいこう！