まず、私のほうから何点か申し上げたいと思います。
肥前さが幕末維新博覧会も開幕から１カ月を過ぎました。いよいよリアル弘道館がオープンしまして、ラインナップが一通りそろったのかなと思っています。
特に、この伝説の藩校、佐賀藩にとって人づくりをやる上でどうしても不可欠であった弘道館、上士、下士関係なく、みんなに勉強してもらって、その中で分け隔てなく登用していたということです。それは今にも受け継がれるべきであって、子供たちに今の志を持って前に進んでいくようにということも意識しながら構成をされていて、みんなでどきどきしながら体験できるような形になっています。
特に、最近報道もしていただいているみたいですが、素読体験などしていただくと、しっかり大きな声で読まないといい評価が得られないという体験もできますし、大隈重信メモリーズでは実際の講義を体験していただけるようなコーナーを設けてありまして、ぜひ団体等も含めて御参加いただきたいと思います。
ほかにも見どころとしては、徴古館、そして旧古賀銀行、旧福田家、旧牛島家ということで、それぞれラインナップがそろって新たな見どころも登場しておりますし、今回の博覧会は10カ月と長いんですけれども、その時期時期でいろんなイベントが繰り広げられるような形になっているので、楽しみにしていただきたいなと思っております。
４月、５月、特にゴールデンウイークに向けまして特設ステージでのイベントも進んでおります。「ＳＡＧＡ ＭＵＳＩＣ ＰＩＣＮＩＣ」ですとか、「がばい肉肉グルメまつり」ですとか、そして、いよいよ５月13日からは市町の日ということで、「鳥栖市Ｄａｙ」を皮切りに20の市町で繰り広げられます。町長選挙の関係で吉野ヶ里町が出そろっていなかったんですが、今の町長さんも当然参加しますということでしたので、いよいよそろったのかなと思います。それと、図書館前の「こころざしのもり」でありますけれども、きのう噴水の試運転をしたところ非常にいい感じで、近所にいた子供たちも集まって非常に喜んでおりましたので、こちらのほうも楽しみにしていただきたいと思っております。
ほかにもイベントが続々ということで、「あるアトリエの100年」という岡田アトリエを描いたドキュメンタリーの特別上映会もあります。また、特に戊辰戦争のときに、秋田の皆さん方が武雄藩士のお墓をつくってくれたりとか、武雄と秋田が非常に交流があったということで、お互い行き来がありますので、竿燈まつりや石原さんのトークショーが開催される予定です。せんだっての会議でも出ておりましたけれども、おおむねいい感じで県内、県外、そして男女比、そして年齢層の来場データがあるのですが、会議でも言いましたけれども、これはｉＰａｄ端末への回答なので、どちらかというと60歳以上の方々の数字が出にくいんではないかと私は思うので、もうちょっと来ていただいているのかもしれません。我々は、若い層が博覧会を見て、佐賀で志を持って頑張ろうと思っていただくことが大きな目標なので、若い人に来ていただいているという意味ではよかったなと思っております。まだまだ、10カ月続くのですが、いろんな気づきの中で、勉強ができますし、様々な思いを持つことで未来志向になれますので、ぜひできるだけ早い時期にお越しいただきたいと思います。
ゴールデンウイークはぜひ博覧会にお越しいただきたいと思います。よろしくお願いします。