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総務省「フューチャースクール推進研究会」及び文部科学省「学びのイノベーション推進協議会ワーキンググループ」委員が県立武雄青陵中学校を視察されました

最終更新日:

  県教育委員会では、実際の教育現場において、電子黒板や学習者用端末などを活用することで、児童生徒の学力や教育の質の向上を図ることを目的に「先進的ICT利活用教育推進事業」に取り組んでいます。

  本事業は、国とも連携を図りながら推進しており、このたび、下記のとおり、総務省「フューチャースクール推進研究会」及び文部科学省「学びのイノベーション推進協議会ワーキンググループ」の委員が、県内の実証校である県立武雄青陵中学校を訪問され、ICTを利活用した実践授業を視察されました。

  また、当日は、総務省及び文部科学省の担当者も同行視察されました。

  なお、県立武雄青陵中学校は、総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省「学びのイノベーション事業」の実証校に採択されており、本年度で事業実施2年目を迎えています。

  当日の概要は、下記のとおりです。

 

 

日時    平成24年12月18日(火曜日) 10時~12時40分

訪問者 清水康敬 フューチャースクール推進研究会座長

                           /東京工業大学監事・名誉教授

      山本朋弘 学びのイノベーション推進協議会小中学校

                           ワーキンググループ委員

                           /熊本県教育庁教育政策課指導主事

      大手英明 総務省情報通信利用促進課課長補佐 

      水野晴央 文部科学省生涯学習政策局参事官(学習情報政策担当)付企画官

                          (併)情報教育調査官

対応者 佐賀県教育庁教育情報化推進室 室長 福田孝義

                                                           係長 下村昌弘   

                                                           主査 中尾達也

       佐賀県立武雄青陵中学校      校長 平川年明 

                                                           教頭 碇 浩一

                                                           事務長 山口徳光

 

日程     

1 校長挨拶 武雄青陵中学校長 平川年明

  ・整備からちょうど一年を迎え、特定教科にとらわれず、全教科で実証を行っている。

  ・成果報告を今まで3回やってきた。特に先日行った公開授業では5教科の分科会を

      開催できた。

  ・充実した実証研究を行っていきたい。

 

2 県教育委員会挨拶及び取組概要説明 

   佐賀県教育庁教育情報化推進室長 福田孝義

  ・佐賀県は、学力向上を目指してICT利活用教育を推進している。文部科学省視察の様子1

  ・佐賀県では、事業推進のため、機器整備と

      研修、システム構築に一体的に取り組んで

      いるが、市町との連携を図るため、推進協

      議会を設置し、県をあげて取り組んでいる。

  ・電子黒板については、どの先生も高い教育

      効果を実感している。昨年度導入はボード型

      だったが、色目の鮮明さ等から、今年はLED

      型とした。

  ・学習者用端末の活用についても広がりつつあり、学習者用デジタル教科書の供給

      に大いに期待をしている。

(委員からの主な意見)

  ・市町に広げるためのむずかしさはあるが、校務支援機能、LMS(学習管理機能)、

      LCMS(学習教材管理)の3つの機能を統合した新しい教育情報システムを構築し、

      市町にも提供するという進め方は素晴らしい、楽しみだ。

  ・LMSは大学レベルでは既にあるが、小・中学校レベルでは、まだない。サーバと

      クラウドの両方で構築中とのことであり、全国への普及も意図して開発する姿勢

      は、たいへんありがたいことである。

  ・ICT利活用教育の効果測定については、学習状況調査や意識調査、評価育成

      システム等から行っていくとのことだが、ICTを使ってよかったといえるところを具

      体的に示してほしい。

 

3 授業参観

  (1)2年2組 数学 正司博文教諭(IWB,タブレット使用)

  (2)2年4組 国語 山﨑利典教諭(IWB,タブレット使用)

                                 [学習者用デジタル教科書使用]

  (3)1年3組 英語 福田哲朗教諭(IWB,タブレット使用)

                                 [学習者用デジタル教科書使用]

 

4 校内視察(アクセスポイント,保管庫等)

  ・保管庫を設置している学習室、アクセスポイントを増設した体育館、ピロティを視察

 

5 意見交換

  (1)実証課題に対する取組状況の説明 

    説明者  佐賀県教育庁教育情報化推進室 係長 下村昌弘

      ・学習者用デジタル教科書についての評価

      ・公開授業報告:武雄青陵中学校 教諭 福田哲朗

    ・これまでの取組概要

  (2)意見交換(凡例 ○:国 ●県 ▲学校)

   ○IWBの整備方針があるのか。

   ●中学校は40人学級であることから、教室の最後列からも見える大きな画面のもの

       を選んだ。また、黒板を有効に使う観点からスライド可能の加工ができるタイプとし

       た。しかし、実際に使用した感想として、日光や色目を気にする授業では、鮮明さ

       に欠けるため、県では、今年度からは70インチのLEDタイプを導入している。

   ○タブレットPCの不具合は、まだ出ているのか。

   ▲やはり、それはある。今日も2台不調になった。授業では、すぐにプリントを配って

       対応したが、その間、子どもたちの学習は明らかに止まる。タブレット端末での学習の様子1

   ○タブレットに手書きしたものが、文字として

       ディスプレイに表示されるのに時間がかか

       っている。完全に字が書けていない感じが

       した。追従性がよくないようだ。同じ時間内

       に学習する量が紙の場合の3分の1から4分

       の1しかないのではないか。これではよくな

       い。西与賀小学校も初めは同じような状態

       だったが、業者が改良してくれたので、相談

       した方がいい。実証の成果に直接関わってくる。

       生徒は、十分操作に慣れている印象を受けた。

  ○先生方の研修はどうなっているのか。

  ▲導入前に、佐賀県独自の実証研究校である県立致遠館中学校に出向き、全体

       研修を行い、それ以降、校内でも適宜行ってきた。

  ○研修は、短時間の意見交換でいい。しかし、言いっぱなしにしないで、きちんと整

       理することが必要だ。個々の成果が他の教師に伝わっていくようにするとよい。

       また学校の研修成果を他の学校に伝わっていくよう、県がサポートすべきだ。

  ○ICTの効果が本当にあったのか、使う場合と使わない場合を比較してデータを検

       討することも必要だ。

  ○全体の授業の中でどれくらいICTを活用しているのか。

  ▲国語の場合、IWBは100%、タブレットPCは週1、2回程度。数学の場合も、IWBは

       100%。タブレットPCは、学習者用デジタル教科書を使用する際を中心に利活用

       している。英語の場合もIWBは100%。タブレットPCはデジタル教科書が使えると

       ころで協働学習支援ソフトを使用している。

  ○インターネットを用いた調べ学習はどれくらいやっているのか。不適切なサイトへ

       はアクセスできないようにしているのか。

  ●主に総合的な学習の時間で使用している。iフィルターをかけて制御しているが、

       指導者からはそれでは縛りがきついので、もっと自由に検索したいという声を

       聞いている。

  ○子どもたちにとっては、情報モラル教育が必要だ。心の問題としてきっちりやっ

       ていく必要がある。また、著作権・肖像権教育も必要だろう。ネットと現実の境

       目が見えにくくなっている世代の子どもたちだ。子どもと大人の常識が異なって

       きている。授業の様子

  ○協働教育の場面が欲しい。みんなで一緒に学ぶ

       といろいろなことを考えるものだ。そういう活動の

       場面では、考える力が必ず上がる。小学校は特

       にみんなで考える場面が多い。FSの出発点はそ

       ういう協働学習を志向する点ににある。

  ○紙でやる場合よりも、タブレットでやる方が断然子

       どもたちは、生き生きしてくる。全く違う。効果的に

       活用してほしい。

  ○子どもの能力の高さに驚いた。日頃のきめ細やかな指導のたまものだ。ノート

       指導も丁寧にされている。こういった指導法はどんどん広めていい。他の学校

       の参考にもなる。

  ○ICTを利活用した授業における一斉指導には、一定の評価ができる。今後は協

       働学習も同様に検証してほしい。

  ○学習者用デジタル教科書のよかったところはどこか。

  ▲国語は、本文に書き込みができるところが使い勝手が良い。その意味で、文章

       単元はいい。数学は図形を動かせるところがいい。考え方を複数映しながら説

       明もできる。英語は、音声があるところがいいが、自分の発生した音声をチェッ

       クできる機能があればもっといい。

  ○保護者の反応はどうか。その声によって、利用者負担への手ごたえのようなもの

       もうかがえるのではないか。

  ▲持ち帰って、家でもデジタル教科書を使いたいという声はある。現在アンケートを

       集約しているところだ。

  ○英語は全てTTでやっているのか。その場合はICTの役割分担があるのか。

  ▲1年では全てTT。2年はクラス単独授業。3年は2クラスを3展開している。TTの場

       合、ICTに特化した役割分担はない。

  ○昨年12月に機器が整備され、ちょうど1年。IWBがすでに使用率100%など理想的

       な展開になっている。指導者用デジタル教科書の他にどんな教材をIWBに写して

       いるのか。

  ▲国語はパワーポイントで作った自作教材、数学は基本的に指導者用デジタル教

       科書、そしてパワーポイント教材。

  ○不具合により、生徒の学習が止まるとの話があったが、生徒が互いに教え合い

       をするという場面はないか。

  ▲そういった場合は、中にはICTにたけている生徒もいるので、その子が中心に教

       えていることもある。指導者もその子から新しい手法を学ぶことがある。また、支

       援員にお願いすることもある。

  ○パワーポイントを遠隔操作する「エアーマウス」のパフォーマンスは素晴らしかっ

       た。学校独自の取組に感心した。

  ○支援員の役割はどうなったか。機器のトラブルもあり、まだ安定していない感じか。

  ●支援員の業務内容については、整備当初の機器操作支援から次第に比重が授

       業支援、授業準備支援に移行してきている。現在は、全ての先生がICT学習者用端末での学習の様子2を使える

       段階に来ているので、より効果的な活用ができる

       ような支援をしていけるようにしたい。

  ○実証校8校間の交流もHP上にアップする等情報を

       発信してほしい。また、情報共有のプラットホーム

       を作っているので利用してほしい。そこでは教材の

       配信や交流ができるようにしている。

  ○県でも、学校からの要望も積極的に取り上げ、国に

       伝えてほしい。

  ▲これは、授業を行っての感想だが、国語の学習者用デジタル教科書の自由帳、

       マップの機能をアップさせてほしい。反応が遅いのでスピードを上げてもらいたい。

  ▲タブレット画面の大きさも問題。分量が増えると画面が下に降りていき、全体が見

       えづらくなる。画面の切り替えが効果的にできる機能が欲しい。

  ▲小学校の外国語活動にはあるようだが、自分の発音が正しいかチェックできる機

       能があれば、さらに活用の幅が広がると思う。

  ●本日の意見交換の内容を踏まえ、今年度の授業のとりまとめに向けてしっかり取り

       組んでいきたい。学習者用端末での学習の様子3


参考

○総務省「フューチャースクール推進研究会」

  総務省が実施する「フューチャースクール推進事業」を踏まえ、学校現場におけるICT環境の構築・運用や授業での具体的なICTの活用方法、クラウド・コンピューティング技術の活用方法などについて検討し、平成22年度に策定した「教育分野におけるICT 利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2011」を改訂し、ガイドライン(手引書)2012(仮称)を策定することを目的として設置されています。

   同研究会では、主に、「フューチャースクール推進事業」の実施方針、進捗状況の確認、実施主体への助言や学校教育の情報化に関する情報通信技術面の課題等について検討されます。

○文部科学省「学びのイノベーション推進協議会ワーキンググループ」

  総務省と連携して、様々な学校種、子どもたちの発達段階、教科等を考慮して、デジタル教科書・教材の提供、一人一台の情報端末、デジタル機器、無線LAN、教員へのサポート体制の在り方等に関する総合的な実証研究等を行う「学びのイノベーション事業」を実施するに当たり、当該事業についての指導・助言、評価等を行うことを目的として、協議会及びワーキンググループが設置されています。

  特に、小中学校ワーキンググループでは、実証校、コンテンツ開発の進捗状況の確認や学力検証、指導事例の収集等について検討されています。

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