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卒業生の活躍の様子を御紹介します!~木工芸デザイン科編~

最終更新日:
 

卒業生の活躍の様子を御紹介します!~木工芸デザイン科編~

 今回は、佐賀市諸富町にあるレグナテック株式会社様にお邪魔してきました。
 レグナテック様は創業50年を超え、佐賀県指定伝統的地場産品である諸富家具を製造されており、平田椅子製作所様(佐賀市諸富町)と「A R I A K E」という家具ブランドを立ち上げ、海外展開にも力を入れておられます。
 2023年4月には、世界的なデザイン賞「エル・デコ インターナショナルデザインアワード2023」のベッド・寝具部門でグランプリを受賞され、世界中から注目が集まっている企業です。
 また、オンラインでショールームを見て楽しむことができる技術を導入されるなど、積極的に様々なことにチャレンジされており、県内の優れた企業を表彰する「佐賀さいこう企業表彰」も受賞されています。 
 その家具製造の佐賀さいこう企業に木工芸デザイン科修了生(令和2年度修了)の近藤大喜さん(22歳)が現在働いているのでインタビューしてきました。

本社前
※バーチャル展示場、バーチャル工場見学等や企業様の詳しい内容についてはホームーページ別ウィンドウで開きます(外部リンク)をご覧ください。
 

木工は奥深さを感じる仕事!

近藤さん2

近藤 大喜さん(令和2年度修了) 22歳  

※有田工業高校(デザイン科)卒業後すぐに学院に入校しています。


〇入社して何年目ですか。


(近藤さん)

 3年目です。


〇現在どのような業務を担当していますか。


(近藤さん)

 入社した当初は木取り(きどり)といって、工程の最初の部分を担当していました。

 今は、組立に異動して箱ものを中心に担当しています。

 

 ※木取り:木材を切ること。(大きな板材から必要な材料を無駄なく切り出すことを意図しています。)

 ※組立:各工程で作られた部材を一つの製品の形にしていく作業。


〇2年働いてみて、この職種に対して感じることはありますか。


(近藤さん)

 奥が深いというのが一番に感じることで、一つ商品を作るまでにはいろんな正解があります。

 その正解にたどり着くまでに、どのような工程をたどれば上手くいったり、安全にいくとかが、長く務めるている人ほど一択ではなく、いろんな正解を知っているので、やればやるほど自分の幅も広がっていくので、そこに奥深さを感じます。

 

 

好きなことを仕事にできる!

組立作業
家具の組立作業中


〇業務に携わっていてどのような部分に難しさを感じますか。


(近藤さん)

 生木を使うので、気温にすごく左右されやすく、同じ商品でもいつも通り組めないことも多いので、そういう部分が一番難しいなと思います。

  

〇入社されて、この仕事を選んで「良かった」、「嬉しかった」という瞬間はありましたか。


(近藤さん)

 学院にいたころから木工大好き、家具大好きみたいな感じでやってたんですけど、入社して、頑張っているところを見てくれている人がいて、それを認めてもらえた瞬間はやってて良かったなと思います。

 

続けることに価値がある!

組立作業2
家具の組立作業中2
〇現在はどのような目標をもって業務に携わっていますか。


(近藤さん)

 好きなことを仕事にできる時代になり、転職も当たり前になってきてると個人的には思っています。

 転職が当たり前になってきているからこそ、続けれる人に価値があると思っていて、嫌なこと、上手くいかないこともあるけど、頑張って続けていくことで、今より知識の幅を広げて、必要とされる人になるというのが目標です。

 

〇2年間の学院生活を振り返ってみてどうでしたか。


(近藤さん)

 一番は楽しかったですね。

 今だに学院の同期の子達と連絡を取るんですよ。私は高校新卒で入ったんですけど、一人で全然知らない世界に飛び込むよりは、学院にいけば2年間通いながら、同じ業界、業種を目指す人たちと繋がれますし、同じ境遇の人たちがいる状態で就職できるということが良かったなと思います。

 

上司の城島様にお話を伺いました。

城島様

〇近藤さんは3年目ということですが、どのような印象でしょうか。


(城島様)

 第一印象は家具が好きなんだということを感じますね。

 仕事に取り組む姿勢や発言する中身とか、プライベートまで家具が好きなんだなというのが分かるというのが第一印象ですね。

 

 あとは、友人が多い印象もありますね。

昼休みの昼食も一緒にとってるんですけど、週末の度に予定が入っていて、いろんな所にいろんなメンバーと動いている印象がありますね。

 

 〇近藤さんには、会社として今後どのようなことを期待していますか。

(城島様)

 もっと技術を身に付けてもらって、会社を引っ張ってくれるような人材になってほしいと期待してますし、なれるはずだと思います。

   

専務の樺島様にお話を伺いました。

椛島専務様

〇貴社ではどのような人材を求めていますか。


(樺島専務様)

 もちろん木工が好きな方を求めてますし、あとは、なんでも最後までやり抜くことができる人と一番一緒に働きたいなと思ってます。

 スキルがあるとか、ないとか、学歴がどうとかはあまり関係なくて、やっていればスキルは身につきますし、機械加工とかも多いので、経験すればなんでもある程度はできるようになるんですが、最後までやり切れる人とそうでない人っていうのは最後の到達点が違うと思うんですよ。

 仕事を任せるときにスキルはすごくあるんだけど、なんか任せ辛いなという人は結構いると思うんですが、逆に、この人はあまりスキルはないけど任せたら最後なんとか形にしてくるよねっていう人もいると思うんですよね。

 どちらかというと、これからの時代は後者の方が重要になってくると思っています。


〇将来この業界で働きたいという人たちにメッセージをお願いします。


(樺島専務様)

 世間的イメージがあまりいい方ではないと思うんですよ。キラキラした感じでもないですし、すごい高収入が得られるということでもないので、そこを覆したいという思いがあるので、少しでも木工で働いてみたいなと思う方はうちで働いてほしいですし、先程、近藤君が言ってましたが、好きなことを仕事にしてほしいし、それでちゃんといい暮らしができる。そういう会社にしたいと私も思っているので、少しでも木工が好きであれば躊躇なく来てほしいなと思います。

 

 

最後に会社の前で!!

 最後に会社の前で学院OB,OGも一緒に撮影をさせて頂きましたが、ここには9人(一部、学院になる前の訓練校時代の大先輩もいらっしゃいました。)が働いています。会社の歴史の長さの分だけ、学院の繋がりもすごく感じることができました。
 お忙しい中ご協力ありがとうございました。
会社の前

前段左側より

浦田 美咲さん(令和4年度修了) 吉永 佳奈さん(令和4年度修了) 杉本 雅人さん(令和2年度修了) 近藤 大喜さん

平田 朋花さん(令和4年度修了) 諸江 陽代里さん(令和4年度修了)


奥左側より

正嶋 了さん(中央職業能力開発校 木工科平成7年度修了) 田端 善幸さん(平成15年度修了) 齋藤 瑶太さん(令和3年度修了)





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