生徒からは、学校の教育活動の中で「将来の仕事について考える機会が増えれば見通しを持って進路選択ができる。」というキャリア教育を充実させるための意見が出ました。それに対して委員の方から「学校運営協議会、振興会、同窓会などが生徒たちの要望に応えるために、プラットフォームのようなものを作ることができれば」というアイデアが提案されました。また、そのためには総合的な探究の時間だけでなく、他の教科やロングホームルーム、ボランティア活動などの課外活動も含めて取り組んでいく必要があるといった視点が出るなど、有意義で活発な意見交換が行われました。
生徒会役員の生徒が学校運営協議会へ参加するのは今回が初めての取り組みであったため、事前の打ち合わせが不十分であったことや、時間の関係で意見交換のみの参加であったことなど課題も多かったです。しかし、生徒たちの主体性や主権者としての態度を育成していくためにも、引き続きこのような場を設定し、学校と地域の連携や今後の学校教育の在り方について熟議を重ねていきたいです。
- 探究活動を行うにあたって「誰に伝えるのか」を意識してまとめ、発表する機会を設けます。
- より専門的なフィードバックを受けることで、次の探究活動に継続性をもたせます。
内容
学校運営協議会の委員でありNPO法人WeDの運営をされている原雄一郎氏と、そのWeDの活動に携わっている慶應大学の学生2名、また高校魅力化アドバイザーの門脇享平氏の4名に対して、1年生の2グループが総合的な探究の時間でまとめた地域の課題とその解決策について発表を行いました。
この2グループは、解決策がイベントの開催や施設の活用といった内容になることから、関連性のある原氏に対して発表したいとの理由で発表資料をまとめました。
1つ目のグループは、旧唐津銀行の観光客が少ないといった課題から、アンケート調査の結果をもとに地下1階のカフェやイベントの活用といった解決策を提案しました。2つ目のグループは、海をテーマとした新しい観光地をつくったり、海の家や土曜夜市を復活させたりする解決策を発表しました。
発表後は、原氏や門脇氏、大学生との意見交換や質問応答が活発に行われ、多くのアドバイスやフィードバックを得ることができました。この発表で得た学びを生かしながら、今後の探究をさらに深めていきたいです。
1年生総合的な探究の時間 地域の課題解決・発表会【令和6年2月28日(水曜日)、29日(木曜日) 】
目的
- 探究活動を行うにあたって「誰に伝えるのか」を意識してまとめ、発表する機会を設けます。
- 各グループが考えた課題の解決策をグループ全体で共有することで、新たな視点を得ます。
内容
28日(水曜日)は、「唐津バーガー」をテーマとして探究活動を行ったグループが、 ALTに対して英語でプレゼンテーションを行いました。発音だけでは伝わりにくいところもあるため、英語の原稿を映したPCの画面をALTに見せながら発表を行うなど、工夫しながら発表しました。また、発表後には英語での質疑応答にもチャレンジし、語学力の必要性も痛感したようです。
29日(木曜日)は、学年全体での発表会を行いました。一学期に行ったフィールドワークの5つのグループが各教室に分かれて発表を行い、テーマ毎の課題の解決策を発表することで、お互いに情報を共有しました。それぞれの発表に関しては評価シートを用いて評価し、各自フィードバックを得ることができたようです。