議案等の審議結果

平成27年9月定例県議会

委員長報告 

県土整備常任委員長報告
委員長　大場　芳博

　県土整備常任委員長の報告をいたします。

　9月18日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月28日及び29日の両日、委員会を開催し、「多久揚水機場建設工事」、「新幹線西九州ルート嬉野温泉駅高架橋他工事」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。

　まず、採決の結果を申し上げます。

　質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第39号議案及び乙第54号議案から乙56号議案まで3件、以上4件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。

　次に、甲第37号議案中、本委員会関係分を採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。

　続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。

1、「佐賀空港がめざす将来像」で策定した機能強化等については、時期を逃さず早急に対応するよう努められたい。
1、新たな国際路線の誘致を図り、「佐賀空港がめざす将来像」の実現のためのポイントとなる国際線の発展に努められたい。

　などの意見が出されました。

　次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。

◎ 公共工事の平準化に対するこれまでの取組状況と今後の取組み及び建設工事のローカル発注状況と下請契約における県内業者の優先活用推進の取組み
◎ 県内空き家の状況と「空家等対策の推進に関する特別措置法」の目的や具体的内容
◎ 特定空き家の判断のための統一基準作成、空き家対策に特化した常設機関の設置及び「空き家対策マニュアル」作成の必要性
◎空き家の有効活用としての借上公営住宅制度の活用検討
◎空き家等の利活用推進のための支援策及び中古住宅の施策や既存住宅の活用の検討
◎屋外広告物対策の現状と同条の改正後の周知活動や条例に基づく指導状況、景観形成と商業振興のバランスに対する認識、市町への権限移譲の進め方及び事業者に配慮した条例改正の必要性
◎「住宅リフォーム緊急助成事業」の効果と課題、「住宅性能向上に関する県民の意識調査」の目的とその結果及び住宅性能向上のためのリフォーム助成制度の必要性
◎県営住宅の維持修繕の現況と実施方針及び入居者からの修繕要望への対応状況
◎県内河川の整備状況と近年の豪雨に対応した県管理河川の計画基準の見直しの必要性及び計画を超過する洪水への対応方策
◎筑後川下流の河川堤防整備計画とその実施状況及び筑後川右岸下流大詫間三軒屋漁港付近の堤防整備事業の概要と今後の改修に向けた取組み
◎「佐賀空港がめざす将来像」策定の背景と空港施設の機能強化へ向けた検討内容、空港及びビル会社の収支や運営状況並びに利用促進に向けた取組姿勢
◎佐賀空港の国際線利用状況とその評価、今後の利用促進の取組み、杭州路線の概要と利用促進の取組み及び新規国際路線誘致のターゲットや実現に向けた取組み
◎道路公社の現状と経営に対する支援状況及び今後の在り方
◎佐賀唐津道路の整備状況及び厳木多久道路の概要や運営状況、県民の利便性向上のための無料化の検討

などの質疑が行われました。

最後に、6月定例会から引き続き審査中の

1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について

以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。

　以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。