令和5年度SAGAコラボレーション・スクール及びSAGAスマート・ラーニング中間報告会を開催しました。(令和5年11月22日)
地域・企業・大学等との協働による学校の特色ある取組について、学校や地域等に広く発信するとともに、その取組が生徒等に与える教育的な効果のほか、学校や地域の未来を考えることにより、唯一無二の誇り高き学校づくりを促進するために、中間報告会を行いました。
《基調講演》
「高校魅力化における『地域等と協働した学校運営』の現在地」
講師 (一財)地域・教育魅力化プラットフォーム
ディレクター 長谷川 勇紀 氏
島根県隠岐の島海士町における高校魅力化の歴史や現在の取組を紹介していただきました。また、地域・社会に開かれた魅力ある高校づくりのポイントなどを御教授いただき、高校魅力化のイメージを持つことができました。参加者からは、「生徒や学校に関わる大人のあり方が、学びの土壌を高め、生徒の資質・能力が高まる相関関係がみられるという話は、とても納得感が得られました。協力・協働体制を築くだけでなく、協働体制の対象についても吟味しなければならないと感じました。」と感想をいただきました。
《パネルディスカッション》
「あなたの学校の唯一無二の学びとは?」
<パネリスト>
「全国からの生徒募集〜地域みらい留学〜」
有田工業高校 山崎 哲也 校長
「卒業生から学ぶキャリア教育〜旭ヶ岡キャリア塾〜」
鹿島高校 江口 孝之 校長
「地域や学問とのつながりを通じた探究活動~普通科改革~」
唐津西高校 岡本 隆 校長
<ファシリテーター>
(一財)地域・教育魅力化プラットフォーム 門脇 享平 氏
有田工業高校の山崎校長からは、全国から生徒を募集し、今年度入学した6名が活躍している事例等を、また、鹿島高校の江口校長からは、学校運営協議会委員が企画・運営するキャリア教育「旭ケ岡キャリア塾」や現在計画中の空き教室を利用した個別相談「旭ケ岡キャリアLabo」について紹介していただきました。そして、唐津西高校の岡本校長からは、令和6年度から取り組む普通科改革についての説明、学校運営協議会委員による総合的な探究の時間における講演や活動のサポート事例などを話していただきました。
《意見交換会》
- 全国からの生徒募集
- 卒業生から学ぶキャリア教育
- 地域や学問とのつながりを通じた探究活動(地域と協働したカリキュラムづくり)
3つの部会に分かれて、(1)~(3)のテーマについて、パネリストの校長先生方へ質問し、それぞれの学校でできそうなことややってみたいことについて意見交換しました。