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文教厚生常任委員長報告
委員長 桃崎峰人
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに継続審査中の事件につきまして、12月10日及び13日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第43号議案中本委員会関係分、甲第46号議案中本委員会関係分、乙第62号議案、乙第63号議案、乙第68号議案及び乙第69号議案、以上6件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第70号議案「教育委員会委員の任命について」を採決した結果、全会一致をもって、同意することにいたしました。
次に、請第3号請願「ゆきとどいた教育を求める請願」を採決した結果、賛成者少数により不採択になりました。
次に、請第5号請願「教育費負担の公私間格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育をすすめるための私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善をもとめる請願書」を採決した結果、全会一致により採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見、及び要望の概要を申し上げます。
1、県立地域生活リハビリセンターの運営については、遠隔地の利用者でも等しくサービスを受けられることが必要であることから、施設までの送迎や訪問支援を検討するとともに、将来はこのセンターが軸となり、県内各地域で同様のサービスが利用できるよう民間事業者の育成に努められたい。
1、「勤労身体障害者教養文化体育館」の管理委託については、利用者の期待に応える運営ができる団体に委託する必要があることから、「指定管理者候補選定委員会」での意見を踏まえ、指定管理者候補の団体に対する指導を強化されたい。
1、子宮頸がんの発症を予防するためには、できるだけ早い時期にワクチンを接種することが有効な手段であることから、市町教育委員会と連携のうえ、対象者への早期接種に努められたい。併せて、性教育の中で生徒に啓発することはもとより、PTAをはじめ社会全体で考えるべき問題であるとの認識に立ち、各団体と連携のうえ啓発に努められたい。
1、先進的情報通信機器（ICT）の利活用教育推進事業については、全国に先駆けて教育の情報化に向けた取組みを進めるものであり、対象校の実証研究を推進されたい。また、機器の整備にあたっては、誤解を招かれないよう公平性、透明性をもって整備されたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎幼稚園と保育所を一体的に運営する「認定こども園」の現状と今後の見通し、及び「幼保一体化」の動きに対する県の認識
◎地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出の状況と、排出を抑制するための県の取組み
◎電気自動車の普及に欠かせない充電インフラの整備状況と、電気自動車の普及に向けた今後の取組み
◎不育症に関する相談機関や検査機関の状況、及び不育症についての知識の普及啓発に向けた取組み
◎介護保険制度の見直しにおける「地域包括ケアシステム」の概要と構築に向けての課題、及び特別養護老人ホームの整備の必要性
◎介護サービス事業所に対する指導の実施方針、及び質の高いサービスを提供する事業所に対する適切な評価のあり方
◎いじめをはじめ、学校で発生する様々な問題を隠さず議論し、再発防止に努めるための、学校及び教育委員会の対応のあり方
◎高等学校や義務教育における学力向上対策の現状と、今後の取組み
◎県立高校入試における二次募集が、私立高校に与える影響と今後の課題
◎就職を希望する県立高校生に対する支援策と、県立高校と産業界との連携の重要性
◎平成24年度から中学校の体育授業で武道が必修化されることになった背景と、指導する保健体育教員の資質向上に向けた取組み
などの、質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。 |