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卒業生の活躍の様子を御紹介します!~機械技術科編~

最終更新日:

卒業生の活躍の様子を御紹介します!~機械技術科編~


 今回は、鹿島市にある東亜工機株式会社様にお邪魔してきました。
 東亜工機様は船のエンジンに欠かせない部品の一つである「シリンダライナ」を主に製造されています。
  新造船大型低速ディーゼルエンジン向けシリンダライナにおいては日本で約90%、世界で約40%のシェアを占めており、県内でも有数の世界で活躍する企業といえます。(※詳しくは会社ホームページをご覧ください。)
 また、県内で優れた企業に表彰される「佐賀さいこう企業」を受賞されています。
 そのさいこう企業に機械技術科修了生(令和4年度修了)の布川蛍さん(27歳)が現在働いているのでインタビューしてきました。
シリンダライナ
シリンダライナ
(シリンダライナについて)
※シリンダライナはエンジン内の燃料を燃やす部屋の「壁」といったイメージで、エンジンの心臓部になります。
※1/100mmの精度を要求され、その内面の凹凸や各種穴にはそれ以上の精度が必要です。
※エンジンのパワー、燃費、耐久性を決める要素で重要な部分になります。


                                                  

現在の仕事についてインタビューしました!! ~生まれ変わったような気分~

     

布川さん
布川蛍さん

(〇はインタビュアーになります。)


〇入社して何年目ですか。

(布川さん)

 1年目です。(入社して半年)

 

〇現在どのような業務を担当していますか。

(布川さん)

 機械加工の部署にいまして、シリンダーライナーの冷却穴の加工を担当しています。

 

 〇半年働いてみて、この職種に対して感じることは。

(布川さん)

 そうですね。一般的な機械加工とは違って特殊な加工になるので、機械の設定だったり、段取りがまだ難しいなと感じますが、その分、削って、測って、寸法が基準を満たした時の達成感は大きいです。

 他には、一般的な方のイメージだと機械加工は危い、油で汚れるというイメージがあると思うんですけど、自分の学んだことを活かして難しい製品を作って世の中の方に使用していただけるのはありがたいことですし、そういう部分が働き甲斐というところにも繋がってくると感じています。


斜孔機
斜孔機で加工中

〇入社されて、この仕事を選んで「良かった」、「嬉しかった」という瞬間はありましたか。

(布川さん)

 産業技術学院に入校する前も仕事をしていたのですが、退職して、学院で機械加工の技術を学んで、現在の会社に入社しました。自分の学んだことをフル活用して現場で仕事ができるというところがすごく良かったと感じています。

 周りの方にも恵まれて、すごくいいところだなって思いますし、生まれ変わったような気分です。

 未だにここにいるのが信じられないくらいです。


〇入社して間もないとは思いますが、どのような目標をもって業務に携わっていますか。

(布川さん)

 そうですね。まだ日が浅いですけど、会社では世界の運輸を支える製品を製造していますので、働いていく中で学ぶことは多いと感じています。

 ものづくりだけでなく、仕事の進め方だったり、周りの方々との関係であったり、すべてのことを含めて自分の仕事に誇りを持てる技術者になりたいと思っています。

 
研磨
斜孔機で使用するドリルの研磨中

〇学院に来るきっかけは?

(布川さん)

 もともと、学院に入校する前は派遣社員として働いていました。一回ゼロから学びなおして一生働けるところを目指してがんばっていこうかなと思ったのがきっかけです。

 

〇すごく目を輝かせて話されていたのが非常に印象的でした。

 現在の会社に入社されたこと、やりがい等、多くの面で充実した毎日を送られているのがすごく伝わってくるインタビューでした。

 目標の技術者を目指して今後も頑張ってください!

 お忙しい中本当にありがとうございました。

 

布川さんの上司である桑原課長様にお話をお聞きしました。

○布川さんは入社して半年というこですが、どのような印象でしょうか。

(桑原様)

 向上心があるので覚えが早いなと感じますね。

 仕事以外では口数がすくないかな?と思います。(笑)

 周りと溶け込んでもっと話をしてほしいなとは思います。

 

〇布川さんには、会社として今後どのようなことを期待していますか。

(桑原様)

 当社は機械加工が主になるんですが、ほとんどがプログラムで動く機械ばかりなんですよね。

 プログラムは加工技術課で作っているんですが、そういうプログラム関係であったりとか、私も工作課に来る前は、品質保証課にいたんですが、製品を測定したり、出荷をするということも学んでもらえたらなと思います。

  

〇貴社ではどのような人材を求めていますか。

(桑原様)

 やはり「基礎」がある方がいいと思います。

 今年も、彼と一緒に高卒の方も入社していますが、学び直しということで外部機関をつかった教育もしていますが、彼の場合は「基礎」があるのでその部分は免除という形になっています。

 「基礎」があれば現場のほうに早く実践投入できますので、「基礎」がしっかりした学生さんがいいかなとは思います。

 

 〇将来この業界で働きたいという人たちに簡単なメッセージ等をお願い致します。

(桑原様)

 機械加工は100分の1mmという世界なので、難しいとは思いますが、やり始めたらおもしろみもあるので、機械加工という職種に来てほしいなと思い ます。

 

 〇お忙しい中ありがとうざいました。


 

最後に会社の前で!

会社の前で
                               会社の前で撮影
 

機械技術科は「機械システム科」として新たにスタートします!

 2024年4月から、機械技術科が機械システム科へ生まれ変わります。

 これからのものづくり産業を見据え、カリキュラムを見直し、現在カリキュラムのメインとなる「金属加工・溶接・図面作成・機械操作方法」はもちろ んのこと、「デジタル技術」を強化し知識・技能の取得を目指します。

 機械技術科は、開講後、11年連続就職率100%と高い就職率で県内企業から高い評価を受けております。機械システム科としてリニューアル後も引き続 き、実践的かつ即戦力となる若年技能者を育成し、佐賀県内ものづくり産業を支えていきます。

 

 今回紹介させて頂いた企業様のような県内のさいこう企業に行くチャンスがあるのも機械システム科の特徴です!

 ぜひ、県内のさいこう企業で最高のものづくりをしてみたい方は機械システム科の入校をご検討ください!!

 一緒に基礎から学びましょう!!

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