議案等の審議結果
平成29年9月定例県議会
委員長報告
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長報告
委員長 竹内 和教
佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線に関する諸問題の調査に関する件につきまして、10月2日に委員会を開催し質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、自衛隊による佐賀空港の使用、佐賀空港の利活用関係としては、
◎沖縄での米海兵所属オスプレイの事故調査報告書や提出の遅れに対する認識及び防衛省による公開説明会開催の必要性
◎大分空港での緊急着陸に関する国からの説明やオーストラリア東海岸沖での事故等に関する調査報告書提供の必要性
◎最近の事故結果をうけた県の論点整理素案における見直しの必要性
◎柳川市がとりまとめた自衛隊配備計画に関する論点整理への認識
◎オスプレイ騒音のコハダ漁への影響調査結果公表時期とその検証の必要性
◎漁業者との意見交換会で出された多くの意見への対応や国との協議状況及び今後の見通し
◎オスプレイの安全性に対する認識とその確認方法及び確認のための検証委員会等の必要性
◎佐賀空港への陸上自衛隊配備に関する県議会決議後の取組状況
◎自衛隊機配備後の民間空港としての佐賀空港の使用・発展への影響
◎オスプレイ配備計画に係る今後のスケジュール
次に、九州新幹線関係としては、
◎フリーゲージトレインの現況や西九州ルート導入に対する認識と、与党検討委員会結果の六者合意への影響
◎「フル規格化」に対する認識とフル規格化要望への対応
◎「フル規格」、「ミニ新幹線」、「フリーゲージトレイン」によるそれぞれの整備方法の長所・短所と課題
◎新幹線整備の財源スキームと、地方負担見直しの可能性
◎フル規格化する場合の想定ルートや並行在来線の取扱い問題
◎フル規格化による県民生活への影響
などについての質疑が行われました。
最後に、自衛隊等による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用、九州新幹線に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・新幹線問題等特別委員長の報告を終わります。