令和3年4月臨時会 知事提案事項説明要旨
本日、提案いたしました議案について御説明申し上げます。
新型コロナウイルス感染症の佐賀県の状況については、2月から3月にかけてカラオケ喫茶関連のクラスターが発生したほか、4月に入ってからも連日感染確認が続いています。本県では、一つ一つ丁寧に感染経路を追い、プロジェクトMによる入院・ホテル療養の調整により自宅療養者ゼロを維持できています。感染力が強いと言われる変異株に対しても、迅速に捕捉して囲い込むべく全力を尽くしています。しかしながら、関西圏や首都圏などでは感染拡大が止まらない状況が続いており、引き続き緊張感を持って、感染拡大防止に全力で当たってまいります。
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中、国の制度を活用し、総額31億3,100万円の予算について専決処分を行いました。今議会にその承認を求める議案を提出いたしております。
その主な内容について御説明申し上げます。
まず、観光事業者に対する支援についてです。GoToトラベルの停止の影響により、宿泊業などの観光事業者は厳しい状況が続いています。都市部などでは感染が拡大していますが、一方で、県内の感染状況は一定程度に抑えられており、感染経路を追えている状況にあることから、今月15日から「佐賀支え愛宿泊キャンペーン第3弾」を開始しています。県民の皆様の県内旅行を対象に、最大5千円の宿泊・日帰り旅行の割引などを行います。 次に、ひとり親世帯の皆様への支援についてです。
長引くコロナの影響により、収入が減るなどの影響を受けている皆様の負担を軽減するため、児童扶養手当受給者や、低所得のひとり親世帯を対象に、児童一人当たり5万円を給付いたします。
次に、教育長の任命について御説明申し上げます。
この議案は、教育長の落合裕二氏を、本年5月28日の任期が満了した後も、引き続き、教育長に任命することとし、県議会の同意をお願いするものです。 落合教育長は、令和元年10月の就任以来、豊富な行政経験や地元唐津での文化・スポーツ活動の経験を活かし、学校現場を大切にすることを第一に本県の教育行政を牽引されています。コロナ禍においては、高校でのオンライン教育の導入を積極的に進め、また、本年度からは、学校の強みと魅力を磨く「唯一無二の誇り高き学校づくり」に取り組まれています。引き続き、佐賀県の子供たちが、高い志を持って未来に挑戦できる佐賀県教育の推進を期
待しています。
以上、今回提案いたしました議案について御説明申し上げました。よろしくお願い申し上げます。