名護屋からはじまる歴史・文化体験ということで、今、佐賀県は名護屋城を大きくクローズアップして「はじまりの名護屋城。」というプロジェクトをやっています。むしろ、今、名護屋城のプロモーションが始まるんだという強い気持ちで進めております。
そういうことで、いよいよ2月1日から「信長の野望」とのコラボ周遊サインがついに出現して雰囲気が出てきます。私も先日、シブサワ・コウさんと対談をさせていただきました、コーエーの社長さんです。非常に盛り上がりまして、名護屋城というのはすごいねということで、シブサワ・コウさんは武田信玄が一番一推しらしいんですけれども、知事はって言われたので、上杉謙信と言ったら、むむって言われてしまって、本当にそれぞれ思いのある武将だったりとかするわけです。
いよいよ周遊サインが全63か所に登場するということで、まずこれは上場（うわば）ですけれども、上場の入り口ですね、ここは唐房の交差点で、ここから出てくるのが先だって開通したルート・グランブルーに、トンネルに入っていくわけですけれども、この入り口の佐志の交差点のところに巨大な7メートルの──1月31日に大型歓迎塔が設置されるということであります。
また、陣跡がいろんなところにあるわけです。島津義弘とか、徳川家康とか、加藤清正とか、福島正則、伊達政宗、いわゆる当時の大名たち、それで、ここのスタンプラリーということでそれぞれに「信長の野望」のサイネージがあって、それに対して「信長の野望」コラボの限定グッズをプレゼントするということになっております。中身はいずれ発表することになります。
そして、3月23日にいよいよ第3回目の名護屋城大茶会ということで、コロナも5類になりまして、僕らが想定していた大茶会に近づいたものができるのかなと。これまでの2回は、どうしてもコロナ禍の中であったので、限定がかかっていたんですが、いよいよ今年からはもっとパワーアップできるかな。これまでもお茶とか、鷹、それから能、こういったメンバーでいろいろやってきたんですが、今回はさらにパワーアップして、書、華、器、お酒、旗頭、そして食、「けえらん」とかですね、非常に幅広い分野で文化の交流が行われていたということに焦点を当てて、400年前にタイムトリップしたいなと思っております。ですので、ぜひ普通の格好でもいいんですが、昔の格好、コスプレ、もともとあれですよ、名護屋城って秀吉がコスプレ大賞、何というんだろうね、仮装大会を開いていたということなので、コスプレファンにもぜひ集まっていただいて、いろんな格好をしていただきたいと思います。
ちなみに、羽田美智子さんも当時の時代衣装で登場いただけるということでありますので、ぜひ楽しみにしていただきたいと思います。
さらに、大茶会では今回、人間スタンプラリーというのをやってみようかなと思っていて、全国から小西行長、徳川家康、前田利家、島津義弘さんの武将隊のメンバーが来ますので、この人たちがうろうろしていますから、そこで大きなはんこを持っていますから、ぺたっと打ってもらって集めると、いいことが起きるということであります。特製缶バッジもプレゼントというような形で、これで盛り上がっていただきたいと思いますし、佐賀県は黄金の茶室を設置したわけですけれども、今度はわび・さびという意味で、草庵茶室の復元作業をずっとしておりました。いよいよ、秀吉のプライベートな茶室、いわゆる自然の風情を取り入れた簡素なつくりの茶室、これも「宗湛日記」のほうに当時の模様が書かれております。こちらも、この大茶会に合わせて名護屋城博物館に展示予定なので、こちらのほうも味わっていただく。言うならば、黄金の茶室と草庵茶室が近くにあるので、両方それぞれの持ち味を楽しんでいただけるのではないかと思っています。
150もの武将が集まった名護屋であります。それぞれの楽しみ方で多様な日本文化を堪能していただきたいと思います。
上場の交差点の名前も、この1月31日に向けて一つ一つ変わっていきます。ひばりケ丘が徳川家康別陣跡入口とか、昔の雰囲気が出るような形になっています。これからの上場に期待していただきたいと思います。